ヤマハより、シンセサイザーの新製品として、最上位機種「MONTAGE Mシリーズ」のDNAを受け継いだシンセサイザー『MODX Mシリーズ』(『MODX M6』『MODX M7』『MODX M8』の3機種)が発表された。
10月24日(金)より販売開始される。
『バディットマガジン』では10月15日に
Yamaha Sound Crossing Shibuyaにて
行われた新製品発表会に参加、
『MODX Mシリーズ』の情報をいち早くお届けします!
『MODX Mシリーズ』
“昨年は1974年の「SY-1」の発売から50周年の記念イヤー。次の100年に向かって、新たな50年の1歩を新商品で踏み出したい”
と発表された『MODX Mシリーズ』。
2023年10月には最上位モデル「MONTAGE Mシリーズ」をリリース。これらの製品は世界中のミュージシャンから支持を受け、幅広い音楽ジャンルで活用されています。
今回リリースされる『MODX Mシリーズ』は、最上位モデル「MONTAGE Mシリーズ」が持つ豊かな音楽表現力と使いやすさを引き継ぎながら、機動的に活動するキーボード奏者の要望に応えるべく、軽量でコンパクトな設計を実現したシンセサイザーです。

製品の核心技術
音源技術「Motion Control Synthesis Engine(モーション・コントロール・シンセシス・エンジン)」の中核である「ハイブリッド音源」には、「MONTAGE M」と同一のサウンドエンジンを実装。
アコースティック楽器の質感を持つ「AWM2」、シンセサイザー特有の表現力を備えた「FM-X」、そしてアナログシンセサイザーの細かな動作をデジタルで忠実に再現する「AN-X」の3種類を搭載することで、音の表現可能性を大幅に拡張しました。
また、演奏の幅を飛躍的に拡大するモーションコントロール機能により、複数の設定値をひとつのノブ(Super Knob)で統合的に操作できるほか、新規追加されたメイン画面下の「ディスプレイノブ」や8本のフェーダーによる直感的な操作で演奏中の表現をサポート、プレイヤーの創作意欲を刺激するインターフェース設計に刷新されました。
さらに、キーボード奏者の使用環境や演奏スタイルに対応し、鍵盤種類・鍵盤数が異なる3モデルを展開。
各モデルには専用ソフトケースも用意し、アクティブなキーボード奏者の活動を全面的にバックアップします。
製品ラインアップ
製品名 | 型番 | 希望小売価格 | 発売日 |
---|---|---|---|
ヤマハ ミュージックシンセサイザー | MODX M6 | 170,500円(税抜155,000円) | 10月24日(金) |
ヤマハ ミュージックシンセサイザー | MODX M7 | 198,000円(税抜180,000円) | 10月24日(金) |
ヤマハ ミュージックシンセサイザー | MODX M8 | 247,500円(税抜225,000円) | 10月24日(金) |
主要な特徴
バーチャルアナログ音源を新たに実装。独自のサウンド構築とダイナミックな演奏表現を実現
『MODX Mシリーズ』の最大の魅力である「Motion Control Synthesis Engine」は、最上位モデル「MONTAGE Mシリーズ」と同様に、「ハイブリッド音源」と多様なコントロールソースで複雑な音の連続的変化を実現する「Motion Control(モーションコントロール)」を統合したトータル音源システムです。
音源システムの中核となる「ハイブリッド音源」には、「MONTAGE Mシリーズ」と同一のサウンドエンジンである、アコースティック楽器からシンセサウンドまで原音の高精度な再現と自然で豊かな表現を得意とする「AWM2」音源(最大128音ポリフォニック)と、なめらかでダイナミックな音変化を得意とする「FM-X」音源(最大128音ポリフォニック)を実装。
さらに、アナログシンセサイザーの微細な動作までをデジタルで完全に再現したバーチャルアナログ音源「AN-X」(最大12音ポリフォニック)を新たに実装したことで、従来製品を超える独自性のある音作りとダイナミックな演奏が可能となりました。
3.軽量コンパクトな本体による優れた携帯性
本体の重量は61鍵モデルが6.6kg、88鍵モデルでも13.6kgと、同等クラスのシンセサイザーとしてはかなり軽量に設計されています。
『MODX M6』は61鍵、『MODX M7』は76鍵のセミウェイテッドFSB鍵盤、『MODX M8』は88鍵のGHS鍵盤を採用し、軽量設計でありながら本格的な演奏感を実現。
さらに別売りで、『MODX M8』用に「SC-MODX M8」、『MODX M6』『MODX M7』用には背負えるバックパックタイプのストラップ付きソフトケース「SC-MODX M6」「SC-MODX M7」がそれぞれ用意されている。
『MODX M』の音源部すべてを再現したソフトシンセサイザーを提供(2026年初頭に提供開始)
『MODX Mシリーズ』には、ライブと音楽制作両面での活用・連携を強化するクローン・ソフトシンセサイザー「EXPANDED SOFTSYNTH PLUGIN for MONTAGE M/MODX M」のダウンロードコードが同梱される。
ダウンロード開始時期は、2026年初頭を予定。
『MODX Mシリーズ』をフィジカルコントローラーとしてDAW上で動作するさせることはもちろん、『MODX Mシリーズ』を接続しない状態でDAW上でスタンドアロンで動作させることもできる。
また、『MODX Mシリーズ』本体で保存される音色データ、「EXPANDED SOFTSYNTH PLUGIN for MONTAGE M/MODX M」上でエディット保存されたデータは互いに互換性があり、それぞれ違う環境で作ったものをロード、セーブすることが可能となっている。
この「EXPANDED SOFTSYNTH PLUGIN for MONTAGE M/MODX M」を使用すると、ライブでは本体を使用して、自宅では本体をフィジカルコントローラー/オーディオインターフェイスとしてDAWに組み込んで使用する、などができる。
製品仕様
製品仕様の詳細はこちら。

『MODX Mシリーズ』先行展示
10月17日(金)より全国のヤマハ特約店にて、発売前に『MODX Mシリーズ』を試奏いただける先行展示を実施。
実施店詳細は、製品サイト内の展示店紹介ページをご参照ください。
『MODX Mシリーズ』発売キャンペーン
『MODX Mシリーズ』をご購入いただいた方に、音色ライブラリ「ヤマハ レジェンダリーシンセ&キーボード”サウンドライブラリー」(氏家克典氏による音色解説テキストファイル付)を提供するキャンペーンを実施。詳細はこちら。

学生限定!キーボードケースプレゼント
現在実施中の「学生限定!キーボードケースプレゼント」キャンペーンの対象に『MODX Mシリーズ』を追加。
『MODX Mシリーズ』を購入された学生(2025年4月~2026年3月に在学中)の方に、専用ソフトケース「SC-MODX M」をプレゼント。
詳細はこちら。