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ボカロP「こんにちは谷田さん」として活動を開始し、現在はシンガーソングライターとして幅広く活躍するキタニタツヤ。
TVアニメ「呪術廻戦」第2期オープニングテーマ「青のすみか」で第74回NHK紅白歌合戦に出場し、中島健人との音楽ユニット「GEMN」ではTVアニメ「推しの子」2期OPテーマ「ファタール」がストリーミング1億回再生を突破しました。
東京大学文学部卒という異色の経歴を持ち、日本武道館公演も成功させた彼の魅力とおすすめ楽曲を紹介します。
キタニタツヤ
キタニタツヤは、シンガーソングライター、作詞家、作曲家、編曲家、ベーシストとして活動する多才なアーティストです。
ボカロPとしての名義は「こんにちは谷田さん」です。
スマイルカンパニー所属で、レーベルはソニー・ミュージックレーベルズ内のEchoesです。
小学生の時にASIAN KUNG-FU GENERATIONからロックを知り、中学卒業時にベースを購入してバンド活動をスタートしました。
東京大学文学部思想文化学科美学芸術学専修課程を卒業した東大卒アーティストとしても知られており、豊富な語彙を生かした独特の世界観を持つ楽曲が特徴です。
ヨルシカのサポートベーシストとしても活動し、楽曲提供やコラボレーションなど、ジャンルを越境した多彩な活動を展開しています。
キタニタツヤ 簡潔な来歴
キタニタツヤは中学卒業と同時にベースを買ってバンドを組み、ソロバンド「羊の群れは笑わない。」を結成しました。
東京大学在学中の2014年頃から「こんにちは谷田さん」名義でボカロPとしてネット上に楽曲を公開し始めます。
VOCALOID作品「芥の部屋は錆色に沈む」がニコニコ動画で自身初の10万回再生を達成し、その記念にセルフカバーを投稿しました。
これが「キタニタツヤ」名義での初作品となり、シンガーソングライターとしての活動が本格化します。
東京大学文学部を卒業後、シンガーソングライターとしては初のアルバムをリリースし、下北沢MOSAiCで初のワンマンライブを開催しました。
ソニー・ミュージックレコーズよりアルバムをリリースし、メジャーデビューを果たします。
タワーレコードの企画「NE(X)T BREAKERS」第13弾アーティストに選出されるなど、注目を集めました。
TVアニメ「平穏世代の韋駄天達」オープニングテーマ「聖者の行進」で初のタイアップを獲得し、知名度を大きく上げました。
TVアニメ「呪術廻戦」第2期オープニングテーマ「青のすみか」で第74回NHK紅白歌合戦に出場し、初の日本武道館公演「キタニタツヤ 10th Anniversary Live 彼は天井から見ている」を開催しました。
中島健人との音楽ユニット「GEMN」を結成し、TVアニメ「推しの子」2期OPテーマ「ファタール」はストリーミング累計再生回数1億回を突破し、日本レコード協会からプラチナ認定を受けるなど、活躍の場を広げ続けています。
キタニタツヤ HP、SNS等
- キタニタツヤ 公式HP
- キタニタツヤ 公式Instagram (@inunohone)
- キタニタツヤ 公式X (@TatsuyaKitani)
- キタニタツヤ 公式YouTube (@TatsuyaKitani_Official)
- キタニタツヤの概要・経歴 (Wikipedia)
キタニタツヤおすすめ曲
青のすみか
TVアニメ「呪術廻戦」第2期「懐玉・玉折」のオープニングテーマとして書き下ろされた楽曲です。
この曲でキタニタツヤは第74回NHK紅白歌合戦への出場を果たしました。
アニメの世界観とマッチした疾走感あふれるロックナンバーで、キタニタツヤの表現力が存分に発揮された作品となっています。
ギターが疾走するサウンドは、彼の音楽的原体験であるASIAN KUNG-FU GENERATIONへのリスペクトも感じさせます。
多くのリスナーから高い評価を受け、キタニタツヤの代表曲となりました。
芥の部屋は錆色に沈む
ボカロP「こんにちは谷田さん」名義で発表し、ニコニコ動画で自身初の10万回再生を達成した記念すべき楽曲です。
その記念にセルフカバーを投稿したことが、「キタニタツヤ」名義での始まりとなりました。
シンガーソングライター・キタニタツヤとしてのファーストアルバム「」にも収録され、現在もライブの定番曲として演奏され続けています。
部屋に閉じこもる情景を描いた歌詞は、表現者キタニの原風景として今も彼の中に息づいており、音楽人生の原点となった重要な作品です。
聖者の行進
TVアニメ「平穏世代の韋駄天達」のオープニングテーマとしてリリースされました。
どっしりとしたギターリフからミニマルなビートが走るダンスチューンへと展開し、ハードなスタジアムロックへと変貌するダイナミックな構成が特徴です。
アニメのオープニング尺を意識しながら作り上げられた楽曲で、問答無用で進み続ける行進と、憂いや苦しみを抱きながらそこに連なっていく人々という歌詞のイメージが印象的です。
新たなフェーズに立ったキタニの決意を映す重要な作品となっています。
悪魔の踊り方
キタニタツヤの名を広く知らしめた代表曲の一つです。
挑発的な言葉を選択し負の感情を尖らせていくスタイルが特徴で、ミュージックビデオに実在の政治家の顔を使ったことなどから、社会風刺のメッセージも含んでいるのではと話題になりました。
他者へのメッセージ性が強い楽曲として、自分の感情に起点をおいた曲作りを信条とするキタニにとっては珍しい作品です。
力強いサウンドとメッセージ性の高い歌詞が融合し、聴く者の心を揺さぶります。
キタニタツヤの社会に対する視点を感じられる楽曲です。
スカー
TVアニメ「BLEACH 千年血戦篇」のオープニングテーマとして発表された楽曲です。
イントロからギターが疾走するロックチューンで、キタニの音楽的ルーツであるギターサウンドが全面に出た作品となっています。
開放感や無邪気さを感じさせる楽曲で、キタニ自身が常に天井からの視線を感じ続けてきたこれまでとは違う新たな境地を示しました。
キタニタツヤ まとめ
キタニタツヤは、中学卒業と同時にベースを購入してバンド活動を始め、東京大学在学中の2014年頃から「こんにちは谷田さん」名義でボカロPとして活動をスタートしました。
VOCALOID作品「芥の部屋は錆色に沈む」のセルフカバーが「キタニタツヤ」名義での初作品となり、シンガーソングライターとしての道を歩み始めました。
TVアニメ「平穏世代の韋駄天達」「BLEACH 千年血戦篇」「呪術廻戦」などの主題歌を担当し、「青のすみか」で第74回NHK紅白歌合戦に出場しました。
初の日本武道館公演「10th Anniversary Live 彼は天井から見ている」を成功させ、中島健人との音楽ユニット「GEMN」では「ファタール」がストリーミング1億回再生突破とプラチナ認定を受けるなど、輝かしい実績を積み重ねています。
東大文学部卒の豊富な語彙を生かした独特の世界観と、インモラルな仄暗さを孕むメランコリックな歌声が魅力です。
ヨルシカのサポートベーシストや楽曲提供など、ジャンルを越境した多彩な活動を展開する彼の今後の活躍に、ますます期待が高まります。
あなたもキタニタツヤの音楽に触れて、唯一無二の世界観を体験してみてください。



