7月16日に『じてんしてんねん』というタイトルのアルバムをリリースしたセックスマシーン!!(以下セクマシ)。
神戸から機材車を自分たちで運転し全国のライブハウスを駆け回る彼らは当マガジンの不定期連載「バンドワゴンはどこまでも」第1回目ゲストとして、かつて機材車にまつわるお話もたっぷりと伺った。
そんな彼らの機材車にまつわる最新情報から、アルバムのことまで語っていただいたインタビューは追って公開するので、どうぞお楽しみに。
そんなセクマシも出演する『八食サマーフリーライブ(以下、八食とも表記)』というイベントは皆さんご存知だろうか。
青森県八戸市の“なんでも揃う、どでか市場”・八食(はっしょく)センターという市場で開催されている音楽フェスで、おとなり岩手県出身のわたしも長年、行ってみたいと思っているフェスのひとつ。
これまで重ねてきた歴史もさることながら、これまで出演してきたすごメンツのチェックも是非、オフィシャルHPのアーカイブから。

さて今年も8月23日(土)&24日(日)と開催になる『八食サマーフリーライブ』ポスター写真に選ばれたのが、なんとセクマシ (上記掲載のポスター)!
力強く躍動感あふれるセクマシのライブ写真に連なり表記されている今年の出演者も素晴らしく、そんなフェスはなんとなんと“無料”で見られるという太っ腹さ。
開催が目前に迫りお忙しい中、運営するスタッフを代表して田村さん(LIVE HOUSE FOR ME/STITCH HOUSE FOR US)がメールでのインタビューに答えてくれました。これを読んでさぁ、八食へ行こう!
LIVE HOUSE FOR ME/STITCH HOUSE FOR US 田村氏インタビュー
ーまずは、田村さんご自身のご紹介からお願いします。
八戸にあるライブハウス・FOR MEは、150人キャパで狭いですが後ろの方が少し高くなっているので、フロアの後ろにいてもステージが見やすいです。
ライブの前には八食センターに寄ってもらってご飯を食べてお土産を買ったり、周辺にはたくさん飲食店がありライブ前後も楽しんでもらえると思うので、ぜひ遊びに来てほしいです。
ー『八食サマーフリーライブ』は2002年にスタートですが(※厳密には2001年)、田村さんが関わられたのはいつ頃からですか?
2001年の開催は1日目はレゲエ、2日目はライブハウス系のロックという感じでざっくりジャンル分けをしての開催で、私は2日目のブッキング等で関わったのが最初です。
そして2002年からはロック系のみでの開催になり今の八食サマーフリーライブに至りまして、現在は主にブッキング、ステージ周り、出演者対応をしています。
ー田村さんが『八食サマーフリーライブ』に関わったきっかけは?
1998年か1999年頃から八戸にはツアーバンドがほとんど来ない状況で、こちらからツアーバンドに声を掛けて、FOR YOUというCDショップ(今年4月に閉店)の企画で、定期的にイベントを開催してました。
その頃に、現在の八食センター理事長(八食センター内・うえたいら肉店社長)とたまたま知り合い、よく一緒に飲んでました。
酒を飲みながら、八食の駐車場を使って野外ライブをやろう!とか色んな事を話してましたら、本当に野外ライブをやる事になりました。
ーそれがスタートなのですね(笑)、飲むって大事!『八食サマーフリーライブ』は25年近い歴史を刻んでいますが、田村さんが感じていることを伺いたいです。
八食を開催してから変化を感じた事としては、ツアーバンドが八戸に来ることがほとんどなかったのが、八食ライブ開催のおかげで八戸にも来てくれるバンドが増えました。
あと八食ライブはリピーターが本当に多いと思ってます、常連の出演バンド・常連のお客さんのおかげで、年々運営が楽になってます。
ー今は運営が楽になったとは言え、無料での開催であったりご苦労もあると思います。
八戸にツアーで来てくれるバンドから“八食ライブに出たい”と言ってもらえるようになりましたが、時間やキャパシティ等の理由からどうしてもお断りすることも出てきてしまう。
それが本当に辛いです。
ーセクマシもインタビューで“3年前、遂に出ることが出来た!”といった話をしておりました。そんな『八食サマーフリーライブ』、事前にタイムテーブルを発表しないやり方も素晴らしいと思います。ほかイベントを通して、八食ならではと思うポイントを教えてください!
●ステージ前から離れて物販や屋台を見に行ってもステージが見えるし、音も聞こえるので常にライブを感じられる
●野外イベントなのに寿司や刺身が食べられる
●ジュース類、缶ビールや酒類など含め飲み物がスーパーの値段で買えて財布に優しい
●ステージ前のセキュリティが地元バンドマンで、ダイバーの気持ちがわかるのでダイバーに優しい
●出演者メンバー、バンドスタッフ全員がほとんどが友達なのでステージ上やステージ袖、ステージ裏控室などどこでも、みんな楽しそうで微笑ましい
●暑さで辛いときは、涼しい八食センター内でクールダウンできる
ーますます素晴らしいですね!では田村さんが感じている、セクマシというバンドの魅力は?
お客さんを笑わせたり、一緒に歌ったり、最後は感動するライブをして、お客さんの反応を感じながら、次のライブへ奮い立っているセクマシが、とてもグッと来ます。
ーそんなセクマシが『八食サマーフリーライブ』ポスターに大抜擢です!今年はどんな2日間にしたいですか?
今年は初出演バンドが6組いるので、八食を楽しんでほしいと思っています。
また、今年もお客さん、出演バンド、スタッフや関わった人が楽しんでもらえて、来年も来たいと思ってもらいたいです。
