ヤマハ株式会社は、ヤマハドラムの企画展示「Yamaha FUTURE BEAT!」 を、7月18日(金)~8月24日(日)の期間限定で、ブランド発信拠点 Yamaha Sound Crossing Shibuya(ヤマハサウンドクロッシング渋谷) にて開催中です。
今回『バディットマガジン』では、その展示の魅力を探るべく現地を取材。
実際に体験してきた様子をレポートいたします!
企画展示「Yamaha FUTURE BEAT!」概要
今回の展示は、ヤマハドラムの製品づくりにおける挑戦と技術とともに“多くのミュージシャンの感性を刺激し表現を支える製品を届けたい”という思いをお伝えするために行うもの。
声をトリガーにバスドラムを操るシステム「VXD」をはじめ、現行品のすべてのシリーズの電子ドラムセットやエレクトロニックアコースティックドラムモジュール、フィンガードラムパッドなどを揃え、いずれも体験いただける。
「VXD」の一般公開は今回が初めてとなる。
なお期間中、館内ではアーティストのライブ・イベントや限定カフェメニューの提供もされる。
日時 | 2025年7月18日(金)~8月24日(日)12:00~20:00 火曜定休(祝日を除く)、8月11日(月)~15日(金)は夏季休業 ※1「VXD EXPERIENCE」は、7月18日(金)~8月17日(日) |
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会場 | Yamaha Sound Crossing Shibuya(ヤマハサウンドクロッシング渋谷) 東京都渋谷区桜丘町3番4号 渋谷サクラステージ SAKURAサイド 3階 |
料金 | 無料 |
予約 | 不要(混雑状況により、整理券配布を行う場合があります。) |
※ライブ・イベントや楽器のメンテナンスなどにより、一時的に体験できない場合があります。
イベントウェブサイト

VXD EXPERIENCE
※「VXD EXPERIENCE」は現在、展示終了となっております
「VXD」は、ヤマハ株式会社と慶應義塾⼤学との共同研究プロジェクトで構築した“声でバスドラムを操る”システム。
ヤマハ株式会社独自技術の「Real Sound Viewing(※)」を応用し、マイクとセンサーが演奏者の「ドン」の発声を検知すると、それがトリガーとなり、バスドラムの中の加振器が振動して音が出る。
同システムの開発は、ロックバンド「RADWIMPS」のドラマーである山口智史さんの提案によりスタート。
山口さんは2009年、演奏時に無意識に筋肉がこわばってコントロールが利かなくなるミュージシャンズ・ジストニアを両足に発症し、2015年から活動休養をしていた。
2024年12月には、Yamaha Sound Crossing Shibuyaで開催したイベントのゲストとして山口さんを迎え、「VXD(※)」を搭載したドラムセットで演奏を披露された。
「VXD」の一般公開および体験ができる機会は、今回が初めてとなる。
こちら実際に山口さんが叩かれた
ドラムセット。
※
「Real Sound Viewing」
ヤマハが“ライブの真空パック”をコンセプトに技術開発を進めている、アーティストの演奏をそのまま保存し再現するシステムです。
演奏をデジタル化して正確に記録し、アコースティック楽器の生の音による自動演奏でアーティストの演奏を忠実に再現。
演奏するアーティストの映像を組み合わせることで、臨場感あふれるバーチャルライブを実現します。
「VXD」の名称は、「声(VOICE)・歌(VOCAL)」と「ドラム(DRUM)」の頭文字に由来します。
展示製品)ヤマハ ドラムセット「Tour Custom」
参考情報)ヤマハ研究開発ウェブサイト「声でバスドラムを操るVXD」
Yamaha Electronic Drum DTX ALL SERIES BEAT SPOT!
練習機能が充実した初心者向けの「DTX402シリーズ」からフラッグシップモデル「DTX10シリーズ」、2025年5月発売の「DTX6K5-MUPS」まで現行品の電子ドラムセット6モデルや、電子パーカッションパッドなどを展示。いずれも自由に体験ができる。
下の写真のドラムセットは消音仕様にされており、
「EAD10」を設置することで
電子ドラムのようにしたもの。
展示製品)
ヤマハ 電子ドラム
「DTX402KS」「DTX452KS」「DTX6K3-XUPD」「DTX6K5-MUPS」「DTX8K-XRW」「DTX10K-XRW」
電子パーカッションパッド
「DTX-MULTI 12」
※ヤマハ ドラムセット「Stage Custom Hip」とエレクトロニックアコースティックドラムモジュール「EAD10」、ドラムトリガー「DT50S」「DT50K」、メッシュヘッド、ジルジャン シンバル「L80 Low Volume Cymbal Set」を組み合わせた展示もあります。
ステージで!EAD10×Acoustic Drums体験!
アコースティックドラムの生音にトリガー音色やエフェクトを付加できるエレクトロニックアコースティックドラムモジュール「EAD10」の機能や操作を、ライブエリア「STAGE(ステージ)」で演奏しながら試すことができる。
「EAD10」のマイクを設置するだけで、
ドラム全体をバランスよく
収音、録音できるため、
小規模会場のドラムマイキング、
ドラマーのモニター用、
ドラム演奏の動画投稿など、
多彩な使い方が可能。
また、マイキングした音に
モジュールでエフェクトをかけることもでき、
アイディア次第で様々なドラムサウンドを
作ることができる。
展示製品)
ヤマハ ドラムセット「Live Custom Hybrid Oak」
エレクトロニックアコースティックドラムモジュール「EAD10」
Hardware Programmer for MONTAGE M
※「Hardware Programmer for MONTAGE M」は現在、展示終了となっております
今年5月に開かれた世界最大級の電子楽器の展示会「SUPERBOOTH25」(ドイツ・ベルリン)への参考出品で話題となった、ヤマハシンセサイザー「MONTAGE M」用のハードウェアプログラマー「PG-ANX」および「PG-FMX」を、7月16日(水)から28日(月)まで期間限定で展示。
FM-X、AN-Xのパラメーターをフィジカルに直接コントロールする体験ができる。
「MONTAGE M」のコントロールを
実機のように操作できるもの。
残念ながら非売品とのこと。
また、近くには貴重な
ビンテージシンセも展示されている。
Yamaha BEAT! Café/Bar
カフェエリアで、ドラムにまつわるメニューを期間限定で提供。
各テーブルにあるフィンガードラムパッド「FGDP-50」「FGDP-30」を楽しみながらくつろぐことができる。
Yamaha Drum カフェラテ 520円(税込)
ドラムのラテアートをあしらったカフェラテ。ソイラテに変更もできる(追加料金50円/税込)。
カクテル「KICK PEDAL」 790円(税込)
フットペダル「FP9」のポイントとなるカラーを、クラフトジン「KOMASA GIN」と金箔で表現したカクテル。
モクテル「CRASH CYMBAL」 690円(税込)
クラッシュシンバルをイメージした、日向夏風味のノンアルコールのドリンク。
ヤマハドラム体験/アンケート回答でクリアファイルまたはステッカーをプレゼント
7月18日(金)~8月24日(日)の期間中、Yamaha Sound Crossing Shibuyaでドラムを体験された方、またはアンケートに回答された方に、クリアファイル/ステッカーのいずれかをプレゼント。
※以下いずれかをお選びいただけます。お一人様1枚、数量限定です。
DTXオリジナルクリアファイル
電子ドラム「DTX」の象徴的なパーツ、モチーフをデザインしたA4サイズのクリアファイルです。
Yamaha Sound Crossing Shibuya ステッカー
イラストレーターのクバハジメさんが「Yamaha FUTURE BEAT!」のために描き下ろしたイラストを使用した、スマートフォンサイズのステッカーです。
ラウンジ
またこの日は、基本はクローズドな場である
ラウンジにもご招待いただけた。
ここでは、アーティストリレーションや
研究開発が行われている。
坂本龍一氏の演奏が
プログラムされた自動演奏ピアノや、
貴重なビンテージ機材、ギター、
スティーヴ・ガッド使用のドラムセット等、
アーティスト、音楽ファン共に
歓喜するフロアであった・・・!
Yamaha Sound Crossing Shibuya
「Yamaha Sound Crossing Shibuya(ヤマハサウンドクロッシング渋谷)」は、大規模複合施設「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」に、若者に向けたブランド発信拠点および研究開発のサテライト施設として、2024年11月15日(金)にオープンしました。
日本の音楽をけん引するミュージシャンなどと連携する開発拠点と一般向けの体験型スペースを設けています。
アーティストやクリエイターはもちろん、誰もが気軽に立ち寄ることができる、新たな音楽交流の場です。