【猫でもわかる音楽のお話】しにゃんこと学ぶ音楽関連あれこれ 〜エフェクター編 Vol.02「歪み系エフェクター」〜

わんこ
わんこ先生

じゃあさっそく!

まずどんな音を出したいですか?

しにゃんこ
しにゃんこ

なんか”ズギャーン”って音出したいにゃ

サビでインパクト出したいにゃ

わんこ
わんこ先生

”ズギャーン”ですか・・・

となると「歪み系」ですね

わんこ
わんこ先生

歪み系は

オーバードライブ

ディストーション

ファズ

の3種類があります。

わんこ
わんこ先生

オーバードライブ < ディストーション < ファズ

の順で歪みが大きくなるイメージです

しにゃんこ
しにゃんこ

その3つはどう違うのかにゃ?

もうちょっとそれぞれの違いを知りたいにゃ

わんこ
わんこ先生

がってんです

わんこ
わんこ先生

まずそもそもどうしてオーバードライブやディストーションとかの歪み系エフェクターなんてものができたかというところから入りましょう

わんこ
わんこ先生

その昔、エレキギターは歪ませたりしないクリーントーンが一般的な時代に大音量を求めるギタリストたちが真空管アンプのボリュームをガンガン上げていったら音がどんどん歪んでいって「この音かっこよくない?!」ってなったのが始まりです

しにゃんこ
しにゃんこ

偶然の産物にゃ

わんこ
わんこ先生

ですね

わんこ
わんこ先生

アンプは「音を増幅する装置」ですがその増幅値っていうのは決まっていて・・・
それを超えて増幅した場合、本来の増幅値より超えた部分は「潰れた」状態になってその潰れた部分が「歪み」として聞こえるんです

わんこ
わんこ先生

そのうちもっと手軽に歪んだ音を作るためにエフェクターというものが作られたというわけです

しにゃんこ
しにゃんこ

にゃるほど

わんこ
わんこ先生

歪み系のうち、オーバードライブは真空管アンプの音量を上げて過大出力した時に出る「アンプの歪みサウンド」を再現することを目指したエフェクターです

わんこ
わんこ先生

アンプの音量をガンガンあげた時の音、つまり、アンプを酷使した時に出る音という意味で Overdrive=「酷使」と名付けられたんです

しにゃんこ
しにゃんこ

にゃるほどにゃるほど

わんこ
わんこ先生

ディストーションはオーバードライブと違って音量の大小に関係なく同じ歪みが得られるように設計されています

わんこ
わんこ先生

Distortion=「歪み」の意味ですが、深い歪みを意図的に出すために作られたエフェクターとも言えますね

わんこ
わんこ先生

ちなみに、オーバードライブは真空管アンプのようにボリュームを下げればクリーントーン、上げるに従って歪みが大きくなるように設定されています

しにゃんこ
しにゃんこ

オーバードライブ:マイルドな歪み

ディストーション:ハードな歪み

ってイメージかにゃ?

わんこ
わんこ先生

そんな感じです!

しにゃんこ
しにゃんこ

ちょっとわかってきたにゃ

ファズはどんなものかにゃ?

わんこ
わんこ先生

ファズFuzz=「毛羽立ち」 という意味がありますが、実は歪み系のエフェクターの中で一番歴史が古いのがこれです

わんこ
わんこ先生

ファズはディストーションよりも荒々しくて

ザラザラした過激な音です

わんこ
わんこ先生

オーバードライブやディストーションとは歪みを増幅させる回路がそもそも違うので歪みの性質も異なります

しにゃんこ
しにゃんこ

回路とか出てくるとややこしくなってくるにゃ

わんこ
わんこ先生

まぁとりあえずは

オーバードライブ:マイルドな歪み
ディストーション:ハードな歪み
ファズ:超絶ハードな歪み

みたいな感じでとらえておけばOKです!

わんこ
わんこ先生

あとは実際に試してみて好みの音を探してみましょう!!

しにゃんこ
しにゃんこ

了解にゃ!

ー続くー

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