SHADOWS|90sメロディックハードコアを現代に刻む、日本ラウドシーンの実力者

※画像はこちらからお借りしました。

SHADOWS(シャドウズ)は、元FACTのメンバー3人が、FACTの解散と同時に立ち上げた日本のロックバンドです。

SUMMER SONIC 2016PUNK SPRING 2016への出演、waterweedとの盟友関係、The BONEZCrystal LakeENTHらとの対バンツアーを経て、結成8年目となる2024年秋、5年ぶりとなるフルアルバム「DIG」をリリース。
さらには新たな2人の仲間も加入し、話題を呼びました。

この記事では、そんなSHADOWSのプロフィール・来歴・おすすめ楽曲をまとめてご紹介します。

SHADOWS

メンバー紹介

Hiro(Vo) FACTのリードボーカルとして活動していたSHADOWSのメインボーカル。
兄のTakahiroとともにFACTを経てSHADOWSを結成しました。
力強く感情的なスクリームから、メロディアスで切れのあるクリーンボーカルまでを自在に使い分ける表現力がSHADOWSのフロントを支えています。
ライブでは観客席に積極的に飛び込み、オーディエンスとの距離を縮めるパフォーマンスで知られています。

Kazuki(Gt / Vo) FACTの元メンバーで、SHADOWSでギターとコーラスを担当。
バンドの音楽的な方向性の形成にも深く関わっており、90sメロディックハードコアへの造詣をサウンドに直接反映させています。

Takahiro(Gt / Vo) Hiroの兄であり、SHADOWSのバンド名を発案したメンバー。
「文字の配列によって決めたため特に意味はない」というバンド名のエピソードも含め、バンドに独特のユーモアと先鋭性をもたらしています。
ギターとコーラスを担当し、Kazukiとのツインギターがバンドの重厚なサウンドの核を形成しています。

Hayato(Ba.) 結成直後からサポートメンバーとしてSHADOWSの重低音を支え続け、2024年にRyoと共に正式メンバーとして加入したメンバーです。
ベースおよびコーラスを担当し、長年にわたるサポート活動で培われたオリジナルメンバー3人との強固なグルーヴ感によって、バンドの骨太でアグレッシブなラウドサウンドの土台を築き上げています。

Ryo(Dr.) Hayatoと同じく、長らくサポートメンバーとしてSHADOWSの屋台骨を支え、2024年に正式加入を果たしました。
ドラムおよびコーラスを担当し、タイトで力強いビートと安定したテクニックでバンドのリズムを牽引しています。

簡潔な来歴

SHADOWSは、FACT最後のツアーが全公演ソールドアウトになった直後、FACT解散から半年も経たないうちにHiro・Kazuki・Takahiroの3人が結成したバンドです。
デビューEP「Extrance」は、盟友・waterweedのメンバーをサポートに迎えて都内の倉庫で行われた観客不在のライブレコーディングによって制作されたという異色の出発点を持ちます。

PUNK SPRING 2016での初ライブ、続くSUMMER SONIC 2016への出演で一気に注目を集め、ツアー「SHADOWS JAPAN TOUR 2016」を成功させます。
その後、フルアルバム「illuminate」でバンドとしての音楽的な基盤を確立し、ライブ会場限定アルバム「torches」では独自のリリース形態で熱心なファンをつかんでいきました。
自主レーベル「DIMWIT RECORDS」を立ち上げ制作費を捻出するためのツアーを組むなど、DIYな姿勢でキャリアを積み重ねます。

FACTを知るファンだけでなく、若いメロディックハードコアリスナーからも支持を集め続け、SATANIC CARNIVALPIZZA OF DEATH RECORDS主催イベントなどにも出演。
2024年にはCAFFEINE BOMB ORGANICSへの移籍と同時に新メンバーの正式加入を発表し、5人体制への移行を果たします。

同年秋にリリースした3rdフルアルバム「DIG」はSHADOWSの最高傑作との呼び声高く、アートワークにNirvanaの「Nevermind」ジャケットを手がけたRobert Fisherを迎えた意欲作となりました。
DIG」リリース後には26本の全国ツアーを開催し、The BONEZCrystal LakeENTHらをゲストに迎えたファイナル3公演はBIGCATTHE BOTTOM LINELIQUIDROOMをソールドアウトにするなど、バンドは新章へと完全に突入しています。

HP、SNS等

SHADOWS 公式サイト
SHADOWS 公式YouTube
SHADOWS 公式X
SHADOWS 公式Instagram
SHADOWS Wikipedia

SHADOWS おすすめ曲

Chain Reaction

SHADOWSの名を広くシーンに知らしめた楽曲で、ライブでは未リリースの段階から「代表曲の風格」を漂わせていたとされる楽曲です。
疾走感あるギターリフ、力強いシンガロングパート、メロディアスなサビが一体となった構成は、90sメロディックハードコアへのリスペクトと、現代のロックバンドとしての鮮度が共存するSHADOWSのスタイルを端的に体現しています。
SHADOWSを初めて聴く方が最初に触れるべき一曲です。

Into The Line

フルアルバム「illuminate」に収録された楽曲で、SHADOWSの音楽的な深化を示した作品から選ぶべき一曲です。
FACT時代の激しさを継承しながら、SHADOWSとして新たな音楽の地平を切り拓いた楽曲で、「90sリバイバルとニュースクールの融合」というコンセプトがもっとも説得力を持つ形で体現されています。
SHADOWSの楽曲の持つ「エモーショナルな核心」がもっとも直接的に感じられる楽曲です。

CLIMB

CAFFEINE BOMB ORGANICS移籍後初のシングルとして発表された楽曲です。
「DIG」ツアーのセットリスト冒頭を飾ったことからも、SHADOWSがこの楽曲をバンドの「今」の起点として位置付けていることが伝わってきます。
前へ上へと突き進む力強い意志が楽曲全体に宿っており、新体制・新レーベルへの移行という転換点で鳴らすにふさわしい宣言の一曲です。
最新のSHADOWSを知りたい方は、まずこの楽曲から入ってみてください。

WALK AWAY

アルバム「DIG」の収録曲のひとつで、シングル先行リリースされた3曲の中でもファンから特に深く支持される楽曲です。
「立ち去れ」「距離を置け」という感情と、それでも切り離せない何かへの執着が、激しいサウンドと美しいメロディのコントラストで描かれています。
「DIG」というアルバムの感情的な深度を体感するための最良の入口のひとつです。

SUPERCAR

「DIG」のリード先行シングルとして配信された楽曲で、SHADOWSのシグネチャーサウンドである「ハードヒッティングなコーラスとキャッチーなメロディ」が全開になったモッシュナンバーです。
「CLIMB」がバンドの意志の宣言なら、「SUPERCAR」はその意志を加速させるスピードとパワーを体現した楽曲であり、アルバム「DIG」の中でバランスの支点となる重要な役割を果たしています。
激しく重たいサウンドの中に楽しさと疾走感が同居しており、ライブシーンでのモッシュを巻き起こすことを意識して制作されたことが伝わってくる楽曲です。

SHADOWS まとめ

SHADOWSは、FACTという伝説的なバンドのレガシーを背負いながら、それとはまったく異なる「90sリバイバル/New Melodic Hardcore」というコンセプトで走り続けてきたバンドです。

結成から約8年、デビューEPの観客不在ライブレコーディングという衝撃的な出発点から、「DIG」リリース・26本ツアー・LIQUIDROOM/BIGCATのソールドアウトという現在地まで、バンドが積み上げてきたものは「一切の妥協なしに自分たちの音楽を鳴らし続けた」という事実のみです。

Nirvanaの「Nevermind」アートワークを手がけたRobert FisherをアルバムのデザイナーとしてONBOARDしたことは、SHADOWSが90sオルタナ/メロディックハードコアへのリスペクトと現代的な野心を同時に持つバンドであることを世界に向けて示しています。
The BONEZ・Crystal Lake・ENTH・waterweedとの共演歴は、日本のラウドシーンにおけるSHADOWSの実力と信頼の証明でもあります。
まずは「Chain Reaction」か「CLIMB」から、SHADOWSのサウンドに飛び込んでみてください。

タイトルとURLをコピーしました