バディットマガジンWEBばん!で
イチオシのアーティストを紹介し輪を繋いでいく
✨✨アーティストのわ✨✨
前回は山田祥子さんにご登場いただきましたが、
(記事はこちら! https://bhodhit.jp/shokoyamada_interview/)
今回ご紹介いただいたのは・・・・
りつフラワーさんです!!!
5月4日生まれ A型
東京出身在住。
鍵盤弾き語りシンガーソングライター。
食べ物のうた。空や花のうた。家族,友達,愛のうたなど。
日常をうたう鼻歌のような音楽。
まるで朝ドラの主人公かのごとく、熱くまっすぐな楽曲が多い。
とにかく楽しそうに全身全霊。
人を笑わせ幸せにしたいと本気で思っている。
思春期にaikoに出会ってから全てにおいて多大な影響を受ける。
aikoが好きすぎて自身の音楽に影響を受けすぎてしまうため、十数年間aiko断ちをする。(現在は解禁)
小中高と打楽器を経験した為、パワフルなピアノプレイを好み、BEN FOLDSに影響を受ける。
(ピアノ椅子を蹴り、中腰でピアノを弾く練習をしてみるも、腰にきてすぐ断念。)
りつフラワー インタビュー
力強い歌とピアノに、
心に真っ直ぐ届く歌詞。
そんなシンガーソングライター
りつフラワーさんにインタビュー。
音楽のルーツ、歌を志した原点などを
たくさん語っていただきました!
今回も大盛りな内容でお送りいたします!
朝ドラのヒロインみたいに熱くて真っすぐな歌
まずは自己紹介をお願いできますでしょうか?
りつフラワーです。
鼻歌で曲を作って日常の
初めて聴いた方でも歌えるような曲とか、
朝ドラのヒロインみたいに
熱くて真っすぐな曲を歌っています。
元気な方はより元気に、
ちょっと元気が出ないなっていう方にも
優しく隣にいれたらなっていう音楽を作っています。
紹介してくださった山田祥子さんとは
どういった繋がりがあったのですか?
月刊NOMADっていう
ライブハウスの代官山NOMADで
何組かのアーティストが10ヶ月間くらいかけて
毎月新曲を書くっていう企画なんですけど、
一緒に戦ったメンバーとして
山田祥子ちゃんがいて。
「月刊NOMADとは2009年3月よりスタートした代官山NOMADオリジナルイベント。
選び抜かれたアーティスト6組~7組が毎月出演し、3月から12月まで毎月新曲を発表するという月刊誌を読むような主旨から月刊NOMADと名付けられました。
お客様には毎月楽しんで頂けるように、アーティストには体験した事のない経験から、更なる成長と飛躍を願っております。」
※引用:https://www.daikanyama-nomad.com/gekkan/
毎月一緒になるわけじゃないんですけど、
最初の決起会ライブと
真ん中と最後のライブが一緒でした。
新曲を毎月書いてたんですけど
なんか部活みたいな感じなので仲良くなって。
祥子ちゃんのワンマンライブの
お手伝いに呼んでいただいて
そこからの繋がりが大きいですね。
私のライブを観に来てくれたり。
全然ジャンルは違うんですけど、
真摯に音楽に向き合うところが
私と近いのかなっていうので
仲良くなりましたね。
月刊NOMADっていうのって、
毎月1曲書いていく・・・?
そうですね、1曲以上。
で、ライブで初披露みたいな感じです。
最後にコンピレーションアルバムで
一緒のCDになって卒業です。
1年かけて。
それをやる方って
どういう選ばれ方をするんですか?
代官山NOMADのスタッフさんで
ミーティングして決定されるらしいです。
“あの子に茨の道を歩かせてみよう”とか、
あの子とこの子を組み合わせたらどうなのかとか。
面白がって自分事のように
やっていけるようなメンバーを
集めたんじゃないかなって。
背中を押されるような感じでもありますし、
修行みたいな感じで。
へー!それはいつ頃ですか?
2023年の3月から12月なので最近ですね。
もう何年間かやってて、
1年ごとにメンバーが変わるんですけど、
選んでいただいて嬉しかったです。
そういうのもあるんですね。
面白いですよね。
10か月かけてっていうのはなかなか。
普通の対バンじゃこんなに仲良くならないです。
連帯感が生まれますね。
めちゃくちゃ生まれましたね。
ほんと、部活って感じでした。
何かのオーディション番組を
観ているかのようですね(笑)
ほんとにそんな感じでした!
本当はずっと歌手になりたかった
3歳で歌手を目指し始めたということで。
早いですよね。
3歳クラスの文集に「かしゅ」って
書いてあったそうです。
全然覚えてないんですけどね(笑)
もうその時から歌手を目指すと言っていたのですか?
多分、保育園の先生が書いてくれたんでしょうね。
でもそこから思春期は
全然歌手になるって言えなくて。
恥ずかしいというか、
叶えられなかったらどうしようみたいな。
ちょっとなんか思春期っぽいですよね。
でも本当はずっと歌手になりたかったですね。
言えなかったけど、本当は。
みたいな。
なんか恥ずかしかったです。
かっこつけてましたね。
でもずっと言えなかったです。
歌手になりたいとか言ったら、
絶対無理だよとか言われるじゃないですか。
そうそうそう。
でも、その時にずっと
歌手になるって言い続けてたら、
さらにかっこよかったなって思うんですけどね。
やっぱり思春期だったから。
小学校の6歳からピアノを始めたんですね?
そうですね。
なにかやりたかったんです。
バイオリンじゃなくて、ピアノを選んだ。
母からはめっちゃバイオリンを
激押しされたんですけど、
いや、ピアノがいいと。
子供ながらに思うところがあったんですか?
後から母に聞いたんですが、
母も合唱で歌をやってるんですけど、
練習に付いていってピアノの方がいて。
そのピアノの方が憧れだったんですよね。
その方に習いたくて。
その方に習えたんですか?
そうです!
それは嬉しいですね!
今も、この人に習いたいっていう方には
直談判して回ってます!
ピアノはクラシックを練習されましたか?
はい、クラシックですね。
ピアノでは今も普段の練習は
クラシックを弾いたりしてますか?
今のピアノの先生にこれやったら?
みたいな課題をもらってやったりですね。
普段の自分の曲のアレンジを
練習したりするのが多いです。
では、今もピアノのレッスンを受けてるんですね。
曲に対しての編曲レッスンがメインです。
どういうアプローチをしたらいいかみたいな。
技術の根本を習うより
相談しに行くみたいな感じです。
そのピアノの先生は
子供の頃の先生と一緒ですか?
違う先生です。
ロクセンチという
すごく好きなバンドがいて、
ピアニストの
山田 貴子(やまだ あつこ)さんに
門を叩いて教えて欲しいと
直談判しました。
私の人生の中にロクセンチがいなかったら
今の自分はいないっていう風に
すごく影響を受けてるので、全てにおいて。
ロクセンチと出会った瞬間から
今もずっと応援して、ライブに行って
みたいな感じでしたね。
ドラマ「愛してると言ってくれ」との出会い・・・
これはどんなドラマだったのですか?
耳が聞こえない方に恋をするお話なんです。
脚本家の北川悦子さんのドラマで。
そのドラマがめちゃくちゃ好きで
影響されましたね。
主人公が朝ドラのヒロインみたいに
すごい熱くてまっすぐで、
自分と近いものを感じたんじゃないかなって
いうのもありますね。
受けた影響としては、生きざまみたいなところに?
生きざまとか、
あとはDREAMS COME TRUEさんの
「LOVE LOVE LOVE」にすごいはまって。
いまだにドラマでは不動の1位ですね。
ぜひ観ていただきたいです。
味わったことのない高揚感がステージにあった
吹奏楽部では打楽器をされていたのですか?
はい。
中学校はもうずっと打楽器で
高校の時も吹奏楽団に入ってて、
ずっと打楽器ばっかりでしたね。
打楽器はいろいろな種類をやりましたか?
なんでもやりました。
ラテン系とかティンパニとか。
1番得意だったのはシンバルですね。
実際にやったことはないですが、
シンバルも奥が深いんですよね、きっと。
出番はすごく少ないんですけど、
見せ方や、音の出し方などはすごく深いです。
出番が少ない分、1回1回が勝負なので。
でもやりすぎてシンバル筋をちょっと痛めましたね。
それぐらいシンバルにはまってました。
シンバル筋!?
胸の上あたりの筋肉です。
(りつフラワーが勝手に命名しました)
今はもう治ってますが、
古傷みたいな感じで、
なんか嫌なことが起こると、
そこのシンバル筋が痛むんですよ(笑)
そして中学の文化祭でドラムボーカルをされたんですね?
はい。
文化祭でドラムボーカルをやって、
そこが自分の分岐点というか、
今の活動に繋がる
きっかけなんじゃないかと思います。
吹奏楽でもドラムはされてましたか?
やってました!
ではすでにドラムは叩けてたんですね。
歌はこの時が初めてでしたか?
舞台で歌うのは初めてだったかもしれないです。
でも小学校の時に変わった先生がいて、
1個の授業を全部潰して
カラオケ大会するぞ、みたいな(笑)
CDを持ち寄って自分の歌いたい曲を
みんなの前で歌う授業があって、
小3ぐらいから歌っていましたね。
ちなみに声楽をされていたお母様に
歌を習ったりしましたか?
一緒に歌っていましたね。
家でカラオケみたいな。
でも指導はそんなにされなかったです。
母は学校の先生なんですが
勉強しろと1回も言われたはことないし、
音楽に対しても
何かを言われたことはないですね。
なんでも肯定してくれて
好きなようにやりなさい、と。
いいですね。
今があるのはそのおかげですね。
文化祭での最初のライブ、いかがでしたか?
味わったことのない
高揚感みたいなものがステージであって。
人に認められるっていう気持ちを
そこで味わってしまって
はまっちゃいましたね、音楽に。
音楽をやったらみんなが
良いって言ってくれるんだっていう。
多分それまですごく劣等感があって、
自分はちょっとまわりと違うかもしれないみたいな。
ちょっと自分に自信が無かったっていうか
おとなしくしてようと思ったんです、中学校では。
でもやっぱりおとなしくできなくて。
それでライブをやって
そうしたらいいねって言ってくれて。
なんかこれだなって思っちゃいましたね。
最初のライブですごく良い経験ができたんですね。
アドレナリン出ますよね。
ライブをすることは普段の学校生活だと無いですもんね。
そしてこの時期あたりででaikoさんと出会うわけですね?
そうです。やっぱり「花火」ですね。
学校の中でもブームになって
カラオケ行ったらみんなで歌うし。
それこそ中3の文化祭の時は
aikoの曲を演りました。
私はドラムでした。
ボーカルは取られちゃいましたね・・・
歌いたい子が
次の年やりたい、みたいな。
なら私は別にドラムでいいよって。
本当は歌いたかったですけどね。
その頃からaikoにはすごいはまってましたね。
※aikoさんファンはaikoさんのことを
“aiko”と呼び捨てにするそうなので、
りつフラワーさんの意向により、
親しみと愛を込めて“aiko”表記に
させていただいております。
高校はファッション系の学校に行ったんですか?
そうなんです。
その学校では音楽も選べたんですけど。
ファッションか音楽か
まずはどちらか選ぶっていう学校で。
その時はファッションを選びましたね。
多分、音楽はバンド組めばいいかなと
思ってたのかもしれないですね。
学んだのはファッションデザインとかですか?
ファッションビジネスの方でした。
ブランドを作るとか。
当時はショップをやりたかったんです。
輸入したり買い付けたり
総合的なショップをしたかったんですよね。
それで勉強してました。
あとはファッションショーをしたり
卒展出したり。
アート全般の高校でしたね。
そんな楽しそうな高校があるんですね!
そうなんです!
今、本当にその高校に行っておいて
良かったなっていうのはデザイン系。
例えば物販やMVとか。
デザイン関係もその頃学んだので。
だいぶ今に繋がってますね。
どうりで。HPでグッズも見させていただいて
いっぱいあるなと(笑)
めちゃくちゃあるんですよ(笑)。
本当にどんどん作っちゃう。
多分それは高校の時のクセですね。
ファッションの血が騒いじゃう(笑)。
デザインもご自身で?
自分でやってるのもあれば
好きなデザイナーさんやイラストレーターさんに
頼んだりしてますね。
全部自分でやるというより
いろんな人からの刺激をもらいたいので
一緒にコラボするって感じです。
普段から着れるような
お洒落なデザインのものが多いですよね。
嬉しいです!
普段から着れるようなものを
作るのが目標ですね。
実際に自分で服などを
買い付けに行ったりとかはありますか?
高校の3年間ぐらいは
古着屋さんで働いてたんですが、
そこではアメリカに
古着を買い付けに行ってました。
高校生の時からアメリカに買い付け行ってたんですか!
行ってました。
古着屋さんでも働いて
買い付けも一緒に付いて行って、
って感じでした。
古着の買い付けって大きな倉庫から
セレクトしたりすることもあると思いますが、
そういう系の買い付けでしたか?
倉庫からではないですね。
独自のルートがあって、
そこで可愛いやつを
セレクトしてくるみたいな感じですかね。
私はミュージシャン側にいたい
本格的に音楽を始めたのは19歳から?
そうですね。
19歳でライブをし始めました。
その時はバンドでしたか?
最初はボーカルだけで
バンドに参加させてもらったり
カラオケを流しながら
歌うところからスタートして、
弾き語りを練習しつつ、
すぐ自身のバンドを組みましたね。
その時に組んだバンドが
ハロー青空トレインですか?
そうです。
ハロー青空トレインを組みました。
ピアノボーカルと作詞作曲をされてたんですよね?
そうです。
O-WESTでワンマンもされてるんですね!
そうなんです!
かなり大変ではありましたが
いい経験ができました!
また今年はソロでも
いろんなことに挑戦しようと思っていて、
目指すはZeppです!
そこからバンドが活動休止になり、
すぐソロを始めたのですか?
1回就職をして、
1年間働いていました。
その就職先でお客様として出会った方が
ミュージシャンの方で。
私は就職してる身なので
ミュージシャン側ではないじゃないですか。
それがすごく悔しくて。
その時に気づいたんですよね。
悔しいって思ったってことは
多分そっち行きたいんだなと思って。
たとえ収入が減っても
私はミュージシャン側にいたいと思って、
就職先を辞めました。
ソロになってから
ピアノ弾き語りを本格的に始められたのですか?
そうです。
そこからロクセンチの山田貴子さんに
ピアノを習い始めました。
この時期から山田貴子さんに習い始めたんですね。
はい。
もうそれまでは今となっては
あぐらをかいていたなと(笑)。
甘えてました。
バンドの時はギターがいたので
ソロとかは弾いてもらったり。
かなりツアーとか回られてますよね?
そうですね。
ツアーはめちゃくちゃ行ってますね!
普段の拠点としては都内が多いですか?
東京と名古屋が今はメインですね。
名古屋によく行くようになったきっかけはありますか?
ハロー青空トレインでのバンドの時から
東京より名古屋の方がホームだったんですよね。
毎月ライブに行ってて、そこからの流れで。
あと、2年間だけ名古屋に住んでたんですよ。
コロナ禍の時に住んでて。
そうでしたか。名古屋のファンの方は、
バンド時代から観てくれてる方ですか?
何人かいらっしゃいますが、
ほとんどはソロになってからの方が多いですね。
ありがたいです。とっても。
ぱっと明るくなるような存在で
2023年の5月にアーティスト名を
「りつフラワー」に改名されたきっかけはありますか?
ファーストアルバムを
2023年の5月に出すって決めたんですけど、
アルバムを出すにあたって
名前を一新しようという。
ずっと変えたいとは思っていたので
いいきっかけだなと、思い切って変えました。
お名前の由来は?
名前を変えようと思った
きっかけでもあるんですけど、
名前だけで雰囲気や音楽性が伝わるというか
人間性が伝わるような
名前にしたいなと思っていて。
皆さんにとってぱっと
明るくなるような存在でいたいなって。
自己紹介で“りつフラワーです!”って言うと
大体明るい気持ちになりますよね(笑)。
暗い気持ちで“フラワーです!”
とは言えないので(笑)。
自分に対しても
すごく良かったなと思っていて。
自然と明るくいられるみたいな。
確かに、気持ちがパっとなるような気がします!
例えば、ちょっとありきたり過ぎますが
“スペシャルハッピーです”みたいな名前だったら
絶対暗くないじゃないですか。
確かに!そして2023年5月には
アルバムを出されたんですよね?
『Rain or Shine』というアルバムを出しました!
雨の日も晴れの日もどんな時も、
っていう意味です。
「せかいいち」は
wacciのキーボードの因幡始さんが
アレンジをしてくれて、
朝ドラみたいなPOPで楽しく
賑やかな曲になりました。素敵です。
何でも泣ける曲を作りたいなって
思ってるんです。
だから、全曲推しなんですよね。
全部シングルみたいな感じです。
基本的にはバンドサウンドにしています。
アレンジャーがついたりはしていますか?
アレンジャーさんは曲によって頼みました。
バンドメンバーと一緒に
ギタリストの方が主になって
作ったりもしました。
1番最初のアレンジは
ロクセンチの山田貴子さんに
アドバイスをもらって、
そこからバンドに持って行っていました。
ご自身で家でも録音はされますか?
めっちゃします。
キーボード系の8割方は
全部自分で打ち込みしてます!
ドラム音源もよく使ってますね。
ちなみにDAWは何を使われてますか?
Logicです。
Logicか。一緒ですね!
一緒ですか!
じゃあわからないことあったら聞きます(笑)
全然聞いてください!(笑)
Logicいいですよね。
ピアノは別の音源を外付けしてますが、
内蔵のやつでも十分いいです。
オーディオインターフェースは何を使ってますか?
オーディオインターフェースは
見た目で選びました(笑)
Universal AudioのVoltです。
木が両側についてて
めっちゃ可愛いんですよ。
|
ほんとはApolloが欲しいんですけど(笑)
|
今、宅録関係をちょっとずつ整えてて、
ちょうどMelodyneを買ったところです。
|
マイクはNEUMANN大好きです。
KMS104BKがマイマイクです。
|
そうなんですか!
そうです!え、今こんなに高いんだ。
値段倍ぐらいになってますね・・
ライブハウスに絶対忘れられないな(笑)
これはライブでもレコーディングでも使ってますか?
レコーディングは
もっといいマイクがあるところでしてます。
スタジオのを使わせてもらってる感じです。
sumika recordsっていうところです。
去年出たアルバムもこちらで録りましたか?
歌はほぼ全部ここで録ってますね。
鼻歌で歌って曲を作ると聞きましたが、
基本的にはそのスタイルで作っていますか。
結構(メロディが)降ってくるタイプというか。
寝ようとしてるとなんか
歌が浮かんじゃって寝れない、みたいな。
で、もう1回寝ようとすると
また違う歌が降ってくる。
あれ、寝れないって(笑)。
歌いながらそれにコードを
当てていく感じが多いですね。
天才タイプですね!
天才って言うんですかね。
私の場合は鼻歌の方が作りやすいというか、
キャッチーな曲が生まれやすいですよね。
歌詞とメロディーと
なんとなくの雰囲気がもうできて
降ってきます。
歌詞もその時に大体できちゃうんですか!?
歌詞はほぼほぼ入ってますね。
へえ〜、歌詞付きで降ってくるんですか!
いいな・・・
びっくりしますよね。
「宇宙飛行士になりたい」って曲があるんですけど、
“宇宙飛行士になりたい”って振ってきました。
その時はそういう漫画も読んでなかったし。
宇宙は好きですけど。
(今では「宇宙兄弟」という漫画が人生のバイブルです。)
インプットの数が多いのかもしれないですね、人より。
音楽が元々すごい好きで、
自分でやるのも聴くのも
すごく多いかもしれないですね。
影響を受けたアーティストは?
自分のルーツみたいなものだと
やっぱりaikoなんですけど、
シンガーソングライターとして
影響を受けてるのは
ユーミンさん、中島みゆきさん、
田村直美さん、あと広瀬香美さん。
シンガーソングライター女性が
すごく流行った時期が
歌が好きになった時期とかぶってて。
で、思春期になると
洋楽を聴かないといけないのかな、
みたいになるじゃないですか。
そこで、aikoのルーツは
何だろうって調べて辿って、
アメリカのちょっと古い音楽が好きになって。
ソウル系とか、ロックンロールとか。
その辺を聴いてましたね。
「Soul Train」っていう番組わかりますか?
ソウルトレイン??
「Soul Train」っていう
古めのソウルの歌番組があって、
そこにスティービーワンダーとかが
出てたんですけど、
その「Soul Train」がめっちゃ好きですね。
アメリカの番組なんですね?
そうです。
聴くのはアメリカの古いソウル、
ブラックミュージックが多いかもしれないですね。
めちゃくちゃ影響受けてます。
洋楽では特にこの人が好きっていうのはいますか?
洋楽だと、スティービーは神のような存在で、
1番今聴いてるのはジェイソンムラーズですかね。
あとはベンフォールズはめちゃくちゃ聴いてますね。
ピアノだけで言うと
ドクタージョンもすごい聴いてますね。
気になるのはaikoさん断ちをしたということですが・・・
自分のバンドをやって、曲も作るってなって、
全部aikoになっちゃうんです、作る曲作る曲。
これはダメだと思って
10年間ぐらい聴いてなかったんです。
めっちゃ好きなのに、aiko断ちしました。
このままだと自分の音楽じゃなくなっちゃうと思ったので。
aikoさん断ちをしてから作る音楽は変わりましたか?
めっちゃ変わりました。
バンドとかソウルとかを聴くようになったので。
なのでaikoはもう聴かないようにしました。
めちゃくちゃ1番好きなのに・・・
さぞ辛かったでしょうね、それは・・・
それよりも、
自分の音楽をちゃんとやらなきゃな
っていう意思のほうが強かったので。
個人的な欲よりももっと
広がりを持った音楽を作るためなので、
全然苦じゃなかったですね。
でも、もう今は解禁しました。
今はもう曲を作るのにも
影響はそんなに入ってこないですか?
聴いていれば多分少し
入ってはいると思うんですけど、
引き出しも今はあるので
引きずられないというか
大丈夫になりました。
好きなものは好きだと思って
aikoを聴くのは我慢してないですね。
喜ばせたいというか幸せにしたいっていう気持ちがどんどん増えていって
最近MVをアップされましたよね?
曲自体は前からありましたよね?
「たそがれメリーゴーランド」
そうです。6年前からありました。
MVをこの曲にしたきっかけとか
エピソードなどはありますか?
この曲は、自分の気持ちが
潜ってしまった時に作った曲で。
なので歌詞はほぼほぼ9割以上
ノンフィクションというか。
だからこそ人の心に
届くんじゃないかなって
強い熱量で作った曲なんです。
悔しいなって思いながら作った曲なので
届けたいなって思って
アルバムにも入れて、
推し曲みたいな感じでMVを作ってみました。
頭の中にすでに映像のイメージがあった
っていうのもあります。
なるほど、もうすでにこういう
映像のイメージだったということですか?
こういうイメージでしたね
ほぼそのまま。
今は映像じゃないですか、
音楽だけというよりかは。
先日、知り合いの子供たちが
繰り返し観て歌ってくれてたのを
知ったりするとやっぱり
作ってよかったなって思うし、
きっと救われるって
思ってくれる人がいるって
信じて出しました。
誰かのためになりたい、
誰かの力になりたいって気持ちが
年々増えてきて。
若い頃は自分のエゴというか、
自分がこうしたいっていう気持ちが
強かったんですが、
年々喜ばせたいというか
幸せにしたいっていう気持ちが
どんどん増えていって、
今はほぼほぼそれですね。
幸せにしたい、笑わせたい、
喜ばせたいっていう気持ちが
めちゃくちゃ大きいです。
そういう気持ちじゃないと続かないですよね。
続かないですね。
自分のためだけにはね。
うん、無理です(笑)。
本当にそう思います。
このMV観させていただいて
すごく歌詞が耳に飛び込んできたんです。
嬉しい。
今のお話を聞いて、納得しました。
ノンフィクションだからかもしれないですね。
全部本当のことなんで。
なんか街を歩いてても
自分の家の近くなのに
どこにも自分の居場所がなくて、
モノクロの世界の中で
自分だけが違う空間にいるみたいな。
本当にそうなっちゃって。
で、知人に会って
“ちょっと落ち込みすぎちゃって”
って言ったら。
“なにたそがれてんの”
って言われてできたんですよね。
この曲が。
たそがれてたんだ、
俯瞰して見れてなかったな、
なに悲劇のヒロイン
ぶってんだろうと思って(笑)、
その渦中にいて
ぐるぐる回ってたらそうなるよなって、
もっと俯瞰して
遠くから見てみようって思いました。
バースデーワンマンツアー
ありがとうございます。
それでは最後に今後の活動の展望などを
聞かせていただけますか?
5月4日と22日に
ワンマンライブツアーが決まってます!
バースデーワンマンツアーみたいな感じで
大々的にやるのでぜひお越しいただけたら嬉しいです!
■2024/05/04(土)
東京・新宿SACT!
BIRTHDAY ONE-MAN LIVE「心花 Vol.2」
OPEN 12:00/START 12:30
Key.Vo. りつフラワー
Perc. 森盛滋
Guitar. 芳賀義彦
■2024/05/22(水)
名古屋・HeartLand
BIRTHDAY ONE-MAN LIVE「心花 -shinka- vol.2」in名古屋
OPEN 19:00/START 19:30
Key.Vo. りつフラワー
Perc. 森盛滋
Guitar. 芳賀義彦
ライブ詳細はこちら!
次回のアーティストは・・・
またしても1万字を超えるインタビュー
いかがでしたか?
アーティストがイチオシアーティストを
紹介して繋がっていく
『 アーティストのわ 』
次回はりつフラワーさんにご紹介いただいた
このお方・・・
SOONERSさんです!!!
お楽しみに!