5月6日、バディットマガジン主催で
HEAVEN’S ROCK さいたま新都心VJ-3
にて開催された
『バディットマガジンフェス Vol.001』。
そのステージに登場したのが
ロックバンド One time pass。
耳を離さないメロディと、
心に響くボーカルが印象的な彼らは、
観客の心を一瞬で惹きつけました。
今回は、そんなOne time passから
Koyama、Yuzo の両名に行った
スペシャルインタビューをお届けします!
One time pass
東京発のインディーズロックバンド
通称 “ワンパス”
関東のライブハウスを中心に活動中。
システム等で1度だけ使われる
“One time password” のように、
その一瞬であなたの心の扉を
開く音楽を届けたい、
そんな思いからバンド名を
「One time pass」と命名。
X:@Onetimepass1
instagram:onetimepass_jp
TikTok:onetimepass_jp
YouTube:https://www.youtube.com/@onetimepassofficial0511
インタビュー
ではまずバンドのご紹介をお願いいたします!
Koyama:
バンド名はOne time passです。
システムで一度だけ使われるワンタイムパスワードが由来で、 聴いてくれた人の心の扉を一瞬で開けるような、そんな音楽を届けたいという思いから名付けました。
結成はいつ頃なのですか?
Koyama:
Yuzoさんが加入してから1年半くらいですね。
Yuzo:
そんな経ったんだ。
Koyama:
もともと1人で弾き語りをやっていて、バンドをやりたいなと思ってバンドを組んだけど全然うまくいかなくて。
結果的に解散して、その後はサポートメンバーをつけながら活動してたんですけど、やっぱりチームとして活動したいという思いがあって、再度正規メンバーを募集して、入ったり抜けたりを繰り返して、今この2人で頑張っています。
メンバーの募集はどのように?
OURSOUNDSで募集したり、Yuzoさんは知り合いが多いのでそこから紹介してもらったりしています。
バンド結成の経緯は?
Yuzo:
実はOne time passがいつできたか知らないんですよね。
Koyama:
One time passという名前で活動してる歴で言うと、 7年くらいです。
結構長いですね。
Koyama:
でも途中で一人の状態になったり、バンド組んだりでちょっとグチャグチャですけど 。
“ひとりOne time pass”(笑)。
一人の時でもOne time passとバンド名を名乗ることもありましたか?
Koyama:
はい。いつかまたこのバンド名で活動したいという思いがあったので、One time passの名前を残しながら活動していました。
違うバンド名の時もありましたか?
Koyama:
いや、One time passだけです。
何回もメンバーが変わったような状況だったのですか?
Koyama:
そうですね。一緒にやっていきたいと思っても、メンバーのいろんな事情や考え方の違いで歯車が嚙み合わない時がありました。
ただ、今後、正規のメンバーが決まれば、そのメンバーでちゃんと成功していきたいという思いが強いです。
しっかりと正規メンバーでやっていきたいと。
Koyama:
そうしたいですね。
Yuzo:
話を聞いていると、7年いろんなメンバーとやっているのは、バンド名のOne time passみたい。
その人じゃないと出せない音楽をうまくやっているってことだよね。
Koyama:
確かに(笑)。これまでの音楽活動を通じて自分の音楽が磨かれ、そこに今動き出しているメンバーのサウンドが重なって、より良い音楽を届けていきたいです。
5月6日に『バディットマガジンフェス Vol.001』でライブを観させていただいて、サポートの方がもう正式メンバー感があって、すごくよかったです。
Koyama:
ベースのヤナジュンさんはYuzoさんから紹介していただいて。
Yuzo:
その繋がりがあって『バディットマガジンフェス Vol.001』出演のお話をいただいたんですよね。 ベースのヤナジュンさんとLindy-showcaseのMasamitsuさんと、自分が知り合いのサポートをした時にご一緒させていただいて、出てみませんか?と。
Lindy-showcaseではなく、Masamitsuさんと繋がりがあったのですね。
Yuzo:
そうです。 3月にバディットさんの六本木BAUHAUSでのライブ(reversta music Label V.A Release Event『bhodhit Loudheart』)を観させていただいて、イベントの雰囲気は知っていたので、お話をいただいた時は“是非とも”という感じで出演させていただきました。
前後してしまいますが、お一人ずつ自己紹介をお願いいたします。
Yuzo:
ドラムのYuzoです。
音楽を始めたきっかけは、 昔に鼓笛隊をやっていまして、そこでパーカッションをやるようになりました。
学生になり、時代がちょうどバンドブームで、ギターとかボーカルとかは先に決まるけどドラムがいないぞって時に、“パーカッションってことはドラム叩けるよね?お前やれ”みたいな流れになりまして。
そこからいろいろなバンドを経験して今日に至ります。
鼓笛隊はおいつ頃に?
Yuzo:
小学校4年生ぐらいから始めて、中学生で終わって高校は吹奏楽から軽音に入り、楽しい高校生活を送っていました。
Koyama:
ギターボーカルのKoyamaです。
いとこが音大でピアノとかを本格的にやっていて、その影響で小さい時に無理矢理ピアノを習わされていて、正直音楽が嫌いでした。
本当に練習に行きたくなくて、30分前にピアノを開いて、ちょこっとやってるみたいな感じで、毎回先生に怒られてて、あんまり音楽自体好きじゃなかったんですけど、大学生の時に アコースティックギターが欲しいなって突然思い、バイトをして買いました。
それでアコギを弾いてたら歌いたくなってきて。
突発的な衝動ではあったんですけど、弾き語りしたら思いのほか友達がいいじゃんって言ってくれて。
今まで音楽を通じて自分を表現するという感覚がなかったので、そこからハマっていろんな曲をコピーしました。
オリジナルを本格的に作り始めたのは27、 8歳ぐらいで結構遅いスタートなんです。
で、作っていくうちに、これはちゃんといろんな人に届けたいなっていう思いが強くなり、少しずつ東京で音楽を始めていきました。
軽音部には入っていたのですか?
Koyama:
一応、大学の時に3年間ぐらい入ってたんですけど、あんまり楽しくなかった(笑)。
歌も下手だったのと、先輩が上手すぎたというか、これはちょっとレベルが違うなということで、あんまり楽しめてませんでした。
自分の実力の無さを感じてたのかなと思います。
最初に買ったアコギはどちらのものでしたか?
Koyama:
ヤマハです。3万円くらいのFGシリーズでした。
そのギターはまだ持っていますか?
Koyama:
もう壊れてしまったんですがまだ持っています。
10年くらい前のライブのときに、ギタースタンドに置いてたんですけど、ギタースタンドの下の支える部分が急に外れてギターが倒れてしまいネックが折れました。
スタンドの支えの部分が取れてネックが折れたので、ライブハウスに言いたかったんですけど、ちょっとかわいそうかなと思って我慢しました。
その折れたアコギは香川の実家に置いてあります。一番最初に買ったギターだし捨てるのはかわいそうなので。
Yuzo:
“おりゃ〜!”ってやったんだな(笑)。
Koyama:
やってない(笑)。
意外です(笑)。ネックは折れたままですか?
Koyama:
折れたままです。
直すと5〜6万かかるって言われて、だったらもう新しいの買った方がいいなと思って。
ネックは折れて直した方が強くなる説があるらしいですよ。
Koyama:
そんなんあるんですか(笑)。
サイヤ人みたいな(笑)。
普段はどのような活動をされていますか?
Koyama:
今は、都内のライブハウス中心で活動していて、6月から森のビアガーデンとか外で。
あと、Yuzoさんが隅田公園で路上イベントを、ちゃんと許可取ってやってくれてて。
Yuzo:
音楽を20年以上やっていて、今のライブハウスってなかなか難しい状況だなと自分では思っています。
なんでかというと、今はライブハウスに普通に来るお客様が少ない。
いろんなソーシャルメディアが色々あるので、楽しいことって自分で手に入れられるんですよ。
ライブハウスに出ないで配信とか、SNSを頑張ってるバンドさんって素晴らしいと思うんですけど、結局そこに繋がるのはやっぱり情というか、人と人との繋がりじゃないとって自分の考えがあって。
今後One time passとして大きくなっていきたい、その場で出会った人との繋がりはやっぱり大切にしていきたいなと思ってて、それで考えたのは、Koyamaの歌がすごくいいので、その歌をどうやって伝えられるかを考え、野外に出ようと。
今は野外でやるのにも許可を取ったりとか色々世の中うるさいので、だったら取っちゃう。もういい大人なので。
墨田区に許可出してやらさせてもらったりとか、出演者を募集してるところを色々探して、今度森のビアガーデンの野外でライブができるんですけど、それこそ何千分の1、何万分の1でもいいから、1人でも歌を聴いていいなと思ってくれる人を探していきたいなっていうのが、自分の思いです。
ドラムセットも出してライブできるのですか?
Yuzo:
場所によってですね。今回の森のビアガーデンに関しては、カホンでパーカッションでやらさせていただこうかなと。
元々鼓笛隊をやってたので、パーカッションに対して苦はないんですが、逆に今のバンドのドラムのサウンドとパーカッションのサウンドって全く別なものなので、そこをどういう風にアレンジしたり、どういう風なものにしていきたいかは、メンバーと話して、それがまた今後の新しいOne time passに繋がっていけばいいかなと思っています。
森のビアガーデンはステージがいっぱいあったりするのですか?
Yuzo:
いや、1個だけです。ラムシャンクって自分が別でやってるバンドのボーカルが、募集してるよって教えてくれて、じゃあ応募してみようかって。
そうしたら4日間全部取ってくれて。
Koyama:
取れるのは1〜2日かなと思ったら、全部お願いしますって返事がきました(笑)。
Yuzo:
歌とか資料が良かったのかなとは思ってるんですけど、そういうところから繋がって何か大きいものができたらいいかなと考えてるので、野外とかいろんな方が聴いてくれる場所を探してライブができればなと思ってます。
もちろんライブハウスの活動もやっていきたいんですけどね。
最近は持ち運べる電源もあっていいですよね。
Yuzo:
ありますね。CRATEの充電式アンプも持ってますし、墨田公園には電源があるんです。
なので、そこから電源を引っ張ってきて、もともと自分がドラムテックの仕事をしていたので、機材関係はかなり持ってまして。
なので、普通にドラムセットやアンプとかも全部持って行けるんですが、やはり公園っていうのもあって、苦情が来たら1発でアウトなので、今回は電子ドラムで音の規制を考えてやります。
5/6は『バディットマガジンフェス Vol.001』へご出演ありがとうございました。
出演しての感想やエピソードなどはありますか?
Koyama:
初めてHEAVEN’S ROCK さいたま新都心に出させていただいたんですが、あんな素敵なイベント、あんなかっこいいステージで演奏させていただけて、感謝しています。
オリジナルバンドもコピーバンドもいたんですが、そういうの関係なく、それぞれのバンドさんが熱かったし、でもあったかい感じでみんなが一緒に盛り上がってて。
初めて参加したけど、初めてじゃない感覚をすごく覚えてるので、また機会があればぜひ出たいなと思います。
Yuzo:
自分は本番が終わった後、次の現場が入っていて、最後までいられなかったので、それがほんとに悔しいんですよ。
イベントっていろんな正解というか、集客が良かった、出演者が良かった、いろんな“良かった”があると思うんですが、イベントの終わりに打ち上げがあって、お客様と一緒に懇談できる場所って、最近のイベントではなかなか無いと思うんですよ。
先ほどお話した、人と人との繋がりを大切にしているイベントなのかな?と思ったので、もし次出演させていただけるなら、最後まで参加して、多くの人と繋がりを作っていければと思っています。
過去にバディットでやったイベントでは、ライブから始まるんじゃなくて、テーブルに食べ物がドンと出てて、飲み会から始まる、というものも…(笑)。
Koyama:
えええ(笑)。
Yuzo:
それはどうなんですか(笑)?
結構いいんですよ(笑)。
仲を深めてからライブが始まるので、盛り上がります(笑)。
Yuzo:
『バディットマガジンフェス Vol.001』でもテーブルにお菓子とかを置いていただいてたじゃないですか。なかなかライブでは無い演出というか。
特に出演者じゃなくてお客様のところにケータリングがあるってなかなかないなと思って、そういう面白いこともやられてるんだなって思いましたね。
一緒にみんなで楽しもうよっていう雰囲気があって、すごくいいなと思いました。
Yuzoさんと考え方が似ているかもしれませんね。
来てくれた方にどう楽しんでもらえるかとか、いろんな人と出会える場にしたいんです。
やっぱライブハウスって来づらいじゃないですか。まず来やすくするにはどうしたらいいかなと考えたりして。
ライブというよりも飲み会の延長みたいな感じにしてみたり。
そこに来て楽しんでもらって、一緒に音楽が楽しめるような、そういう感じのイベントは多いですね。
六本木BAUHAUSの時みたいに、ちゃんとライブとしてやる時もありますが。
Yuzo:
あと、コピーもオリジナルもあって、なおかつ年配の方もいれば若い方もいらっしゃる。
年代の幅広さもお祭り感というか、すごくいいなと思いました。
ありがとうございます。使用している機材についてもお聞きできれば。
Koyama:
ギターはフェンダージャパンのテレキャスターです。
多分FSRのシリーズで、島村楽器がオーダーしたものだと思います。
なのであまり見ない色やデザインで、一目惚れしちゃってずっと使ってます。
その前はフェンダーメキシコのストラトを使ってたんですけど、テレキャスの形とかにハマって。
深緑色で、ゴールドパーツのが欲しいなって思ってたら、たまたまあったんで、これじゃん!って、買いました(笑)。
まずその色が欲しいというところから…?
Koyama:
緑が好きなんですよ。
ビビッド系よりはもうちょっと深緑とか、落ち着いたトーンの色が欲しかったので、ほんとにドンピシャで。
なかなかない色ですよね。
Koyama:
なかなかないです。
理想通りでした。
運命を感じるやつです。
Yuzo:
先ほどもお話させていただいた通り、ドラムテックをやっていたので、スネアは今30台ぐらいかな?シンバルもいろいろなところから集めていて、200枚くらいあるんです。
その中から、メタル系、J-POP系、ジャズ系に合うものとか、いろいろなスネアがあるので、ちょっと浮気性なところもあるんですけれども(笑)。
日本ってすごいなと思っていることがあって、海外で演奏した時に…海外って機材が無いんですよ、ライブハウスにも。全部自分たちで機材を持って行って演奏するんです。
あと、練習スタジオがまず無くて。スタジオがないので、アパートをマンスリーとかで借りて、みんなで機材を持って行って、そこで演奏して、機材を全部持って行ってライブするっていうのが普通なんです。アメリカではそうなんですよね。
なので、基本的には自分の持っていく機材もあるんですけど、日本はライブハウスに全部機材があるのが当たり前。
それこそドラムなんかは全部セットもあるし、これはとてもありがたいことで、すごくいいなって思ってて。
なので、そのライブハウスにある機材で、そこでしか出ない音、それこそワンタイムパスじゃないですけど、その空間での楽しみを本当はやりたいんですけど、まだ自分にちょっと満足していないので、自分で機材を持って行ってます。
この前のライブでは、スネアはラディックの60年モデルでウッドのものなんですけども、試しに1回使ってみたいなと持って行きました。
あと最近いいなと思ってるのは、ヤマハのYD9000っていう名機があるんですけど、その80年くらいのものを新しく使ってみたりとか、あとはDWの80年代とか、One time passにはヴィンテージサウンドが合うのかなと思って、最近はそういう機材を使っています。
割とヴィンテージ機材が多いのですか?
Yuzo:
結構多いですね。最近の機材の方がはっきり言って性能はいいです。
チューニングがずれなかったり、ほんとに素直で、叩いたときの瞬発力というか。
それはすごくいいんですが、これは自分の勝手な偏見なんですけど、つまらないんですよね。
“この音がもう出るのが当たり前でしょ”、“別にそれ以上は必要ないよね”っていうところが自分は嫌いで。
なんか天邪鬼というか、天候によっても音が変わるし、叩いてるとすぐチューニングがボコボコになってしまう。
その方が、“なんかこいつバカだけどこいつにしか出せない音なんだよね”っていうのが自分では好きで。
昔の機材ってしっかりとした作りなので音は良いんですけど、じゃあどうやってメンテナンスしてあげるか、どうやってその機材と向き合っていけるかっていうのが、今の機材よりも昔の方が思い入れというか、考えなきゃいけないのかなと思って使ってます。
一番古い機材はいつ頃のものをお持ちですか?
Yuzo:
1番古いものですと、1920年代で100年近く前のラディックを1台持ってます。
それは使いたいんですけど、スナッピーがジャズ向きなので叩くとすぐ落ちてしまう。
なのでガムテープで貼って使ったりはするんですが、なかなかライブで30分、40分、1時間のステージだと難しいので、レコーディング等での使用になることが多いですね。
Koyamaさんのエフェクターについて、後ろでパッドシンセっぽい音が出るリバーブを使っていたのが印象的でした。
Koyama:
基本はコード弾きがメインなので、クランチくらいで歪みが強いものはあまり使ってなくて。
「約束」っていう曲で、シングルコイルのアルペジオから始めるところがあるんですけど、ふわっとした優しい世界観にしたいなっていうのがあって。
strymonのBigSkyに入っているShimmer Reverbの音がすごく好きで、めちゃくちゃ綺麗な音がするんです。
色々比較して試した中でも、やっぱりBigSkyが好きだったので、ちょっと高かったけど無理して買って、家でもずっと試しながら、“うん、これだ”という感じでBigSkyを使ってます。
使う場面はそんなに多くないんですけど、あるかないかで全然伝わり方が変わってきます。
今は4ピースなので、キーボードが入るとまた楽曲の雰囲気も変わるんですけど、4人でできる音を作りたいので、リードギターに難しいことはお任せして(笑)、僕は音とかコード感とかを表現できるようにしたいです。
あれはすごい発見で、あんなことができるんだと。
Koyama:
Shimmer Reverbに2つのパラメーターがあるので、1オクターブ上と下とか自分の好きな調節がしやすくて便利ですね。
歪みは何をお使いですか?
Koyama:
ブルースドライバーのWAZA CRAFT(BOSS / BD-2W)ですね。
ただ、テレキャスの良さは残しておきたいのであまり太くしすぎず、ブルースドライバーで軽く歪ませたりしています。
普通のブルースドライバーは持ってるんですが、WAZA CRAFTは使ったことがなくて、どんな違いがありますか?
Koyama:
普通のブルースドライバーだといわゆるドンシャリ系なんですよね。
WAZA CRAFTだと、ドンシャリ系のスタンダードモードもあるんですけど、もう少しミドルが出るモードもあって、踏む時はミドルが出る方を使ってます。
ボスのいいところはどこに行っても必ず置いてあるところですよね。
あと僕、ライブが終わったらエフェクターを全部柔らかいケースに入れてます。
1個1個ですか?
Koyama:
そうです。
以前同じようにプチプチにしまってました。
すっごいめんどくさいんですよね(笑)。
でも傷つかない(笑)。
Koyama:
めんどくさい(笑)。
けど、長く大事にしたいっていうのがあって。
これまでどんな音楽を聴いてこられましたか?
Yuzo:
1番最初に初めてかっこいいなと思った曲は、鼓笛隊をやってた時、ジョン・ウィリアムズという映画音楽の巨匠って言われる人がいまして。みんなが知ってるので言うと、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『E.T.』、『ハリー・ポッター』、『スターウォーズ』、あとは『スーパーマン』とか、映画音楽といえば、もうほとんどジョン・ウィリアムズが作っているんじゃないかっていうぐらいのすごい作曲家がいて。
そのジョン・ウィリアムズがバルセロナオリンピックのファンファーレを作って、そのドラムがかっこよくて衝撃を受けて、自分もドラムやってみたいって思ったのが1番最初ですね。
そこから、先ほどの話とかぶりますが、軽音部で先輩から色々…その時の時代って、Hi-STANDARDさん、Green Dayさんとかのパンク系のバンド、L’Arc〜en〜CielさんやGLAYさんとかのビジュアル系、あとはスピッツさん、Mr.Childrenさんとか、そういう方々がそれぞれ好きな先輩がいたので、色々叩かせてもらったり聴いたりして、全然知らない世界だったので、間口が広くなりましたね。
それまではそういった曲はあまり聴いてこなかったのですか?
Yuzo:
聴いてなかったですね。子供だったのでアニソンとかが多かったです。
自分が好きだったのが、幽☆遊☆白書、スラムダンク、ドラゴンボールとかのジャンプアニメ、セーラームーン、南国少年パプワくんとか、ああいう系の曲とかは大好きでした。
元々アニソンが好きだったので、バンド系の音楽はドラムを始めるまではあまりよくわかってなかったですね。
Koyama:
僕は先ほどお話したように、元々あんまり音楽が好きじゃなかったんですけど、よく母の車の中で松田聖子さん、竹内まりやさん、小田和正さん、尾崎豊さん、サザンオールスターズさんとかをカセットテープで聴いていました。
比較的シンガーソングライターの歌ものの曲を聴くことが多くて、根っこはそこにあるのかなって思います。
大学で軽音サークルに入った時に、ロックとかも色々聴くようになって、特にボン・ジョヴィのアルバム『Cross Road』の、1996年にロンドンでやったライブDVDを見た時に衝撃を受けて。“なんじゃこのかっこいいバンドは”と。
ジョンもめちゃくちゃかっこいいし、めちゃくちゃ好きな声だし、こんなアーティストが世の中にいるんだ、と。それこそ稲妻が走る感じでした。
日本のポップスを聴きながらも、そういうハードロックもすごく好きです。
メロディーがしっかりしてて、メッセージもある、そういう楽曲をずっと聴いてました。
今後の展開や、目指すところは?
Koyama:
去年ギターとベースが抜けてしまって、5月から新しいメンバーでスタートして、まずはレコーディングをして、新しい曲をリリースして、たくさんの人に聴いてもらいたいです。
中期的にはイベントを企画したり、ツアーをやったり、あとはワンマンにもチャレンジしていきたいです。
この直近1年、2年の目標からその先もあるんですが、着実にバンドの力をつけていくのがまずやるべきことかなと思います。
ただ、その先もしっかり見据えてやっていかないと、今どこに向かってるんだっけ?となってしまうので、ワンマンとかそういったところも目指してやっていきたいなと思っています。
最後になりますが、記事を読んでくれた方にメッセージをお願いいたします。
Koyama:
まずはここまで読んでいただいてありがとうございます。
One time passというバンドを初めて聞いたよ、という方ばかりだと思います。
自分の多角的な感情に素直に向き合い、それを曲に落とし込み、納得いく作品にして、それを丁寧に、かつ熱量高くあなたに届けて、1人1人の心の扉を空ける、そんなバンドになりたいと思っています。
そのためには僕ら自身がまず頑張らないといけない。応援されるようなバンドにならないといけない。
これから先、この記事を読んでくれたあなたに出会うことができたら、そして音楽を届けることができたら幸いです。
どこかでお会いできる日を楽しみにしています。
心の扉を開けにいきます。
Yuzoが参加するバンド、ラムシャンクでワンマンライブ開催!
2021年5月5日結成。
メンバーはキーボード&ボーカルの響アスカ、ベースのヤンタカ、ドラムのゆうぞう。
首都圏中心に活動中のギターレス3ピースバンド。
楽曲はポップでキャッチーなメロディと心に寄り添う歌詞が特徴。
毎年の楽曲リリース、企画ライブの開催、テーマソング提供など幅広く活動中。
2024年10月には『大丈夫!』『熱狂』『きらきら青春』の3曲が収録された『革命の夜明け』をリリース。
2025年10月18日のワンマンライブでの100人集客を大きな目標に4月、7月と企画ライブを控える。
ラムシャンクワンマン -100人チャレンジ-
場所:新宿 Live Freak
時間:OPEN 18:00 / START 19:00
チケット:ADV¥3000 / DOOR ¥3500(+1D)
チケットはこちら
