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「なめたらあかん」のフレーズで、テレビCMでもおなじみの天童よしみ。
NHK紅白歌合戦に29年連続出場を誇る、日本を代表する演歌歌手です。
力強くも情感豊かな歌声で、世代を超えて愛され続けています。
この記事では、天童よしみのプロフィールから代表曲、公式SNSまでまとめてご紹介します。
天童よしみ
天童よしみは圧倒的な声量と表現力、そして心に響くこぶし回しで「演歌界の実力派」として知られています。
日本レコード大賞最優秀歌唱賞を女性歌手史上初となる3度受賞(1996年・2012年・2017年)し、その歌唱力は折り紙付き。
2000年から長年務めた「VC-3000のど飴」CMの「なめたらあかん」というキャッチフレーズは、幅広い世代に親しまれています。
明るく親しみやすいキャラクターで、バラエティ番組にも多数出演。
近年は映画「湯道」「BAD LANDS バッド・ランズ」など女優としても活躍の幅を広げています。
天童よしみ 簡潔な来歴
幼少期から歌の才能を発揮し、数々ののど自慢大会で優勝を重ね「のど自慢荒らし」と呼ばれた天童よしみ。
1970年、15歳でアニメ「いなかっぺ大将」の主題歌「大ちゃん数え唄」を吉田よしみ名義で発売しました。
1972年、読売テレビ「全日本歌謡選手権」で10週連続勝ち抜きを達成し、最年少で7代目グランドチャンピオンに。
「風が吹く」でプロデビューを果たします。
新しい芸名「天童よしみ」は、審査員を務めていたルポライターの竹中労氏が命名したものです。
しかしデビュー後は10年にわたる低迷期を経験したといいます。
転機となったのは1985年の「道頓堀人情」。
北海道から福岡まで1ヶ月で300件もの営業をこなし、有線から火がついて大ヒット。
「負けたらアカンで東京に~♪」のフレーズが阪神タイガース優勝の年と重なり、大きな共感を呼びました。
1993年に念願のNHK紅白歌合戦初出場を果たし、1996年には「珍島物語」が130万枚を超えるミリオンセラーに。
以降、紅白歌合戦には2025年時点で通算30回・29年連続出場中という驚異的な記録を持ち、紅組トリも3度務めています。
2022年にはデビュー50周年を迎え、今なお第一線で活躍を続けています。
天童よしみ HP、SNS等
- 天童よしみ 公式サイト
- 天童よしみ 公式サイト(テイチクレコード)
- 天童よしみ 公式Instagram
- 天童よしみ 公式YouTube「天童よしみのなめたらアカンちゃんねる」
- 天童よしみ Wikipedia
天童よしみ おすすめ曲
珍島物語
天童よしみの代名詞とも言える大ヒット曲です。
韓国・珍島(チンド)の「海割れ現象」を題材に、離れ離れになった愛する人との再会を願う物語を歌い上げています。
累計130万枚を超えるミリオンセラーを記録し、第38回日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞。
「海が割れるのよ 道ができるのよ」という印象的なサビは、一度聴いたら忘れられません。
道頓堀人情
天童よしみの運命を変えたブレイク曲です。
大阪・道頓堀を舞台に、人生の辛さを乗り越える力強いメッセージが込められています。
「ふられたぐらいで泣くのはあほや」「負けたらアカンで東京に」というフレーズは、当時の阪神タイガース優勝と相まって大阪の人々の心を掴みました。
河内音頭のリズムに乗せた天童節が光る一曲です。
美しい昔
ベトナムの反戦歌のカバーで、作曲はベトナムの国民的作曲家チン・コン・ソンです。
天童がベトナムを訪れて曲のルーツを辿るNHKの企画がきっかけで生まれました。
第54回NHK紅白歌合戦では外国曲として史上初めてトリで歌唱され、大きな反響を呼びました。
戦火の中で愛する人を想う切ない歌詞を、情感たっぷりに歌い上げています。
あんたの花道
人生を応援する力強い演歌で、コンサートでも定番の人気曲です。
「あんたの花道」というタイトル通り、聴く人それぞれの人生を応援してくれるような温かさがあります。
伸びやかな歌声とこぶしを効かせた歌唱が存分に楽しめる楽曲で、カラオケでも人気を集めています。
大ちゃん数え唄
天童さんが15歳の時に「吉田よしみ」名義で歌った、アニメ「いなかっぺ大将」の主題歌です。
「いちじく にんじん さんしょに しいたけ」という数え歌が特徴的で、昭和世代には懐かしい一曲です。
のちにプロデビューする天童さんの原点とも言える楽曲で、現在もコンサートで披露されることがあります。
天童よしみ まとめ
天童よしみは、デビューから50年以上にわたり日本の演歌界を牽引し続けるレジェンドです。
10年間の低迷期を乗り越え、「道頓堀人情」「珍島物語」などの大ヒット曲を生み出しました。
NHK紅白歌合戦29年連続出場、日本レコード大賞最優秀歌唱賞3度受賞という輝かしい実績は、その圧倒的な歌唱力の証です。
近年は映画出演やYouTubeチャンネル「天童よしみのなめたらアカンちゃんねる」の開設など、活動の幅をさらに広げています。
演歌の枠を超えて愛される天童よしみの楽曲を、ぜひ一度聴いてみてください。



