※画像はこちらからお借りしました。
「季節は次々死んでいく」「空に歌えば」といった楽曲で、アニメファンや音楽好きから熱い支持を集めるamazarashi(アマザラシ)。
青森県を拠点に活動する2人組ロックバンドです。
最大の特徴は、メンバーが一切顔出しをしないスタイルでの活動。
ライブではステージ前方に紗幕を張り、そこに歌詞やタイポグラフィを投影するという独自の演出を行っています。
姿を見せないからこそ、聴く人は純粋に音楽と言葉に向き合うことができます。
太宰治や寺山修司といった青森出身の文豪からの影響を感じさせる文学的な歌詞と、エモーショナルなサウンドが融合したamazarashiの音楽は、生きづらさを抱える人々に寄り添い、静かに背中を押してくれる存在です。
amazarashi
メンバー紹介
秋田ひろむ(あきた ひろむ)
- 担当:Vo.Gt
- 青森県上北郡横浜町出身
- amazarashiの全楽曲の作詞・作曲を手がけるフロントマン。小学生の頃にTM NETWORKやTHE BLUE HEARTSに影響を受けて音楽を始めました。中島美嘉や菅田将暉への楽曲提供も行っており、ソングライターとしても高い評価を得ています。
豊川真奈美(とよかわ まなみ)
- 担当:Key
- amazarashi結成当初からのメンバーで、楽曲によってはコーラスも担当します。秋田ひろむは「コーラスが入るだけで曲の感じがカラフルになる」などとその歌声を賞賛しています。
※ライブ時にはサポートメンバーとしてGt、Ba、Drが加わり、5人編成でパフォーマンスを行います。
簡潔な来歴
amazarashiは、秋田ひろむを中心に青森県で結成されたロックバンドです。
前身バンド「STAR ISSUE」を経て「あまざらし」に改名し、その後現在の「amazarashi」表記となりました。
青森県内のCDショップ限定でインディーズデビューした後、ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズからメジャーデビュー。
以降、「東京喰種トーキョーグール√A」「僕のヒーローアカデミア」「どろろ」「NieR:Automata」など、数々のアニメやゲームとのタイアップを果たしています。
日本武道館や横浜アリーナでの単独公演、アジアツアーの開催など、顔出しをしないスタイルながらも着実にファンを増やし続けています。
HP、SNS等
amazarashiおすすめ曲
季節は次々死んでいく
テレビアニメ「東京喰種トーキョーグール√A」のエンディングテーマとして書き下ろされた楽曲です。
amazarashiの知名度を大きく上げた代表曲のひとつで、タイトルのインパクトと文学的な歌詞が話題を呼びました。
過去の苦しみと向き合いながらも、それでも生きていくしかないという決意が込められています。
最後には「季節は次々生き返る」と歌われ、絶望の中にも希望が見える構成が秀逸です。
空に歌えば
テレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」のオープニングテーマとして制作された楽曲です。
困難に立ち向かい続ければいつか道が開けるという力強いメッセージが込められており、アニメの世界観と見事にマッチしています。
明るい曲調の中にも秋田ひろむらしい繊細な言葉選びが光り、豊川真奈美のコーラスとの相性も抜群です。
僕が死のうと思ったのは
秋田ひろむが中島美嘉に提供した楽曲で、後にamazarashiがセルフカバーしました。
衝撃的なタイトルですが、決してネガティブなだけの楽曲ではありません。
「僕が死のうと思ったのは~から」という詩のような構成で進み、「満たされないと泣いているのは きっと満たされたいと願うから」と、生きることへの渇望が描かれています。
どん底にいる人にこそ届けたい、大きな愛に満ちた楽曲です。
命にふさわしい
PlayStation4専用ゲーム「NieR:Automata」とのコラボレーションで生まれた楽曲です。
大のゲーム好きである秋田ひろむが、ゲームの世界観に寄り添いながら制作しました。
挫折や喪失を経験しながらも、それでも前に進もうとする人間の姿を力強く歌い上げています。
「心さえなかったなら」という繰り返しが印象的で、感情を持つからこそ苦しみ、だからこそ希望を感じられるという人間の本質を問いかける名曲です。
さよならごっこ
手塚治虫原作のテレビアニメ「どろろ」のエンディングテーマとして書き下ろされた楽曲です。
大切な人との別れ、そして自分自身との向き合い方をテーマにした、切なくも温かい一曲。
amazarashiらしい文学的な歌詞でありながら、どこか柔らかさを感じさせるメロディが特徴的です。
アニメの世界観である戦国時代の過酷さと、普遍的な人間ドラマが見事に融合しています。
amazarashi まとめ
amazarashiは、秋田ひろむ(Vo.Gt)と豊川真奈美(Key)を中心とした青森県発のロックバンドです。
顔出しをしないという独自のスタイルを貫きながら、文学的で心に刺さる歌詞と、エモーショナルなサウンドで多くのファンを獲得しています。
「アンチニヒリズム」をコンセプトに掲げ、絶望と希望が入り混じる楽曲を発表し続けるamazarashi。
「東京喰種トーキョーグール」「僕のヒーローアカデミア」「どろろ」「NieR:Automata」など、アニメやゲームとのタイアップも多く、作品のファンから楽曲を通じてバンドを知る人も少なくありません。
紗幕を使った独特のライブ演出も魅力のひとつ。
姿は見えなくても、スクリーンに映し出される歌詞と秋田ひろむの魂のこもった歌声が、観客の心に直接響きます。
日本武道館や横浜アリーナでの単独公演、アジアツアーなど、活動の規模は年々拡大しています。
生きづらさを感じている人、何かと闘っている人に寄り添う楽曲が揃っているamazarashi。
まずは代表曲から聴いてみて、その世界観に触れてみてください。
公式YouTubeや各種サブスクリプションサービスで楽曲を視聴できます。きっとあなたの心に響く一曲が見つかるはずです。


