坂本龍一氏が遺したものを共有化し、
未来のクリエイターのために
利活用することを目指す
「sakamotocommon(サカモトコモン) 」が、
初号プログラム
「sakamotocommon GINZA」を
Ginza Sony Park と共同で開催。
グランドオープン前の工事中の Ginza Sony Park にて、
2024年12月16日(月)〜 12月25日(水)
10日間の期間限定となっている。
- 『sakamotocommon GINZA』
- Ryuichi Sakamoto’s “Opera Piano” designed for “LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999”
- Ryuichi Sakamoto Field Recordings &『12』 by 360 Reality Audio +Sakamoto Library Extension
- 「Sensing Streams 2024 – invisible inaudible (GINZA version)」
- 『sakamotocommon GINZA』 開催概要
- ワークショップ・演奏会・トークイベント
- 2. sakamotocommonワークショップ「Opera Pianoでピアノの仕組みを知ろう!」
- 3.「東北ユースオーケストラ in Ginza Sony Park」演奏会
『sakamotocommon GINZA』
『sakamotocommon GINZA』では、
「Opera Piano」で坂本龍一氏が遺した演奏を聴くことができる
「Ryuichi Sakamoto’s “Opera Piano” designed for “LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999″」
坂本龍一氏の所蔵の本「坂本図書」の展示、7つのフィールドレコーディング素材などを360 Reality Audio用にミックスした音源を体験できる
「Ryuichi Sakamoto Field Recordings &『12』 by 360 Reality Audio +Sakamoto Library Extension」
人間が知覚することのできない「電磁波」をセンシングし可視・可聴化する、坂本龍一氏と真鍋大度氏によるコラボレーション作品
「Sensing Streams 2024 – invisible inaudible (GINZA version)」
を展示している。
なお、本プログラムは、
sakamotocommonのクラウドファンディングに
参加いただいた方のみ入場が可能だ。
sakamotocommon とは
「sakamotocommon」は、坂本龍一氏が遺したものを共有化する試みです。
坂本龍一氏が残した楽器、蔵書、その他、様々な”遺したもの”のコモン化を目指し、未来のクリエイターのために利活用することを目指します。
坂本龍一氏は、完成した作品よりも、プロセスの方が面白いと常に語っていました。
であればこそ、坂本氏の遺したものは美術館が博物館の奥深くに「収蔵」されるべきものではなく、坂本氏自身が死してもなお、新たに耕され、更新されていくべきもの、「プロセス」はいつまでも続いていくものだと考えます。
「sakamotocommon」は、その「プロセス」を含め、みなさんに開放していくことを試みます。
Web: https://sakamotocommon.org
Instagram: https://www.instagram.com/sakamotocommon/
X: https://x.com/sakamotocommon
Ginza Sony Parkが、「sakamotocommon」のはじまりの場となります。
sakamotocommonは、坂本龍一氏が遺したものを共有化する試みです。
坂本龍一氏が残した知的財産、楽器、蔵書、その他、さまざまな”遺産”のコモン化を目指し、未来のクリエイターのために利活用することを目指します。
Ginza Sony Parkは、都市における公共空間(=コモンズ)の在り方、新しい時代の文化と建築の在り方を指し示す非常に価値のある建物です。sakamotocommonは、Ginza Sony Parkのその姿勢と取り組みに強く共感し、共鳴します。
そこで、sakamotocommonとGinza Sony Parkは創造を共有する場を仮設することにしました。
坂本龍一氏が遺したものはいかに共有されるべきなのか。
そこに答えがあるわけではなく、考え続け、そして、問いかけ続けます。
sakamotocommonがこれから社会により開かれたものとして活動をしていくためにも、みなさまの支援が必要です。
まずはGinza Sony Parkに足を踏み入れ、当事者になってみてください。
sakamotocommon
Ryuichi Sakamoto’s “Opera Piano” designed for “LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999”
「LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999」のためにデザインされた「Opera Piano」。
坂本龍一氏が残した演奏データを、本人所有のOPERA PIANO(自動演奏機能付き)で再生します。「Opera Piano」は、ピアノの“foundation(基盤)”を透過し可視化すること、装飾性を排除しピアノの楽器としての機能をあらわにすることをイメージしたものです。
また指揮者としてオーケストラを牽引しつつ、ピアノを演奏するスタイルを実現したい、そしてその舞台にふさわしいピアノを作ってほしいという坂本氏の願いのもと、ヤマハデザイン研究所によってデザインされました。
今回は、そのピアノが工事中のGinza Sony Parkのフロア中央に置かれ、坂本龍一氏が遺した演奏を聴くことができます。
元々は透明の天板が付いているが、
今回の展示では外されていた。
オーケストラが見えるよう、
通常のピアノより背が低くなっているそう。
左下のモジュールにより、
坂本龍一自身の演奏が自動演奏される。
少しだけ演奏動画をお届け。
会場の響きも加わり、とても心地よい音色だ。
演奏曲:
「Aqua」
「energy flow」
「put your hands up」
「鉄道員」
「Merry Christmas Mr.Lawrence」
展示フロア:4F
sakamotocommon 伊藤 総研氏 コメント
sakamotocommonチームのメンバーの1人である伊藤と申します。
sakamotocommonは坂本龍一さんが遺したもの、理念をいかに後世に繋ぐかを考え、いろんな実験を踏まえて進んでいく団体です。
坂本さんは常に完成品よりもプロセスの方が興味深いと語っており、できるだけ決まりきったことではなく、 新しいチャレンジをしながら、“坂本さんだったらどうするだろう、坂本さんだったらどう考えるんだろう”ということを思いながら活動をしています。
今回、『sakamotocommon GINZA』と銘打って、Ginza Sony Parkさんで開催させていただくことになりました。
Ginza Sony Parkさんは、常に都市のあり方、建築のあり方を後世・未来に向け発信し続けていると思っています。 グランドオープン前のこのタイミングでGinza Sony Parkさんを使わせていただき、共に開催できるのは、私たちも大変嬉しいです。
12月21日から東京都現代美術館で坂本龍一展(『坂本龍一 | 音を視る 時を聴く』)があります。『sakamotocommon GINZA』の方が少し早いですが、歩調を合わせながら、坂本龍一さんの功績や遺してくださったものを私たちがどうやって受け継ぎ、後世に繋いでいくかを考えながら、是非足を運んでいただきたいなと思います。
今回『sakamotocommon GINZA』を開催するにあたり、クラウドファンディングを立ち上げています。
その理由を聞かれることが多くあるのですが、sakamotocommonはいかに未来に繋ぐか、いかにみんなが当事者意識となって、アーティストの作品を後世に繋げるかということを念頭に立ち上げています。
皆さんにクラウドファンディングに参加していただいたものが、sakamotocommonの運営資金の一部になります。
実は、『sakamotocommon GINZA』ではチケットを発券していません。sakamotocommonに賛同する、共感するという方たちに、クラウドファンディングに参加していただいて、この場を解放するというものになります。
そのため、1度クラウドファンディングに参加していただいた方は、会期中何度でも来ることができます。ずっと居ていただいて大丈夫です。また、フィールドレコーディングは聴くのにほぼ1日かかります。
できるだけ早くクラウドファンディングに賛同、参加していただき、Ginza Sony Parkに来ていただければと思います。
また、地上の壁面に坂本龍一さんの肖像が掲げられており、銀座ではかなり珍しいタイプの壁面になっています。
『TREES FOR SAKAMOTO』という、坂本さんが亡くなった時に立ち上げた、 森林のためのドネーションのサイトがあり、そのサイトのQRコードが掲げられている、メッセージの壁面になっています。
数寄屋橋交差点でこのように大きなメッセージを発信する場所はGinza Sony Parkさんだけだと思うので、ぜひその光景をメディアで掲載していただきたいです。
また、ここで使った資材をそのままアップサイクルのトートバッグ・プラントバッグとして、クラウドファンディングの返礼品にもいたします。
是非、その繋がりやサイクルも感じていただければと思っています。
Ryuichi Sakamoto Field Recordings &『12』 by 360 Reality Audio +Sakamoto Library Extension
Ryuichi Sakamoto Field Recordings &『12』 by 360 Reality Audio
坂本龍一氏は生前、常にマイクとレコーダーを持ち歩き(時にスマートフォンの場合も)、自分の気になった音は全て収録していました。
その音源は、作品に使われることもしばしばありましたが、一般に公開されることはなく今に至っています。
坂本龍一氏が日々採集していた雨の音や風の音など、7つのフィールドレコーディング素材(収録された年代と場所が異なる7つの音源)をこの企画のために360 Reality Audioミックスした音源と、坂本龍一氏が自ら乃木坂ソニースタジオで360 Reality Audioミックスに立ち会った最後のアルバム『12』360 Reality Audioバージョンの音源を没入感のある立体的な音場を体感できる360 Reality Audioを楽しめる環境でお楽しみいただけます。
展示フロアに行くと、
実際に物音がしていると錯覚したほど
生々しい音像が聴こえてきた。
360 Reality Audioによる
フィールドレコーディングの音だ。
会場のいたる所に設置されている
スピーカー、サブウーファーには
レコーディング用途でも高い評価を得ている
GENELEC ( ジェネレック )を使用し、
細部まで徹底したこだわりを感じる。
<Sakamoto Library Extension>
「坂本図書」とは、坂本龍一氏が自身の本を多くの人と共有し、同時に「あるひとの心を動かした『本』という文化資本を分かち合う事業です。
2017年より坂本氏自らが実現に向けて動き始め、2023年9月に、都内某所にて坂本龍一氏の所蔵の本を読むことができる図書空間「坂本図書」を始めました。小さなスペースのため、完全予約制で、場所は非公開で運営しています。
今回「Sakamoto Library Extension」では、「坂本図書」の蔵書の中から同タイトルの古書を揃えました。
坂本氏自身が心を寄せられた書籍の一部を、日々収集をしてきたフィールドレコーディングの音源と共に、特別な読書空間でお楽しみください。
以前からのGinza Sony Parkファンには
どこか見覚えのある(?)
ボックスに収められた図書。
360 Reality Audioの音響と共に、
貴重なコレクションを
直接ご覧いただける場となっている。
展示フロア:3F
「Sensing Streams 2024 – invisible inaudible (GINZA version)」
「Sensing Streams 2024 – invisible inaudible (GINZA version)」は、2014年に坂本龍一氏とのコラボレーションで制作した、不可視の電磁波を可視化・可聴化するインスタレーション作品です。
現在、sakamotocommonの一環として銀座で展示されています。
特殊なアンテナで空間に飛び交う電磁波を捉え、人間の知覚できない周波数(ラジオ波からWiFiの2.4GHz帯まで)を対象としています。
捉えた電磁波は5種類の異なるアルゴリズムで映像と音に変換され、来場者はコントローラーを使って周波数帯や表現パターンを自由に切り替えることができます。
本作品は「都市と自然」をテーマとした札幌国際芸術祭で初披露され、「都市の血流としての情報」という概念を表現しています。
その後、アムステルダムなど様々な場所で展示され、各地の電磁波環境に合わせてカスタマイズされてきました。
現在の銀座バージョンも、この場所特有の電磁波環境を反映した独自の体験を提供しています。
来場者の方々には、コントローラーを演奏するように操作したり、都市空間を流れる情報の波を体感したりと、それぞれの方法で作品をお楽しみいただけます。
展示フロア:B2
真鍋大度
1976年東京生まれの真鍋大度は、音楽家の両親のもと、音楽とプログラミングに親しんで育つ。DJやジャズバンド活動を経て、東京理科大学で学んだ際にXenakisに影響を受け、音楽生成における数学的アプローチの研究を始め、これが後の創作活動の基盤となる。
2006年にライゾマティクスを設立。演出振付家MIKIKOと共にPerfumeとELEVENPLAYのコラボレーションを通じて、テクノロジーと身体表現の融合を探求し、リオ五輪閉会式のAR演出など革新的なプロジェクトへと発展。
坂本龍一、Björk、Nosaj Thing、Squarepusher、Arca等との協働も多数行い、その独創的なAudio Visualパフォーマンスは、Sonar Barcelonaをはじめとする世界各地の国際フェスティバルで発表されている。
近年は神経科学者との協働を通じて、培養神経細胞を用いたバイオフィードバックシステムなど、生命と機械を融合する作品を制作。
現在はStudio Daito Manabeを主宰し、アート・テクノロジー・サイエンスを横断する表現を追求している。
真鍋大度氏 コメント
坂本さんからお声がけいただき実現した本作品は、私たちが共に魅了されていた「人間の知覚を超えた世界」を探究する旅でした。
その過程で、人間中心の世界観をどのように新たな視点で捉え直すことができるかを模索し、制作を通じて重ねた坂本さんとの対話は、アーティストとしての私の表現の可能性を大きく広げてくれただけでなく、その一つ一つの瞬間が本当に楽しく、かけがえのない経験となりました。
この作品に込められた私たちの探求の軌跡をご覧いただければ幸いです。
『sakamotocommon GINZA』 開催概要
名称:sakamotocommon GINZA
日程:2024年12月16日(月)〜 25日(水)11:00~19:00(予定)
※12月22日(日)は「東北ユースオーケストラ in Ginza Sony Park」実施のため、4FのOpera Pianoは、15:30までの入場となります
※12月23日(月)は「sakamotocommon構想会議」実施のため、B2のSensing Streams 2024 – invisible inaudible (GINZA version)は、16:00までの入場となります
場所:Ginza Sony Park(東京都中央区銀座5丁目3番1号)
WEB:https://www.sonypark.com/activity/pre_004/
ハッシュタグ: #sakamotocommonGINZA
主催:sakamotocommon準備委員会(一般社団法人坂本図書)
共催:Ginza Sony Park Project
協力:ソニー株式会社、ソニーPCL株式会社、Studio Daito Manabe、株式会社イースタン・サウンドファクトリー、ヤマハ株式会社、うぶごえ株式会社、株式会社日本デザインセンター 色部デザイン研究所、株式会社斎藤事務所
<入場方法>
入場に際し、sakamotocommonのクラウドファンディングへの参加(3,000円~)が必要です。
商品などの詳細は以下Webサイトよりご確認ください。
うぶごえ「sakamotocommon クラウドファンディング」ページ
*必ずお読みください
- sakamotocommon GINZAへご来場希望の方は、12月25日(水)18時までにクラウドファンディングにご参加ください
- 本プログラムは日時指定制ではありません
- 本プログラム会期中、クラウドファンディングを1つ購入につき1名様何回でも有効です
- 営利目的でのチケットの転売は、いかなる場合にも固くお断りいたします
- クラウドファンディングの詳細は、うぶごえ「sakamotocommon クラウドファンディング」ページにてご確認ください
- 開館時間、最新情報などは、こちらよりご確認ください
ワークショップ・演奏会・トークイベント
開催期間中、sakamotocommonに関する様々なイベントを実施いたします。
イベントへの参加権は、うぶごえ「sakamotocommon クラウドファンディング」ページからお申し込みください。
1.「sakamotocommon」構想会議
「sakamotocommon」の設立のきっかけは「遺された作品は誰のものか」という問いからでした。
そこでこの問いからはじまり、「sakamotocommonとは」を明らかにしていく参加型トークイベント『sakamotocommon 構想会議』を開催します。
登壇者は「sakamotocommon」の設立メンバーであるパノラマティクスの齋藤精一氏と黒鳥社の若林恵氏です。
日程:2024年12月23日(月)17:30~20:30
<登壇者>
齋藤精一
パノラマティクス主宰。建築デザインをコロンビア大学建築学科で学び、2006年、株式会社ライゾマティクス(現:株式会社アブストラクトエンジン)を設立。
2020 年に地域デザイン、観光、DX 等を 手がけるデザインコレクティブ「パノラマティクス」を結成。2023 年よりグッドデザイン賞審査委員⻑。
株式会社アブストラクトエンジン代表取締役。
2025 年大阪・関⻄万博 EXPO共創プログラムディレクター。
若林恵
黑鳥社/WORKSIGHT コンテンツディレクター。
平凡社『月刊太陽』編集部を経て2000年にフリー 編集者として独立。
以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。
2012 年に『WIRED』日本版編集⻑就任、2017 年退任。2018 年、黑鳥社設立。
著書『さよなら未来』(岩波書店)、責任編集『NEXT GENERATION GOVERNMENT 次世代ガバメント:小さくて大きい政府のつくり方〈特装版〉』(黑鳥社)、宇野重規氏との共著に『実験の⺠主主義: トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』(中公新書)、畑中章宏氏との共著に『忘れられた日本人』をひらく』(黑鳥社)。
2. sakamotocommonワークショップ「Opera Pianoでピアノの仕組みを知ろう!」
2010年から2015年の5年間、坂本龍一氏の調律を担当し、最後のピアノ・ソロ・コンサート『Opus』でも調律を担当した、ピアノ調律師の酒井武氏をお招きしたスペシャルなワークショップを実施。
ピアノの構造や歴史、音の出る仕組みを始め、坂本龍一氏が求めたピアノの音色について紐解いていきます。
日程:2024年12月21日(土)10:00~11:00
ピアノ調律師/コンサートチューナー 酒井武氏
協力:ヤマハ株式会社
3.「東北ユースオーケストラ in Ginza Sony Park」演奏会
東日本大震災をきっかけに、坂本龍一氏の呼びかけで始まった被災三県の子どもたちで構成される東北ユースオーケストラ。
子どもたちの活力が、周囲の大人や地域全体、そして東北全体に活力を与え、あたらしい未来をつくりだすことを目指しています。
現在は「支えられるから、支えるへ」という指針を掲げ、国内外の被災地への支援も重要なミッションと位置づけています。
そんな東北ユースオーケストラの小編成によるミニコンサートを日曜日の夕方に開催します。
坂本龍一氏の代表曲を中心に、約1時間の演奏会を予定しております。
ぜひゆっくりお楽しみください。
一般チケットのほか、親子ペアチケットもご用意しております。
日程:2024年12月22日(日)17:00~18:00
坂本龍一 プロフィール
同年、YMOの結成に参加。1983年に散開後は『音楽図鑑』『BEAUTY』『async』『12』などを発表、革新的なサウンドを追求し続けた姿勢は世界的評価を得た。
映画音楽では『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞作曲賞を、『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞、ゴールデングローブ賞最優秀作曲賞、グラミー賞映画・テレビ音楽賞など多数受賞。
『LIFE』,『TIME』などの舞台作品や、韓国や中国での大規模インスタレーション展示など、アート界への越境も積極的に行なった。
環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」を創設。
また「東北ユースオーケストラ」を設立して被災地の子供たちの音楽活動を支援した。
2023年3月28日死去。
Ginza Sony Park
Ginza Sony Parkプロジェクトは、「街に開かれた施設」をコンセプトに50年以上にわたって銀座の街と歩んだソニービルを建て替えるプロジェクトです。
1966年、ソニーのファウンダーのひとりである盛田昭夫によってつくられたソニービル。
そこには、「街に開かれた施設」の象徴であり、盛田が「銀座の庭」と呼んだ10坪のパブリックスペースがありました。
私たちは次の50年に向けても創業者の想いを継承させたいと考え、「銀座の庭」を「銀座の公園」として拡張することで、銀座の街に新しいリズムをつくり、来街者の方が入りやすく、さまざまな楽しみ方ができる場にしようと、プロジェクトを進めてきました。
また、その建て替えプロセスもソニーらしくユニークに行いたいという想いから、これまでにない新しい発想で二段階のプロセスを採用。第一段階は新しい建物をすぐに建てず、ビルの解体途中(2018年8月~2021年9月)を公園にするという他に類を見ない実験的な試みをおこないました。
結果として、コロナ禍を含む約3年間で854万人もの方々に来園いただきました。
その後、第二段階として解体・新築工事を再開し、2024年8月にプロジェクトの最終形となる「Ginza Sony Park」を竣工、2025年1月26日にいよいよグランドオープンの予定です。
Sony Park 公式Webサイト・SNSアカウント
Instagram:https://www.instagram.com/ginzasonypark/
X:https://x.com/ginzasonypark/
Facebook:https://facebook.com/ginzasonypark/
YouTube:https://youtube.com/ginzasonypark/
@ginzasonypark #GinzaSonyPark
Sony Park Mini
Sony Park Miniは、2025年1月にグランドオープン予定の新しいGinza Sony Parkのための実験の場として、東京・銀座の数寄屋橋交差点のほぼ真下に位置する西銀座駐車場の地下1階に佇む、10坪のPOP-UPスペースです。
「アーティストの鼓動を感じるプログラムを起動し続ける」ことをコンセプトに、2022年3月のオープンからこれまで60回のバラエティに富んだプログラムを開催。
来年2025年1月の新しい Ginza Sony Park グランドオープンに伴い、Sony Park Mini としては年内で一旦役割を終えます。
来年からも、カフェの「西銀座駐車場コーヒー」は同じ場所で営業を継続し、POP-UPスペースもカフェスペースとしてお使いいただけます。
なお、年内の営業は12月27日(金)までとなり、「西銀座駐車場コーヒー」の営業再開は新しいGinza Sony Park のグランドオープン日と同じ1月26日(日)となります。
「F.C.R.B. Shop Mini」for 30th anniversary of PlayStation®
2024年12月3日(火)~16日(月)までと、
すでに会期は終了しているが、
『sakamotocommon GINZA』
初日まで開催していた
プログラムをご紹介。
Sony Park Mini(ソニーパークミニ)は、今年30周年を迎える「PlayStation ®」とSOPH.が展開するアパレルブランド「F.C.Real Bristol(F.C.R.B.、エフシーレアルブリストル)」とのコラボレーションによるポップアップショップ『「F.C.R.B. Shop Mini」for 30th anniversary of PlayStation®』を、2024年12月3日(火)から16(月)まで開催。
初代PlayStationをモチーフにしたF.C.R.B.のアパレルやグッズを先行販売した。
「F.C.R.B.」は、架空のフットボールクラブをイメージしたウェアなどを展開するアパレルブランド。
今年の秋冬シーズンでは、世界的人気を誇るPlayStationをF.C.R.B.のメインスポンサーに迎えたというストーリーで様々なコラボレーションアイテムを発売しています。
レアルマドリード、レアルソシエダ、
ビジャレアルなど、
「レアル」が付くサッカークラブは
ラ・リーガ
(スペインサッカーリーグ)では
馴染み深いが、
Bristolについては
EFLチャンピオンシップという
イングランド2部リーグの
ブリストル・シティFCに
ちなんでいるようで、
なんとも渋いネーミング。
スタッフさんにお聞きしたところ、
デザイナーさんが
サッカーと音楽がお好きで、
ブリストルが発祥地と言われる
“ブリストル・サウンド”の
ファンでもあるとのこと。