純烈|スーパー銭湯から紅白へ昇りつめた、異色の歌謡コーラスグループ

※画像はこちらからお借りしました。

元戦隊ヒーロー俳優を中心に構成された男性ムード歌謡コーラスグループ、純烈(じゅんれつ)。
スーパー銭湯や健康センターでの地道な活動から始まり、「スーパー銭湯アイドル」として人気を獲得しました。

代表曲「プロポーズ」が日本レコード大賞日本作曲家協会選奨を受賞し、結成当初からの目標だったNHK紅白歌合戦に6年連続で出場するなど、異色の経歴を持つグループです。
この記事では、純烈の魅力とおすすめ楽曲を分かりやすく紹介します。

純烈

純烈は、酒井一圭(リーダー・コーラス)、白川裕二郎(リードボーカル)、後上翔太(コーラス)による男性3人組ムード歌謡コーラスグループです。
平均身長184cm、平均年齢40代の大人のグループで、所属レーベルは日本クラウンです。

グループ名には「純粋であり、かつ強く正しく節操や分別がある」「志を変えずに最後まで貫く」という意味が込められています。
元戦隊ヒーローや仮面ライダー出身の俳優中心で構成されており、酒井は「百獣戦隊ガオレンジャー」、白川は「忍風戦隊ハリケンジャー」に出演していました。
「夢は紅白親孝行」を目標に掲げ、スーパー銭湯や健康センターでファンと近い距離で触れ合いながら活動を続けてきました。

純烈 簡潔な来歴

純烈は映画撮影中の事故で入院した酒井一圭が、夢に内山田洋とクールファイブが幾度となく出てきたことから啓示を受け、ムード歌謡コーラスグループの結成を決意しました。
酒井が一人ひとりに声をかけてメンバーを集めスタートしています。

3年間のボイストレーニングを経て、シングル「涙の銀座線」でユニバーサルミュージックからメジャーデビューを果たしました。
しかし思うような結果が出ず、レコード会社から契約を打ち切られるという困難に直面します。

その後、スーパー銭湯や健康センターでの地道な活動を続け、徐々に認知度を高めていきました。
特に東名厚木健康センターで初めてライブを行ったことがきっかけで「スーパー銭湯アイドル」と呼ばれるようになり、テレビ番組で多数取り上げられて注目を浴びました。

シングル「愛でしばりたい」がオリコン演歌・歌謡曲ウィークリーチャートで初の1位を獲得し、続く「プロポーズ」も大ヒットとなりました。
「プロポーズ」は日本レコード大賞日本作曲家協会選奨を受賞し、ゴールドディスクにも認定されています。

結成から11年目となる第69回NHK紅白歌合戦に初出場を果たし、活動当初からの目標を実現しました。
紅白出演後はその足で草加・厚木・座間の健康センターを回り、深夜の凱旋ライブを敢行するなど、ファンとの絆を大切にする姿勢を貫いています。

以降、6年連続でNHK紅白歌合戦に出場を果たし、明治座での座長公演や主演映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」の公開など、活躍の幅を広げています。

純烈 HP、SNS等

純烈おすすめ曲

プロポーズ

純烈を代表するウェディングソングで、日本レコード大賞日本作曲家協会選奨を受賞した名曲です。
オリコン演歌・歌謡曲ウィークリーチャートで1位を獲得し、総合チャートでもTOP10入りを果たしました。
愛を誓う真っ直ぐなメッセージが込められた楽曲で、結婚式やプロポーズのシーンで多くのカップルに選ばれています。
第69回NHK紅白歌合戦での初出場時に披露され、純烈の名を全国に知らしめた重要な作品です。
ゴールドディスクにも認定され、純烈の代名詞となる楽曲となりました。

純烈のハッピーバースデー

誕生日を祝う温かいメッセージが詰まった楽曲で、第61回日本レコード大賞優秀作品賞を受賞しました。
「プロポーズ」に続き、2年連続でゴールドディスクに認定される快挙を成し遂げています。
大切な人の誕生日を祝う歌として、幅広い世代から愛されています。
第70回NHK紅白歌合戦でこの曲を披露し、紅白終了後は「お台場大江戸温泉物語」で深夜から凱旋ライブを開催しました。
純烈のファンへの感謝の気持ちが表れた、温かみのある楽曲です。

涙の銀座線

純烈のメジャーデビュー曲で、グループの原点となる記念すべき楽曲です。
ユニバーサルミュージックからリリースされ、純烈の音楽活動の始まりを告げました。
3年間のボイストレーニングを経て満を持して発表された作品で、ムード歌謡の王道を感じさせる仕上がりとなっています。
当初は思うような結果が出ませんでしたが、この曲から始まった純烈の物語は、後に大きな成功へと繋がっていきました。
グループの原点を知る上で欠かせない一曲です。

愛をください~Don’t you cry~

第62回日本レコード大賞優秀作品賞を受賞した楽曲で、純烈の実力を示す重要な作品です。
力強いメッセージと美しいハーモニーが特徴となっています。
困難な時代を生きる人々へのエールが込められた楽曲で、多くのリスナーの心に寄り添う内容となっています。
純烈が持つ歌唱力とコーラスワークの素晴らしさが存分に発揮された名曲で、ライブでも感動的なパフォーマンスが繰り広げられます。

だってめぐり逢えたんだ

ゴールドディスクに認定され、USEN年間HITランキング演歌・歌謡曲部門で第2位を獲得した人気曲です。
第56回日本作詩大賞にもノミネートされました。
出会いの奇跡と感謝の気持ちを歌った温かい楽曲で、純烈らしい前向きなメッセージが込められています。
「プロポーズ」「純烈のハッピーバースデー」に続き、4年ぶり3作目のゴールドディスクとなり、純烈の人気が衰えていないことを証明した作品です。

純烈 まとめ

純烈は、映画撮影中の事故で入院した酒井一圭が、夢の中で内山田洋とクールファイブからの啓示を受けてムード歌謡コーラスグループの結成を決意したことから始まりました。
元戦隊ヒーローや仮面ライダー出身の俳優を中心に構成され、3年間のボイストレーニングを経てメジャーデビューを果たしました。
しかし当初は思うような結果が出ず、レコード会社から契約を打ち切られるという困難に直面しました。

その後、スーパー銭湯や健康センターでの地道な活動を続け、「スーパー銭湯アイドル」として徐々に認知度を高めていきました。
「愛でしばりたい」「プロポーズ」が連続でオリコン1位を獲得し、「プロポーズ」は日本レコード大賞日本作曲家協会選奨を受賞。
結成から11年目で念願のNHK紅白歌合戦初出場を果たし、以降6年連続で出場を継続しています。

「夢は紅白親孝行」を目標に掲げ、ファンとの距離を大切にしながら活動を続ける純烈。
紅白出演後も健康センターでの凱旋ライブを欠かさず、初心を忘れない姿勢は多くの人々の共感を呼んでいます。
明治座での座長公演や主演映画の公開など、活動の幅を広げながらも、スーパー銭湯での活動を続ける彼らの姿は、諦めずに夢を追い続けることの大切さを教えてくれます。

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