※画像はこちらからお借りしました。
「津軽海峡・冬景色」「天城越え」——これらの曲名を聞いたことがない日本人はいないのではないでしょうか。
これらの名曲を歌い上げてきたのが、演歌界のレジェンド・石川さゆりです。
紅白歌合戦に紅組歴代最多となる48回出場を果たし、今なお第一線で活躍を続ける彼女の魅力を紹介します。
石川さゆり
石川さゆり(いしかわさゆり)は、熊本県出身の演歌歌手・女優です。
所属レコード会社はテイチクエンタテインメント、所属事務所はさゆり音楽舎。
小学1年生の時に島倉千代子の歌謡ショーに感動し、歌手を志すようになりました。
牛乳配達のアルバイトで歌のレッスン代を捻出したという努力家のエピソードも知られています。
紫綬褒章(令和元年)、文部科学大臣賞、文化庁芸術祭大賞など数々の栄誉に輝き、名実ともに日本歌謡界の頂点に立つ存在です。
簡潔な来歴
1972年、中学3年生の時にフジテレビ「ちびっ子歌謡大会」で合格しホリプロにスカウトされます。
1973年、「かくれんぼ」で日本コロムビアよりデビュー。
デビュー当初は「花の中三トリオ」の影に隠れ苦戦しましたが、1977年に「津軽海峡・冬景色」が大ヒット。
同年、紅白歌合戦初出場を果たし、第19回日本レコード大賞歌唱賞を受賞しました。
1985年には「波止場しぐれ」で第27回日本レコード大賞最優秀歌唱賞を獲得しています。
2022年に歌手生活50周年を迎え、ヴィム・ヴェンダース監督映画「PERFECT DAYS」にも出演。
KREVAやMIYAVIとのコラボなど、ジャンルを超えた挑戦を続けています。
2025年の紅白歌合戦には紅組最多48回目の出場が決定しています。
HP、SNS等
- 石川さゆり 公式サイト
- 石川さゆり 公式Instagram (@sayuri_ishikawa_official)
- 石川さゆり 公式YouTube
- 石川さゆり テイチクレコード公式サイト
- 石川さゆり Wikipedia
石川さゆり おすすめ曲
津軽海峡・冬景色
石川さゆりの代名詞ともいえる不朽の名曲。
阿久悠作詞・三木たかし作曲による、青森から北海道へ渡る女性の心情を描いた叙情詩です。
この曲で紅白初出場を果たし、日本レコード大賞歌唱賞を受賞。
紅組トリでの披露回数は4回を数え、紅白史上最多タイ記録を持ちます。
天城越え
静岡・伊豆の天城峠を舞台に、燃え上がる女の情念を歌い上げた名曲。
吉岡治作詞・弦哲也作曲。
紅白歌合戦では「津軽海峡・冬景色」と隔年で交互に披露され、こちらも紅組トリ4回と同率の記録を誇ります。
カラオケでも世代を超えて歌い継がれる定番曲です。
能登半島
阿久悠・三木たかしコンビによる「旅情三部作」の一曲。
能登の海を舞台にした切ない恋歌で、2024年の紅白では能登半島地震の被災地への思いを込めて披露され、大きな反響を呼びました。
風の盆恋歌
第31回日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞した楽曲です。
幻想的な祭りの夜を舞台にした恋物語を、石川さゆりが情感豊かに歌い上げています。
ウイスキーが、お好きでしょ
サントリーウイスキーのCMソングとして長年親しまれてきたジャズテイストの楽曲です。
演歌とは一味違う、洗練された大人の魅力を堪能できる一曲です。
コラボアルバム「X-Cross」シリーズでも再録され、幅広い層に愛されています。
石川さゆり まとめ
石川さゆりは、1973年のデビューから50年以上にわたり日本の演歌界を牽引し続ける「演歌の女王」です。
「津軽海峡・冬景色」「天城越え」という二大名曲をはじめ、数々のヒット曲で世代を超えて愛され続けています。
紅白歌合戦には紅組歴代最多の48回出場を果たし、紅組トリ回数も美空ひばりに次ぐ歴代2位という輝かしい記録を持っています。
紫綬褒章や文部科学大臣賞など、その功績は国からも高く評価されています。
近年はKREVAやMIYAVIとのコラボ、映画出演など、ジャンルの垣根を超えた活動も展開中。
現在も進化を続ける姿は、まさに「生きる伝説」と呼ぶにふさわしいでしょう。


