バディットマガジンWEBばん!で
イチオシのアーティストを紹介し輪を繋いでいくコーナー
✨✨アーティストのわ✨✨
今回は、
徳田しずか さんからの繋がりのこの方
山田エンリ さんをご紹介します!
(徳田しずかさんのインタビューは こちら )
山田エンリ
スタジオシンガーとして、
DVD「ティンカーベル」主題歌吹替え歌唱、
カラオケガイドボーカル「あいみょん」「椎名林檎」、
舞浜大手テーマパークショー出演、
CM「ボールド」「フォルクスワーゲン」など。
3 オクターブ強の音域から生まれる多彩な表現に定評がある。
生涯現役を掲げ、多岐に渡った活動を行っている。
山田エンリ インタビュー
山田さんにバトンを渡してくださった
徳田(しずか)さんとは
どのようなきっかけでお知り合いに?
徳田さんの所属されている ライトトラックス という制作会社さんに
昔からお世話になっていまして、
新しい仲間として(徳田さんを)紹介されたのが最初です。
お仕事はもちろん、徳田さんは忘年会とかバーベキューみたいな
色んな方が集まる場面でも積極的に気遣って
動いてくださるような方ですね。
あと、社長さんと徳田さんお二人とも
カメラがお好きだということで、
原宿で宣材写真を撮っていただいたりもしました。
「スタジオシンガー」というお仕事について、
簡単にご説明いただいてもよろしいでしょうか?
スタジオシンガーは、
CMのサウンドロゴ(※)を歌ったり、
映画のサントラの歌を収録したり、
映画の吹替えで歌ったりするようなお仕事だと
思って頂けるといいと思います。
声優さんが練習するための
仮歌を収録するという事もあるんですよ。
「ジユウたいそう」のようなテーマソングの
ご依頼をいただくこともありますね。
(※)サウンドロゴ:企業や商品を宣伝するための効果音やメロディー、音声。
例 → https://youtu.be/SpnCoq8vj8A?si=5vGZ3_q9U466PrkJ
ディズニーチャンネル「アバローのプリンセスエレナ」の
吹替え(※)などなさっていますね。
余談なんですけど、娘が小さい頃に
「小さなプリンセスソフィア」を見ていまして、
もしかしたら、お歌を聴いていたかもしれません。
(※当時の名義「en」にて)
そうなんですね!
「ソフィア」をはじめ、ディズニーチャンネルは
いくつかやらせて頂きました。
「ワクワクすっぞ!」みたいな感じで
それでは音楽を始められたきっかけなど
お伺い出来ますでしょうか?
元々歌は好きだったんですけど、
ポイントだったと思うのが、
ずっと周囲に私より歌が上手い子がいたことなんですよ。
なので、もっと「練習しよう」って
思い続けられたのは幸運だったと思います。
あまり調子に乗れる機会もなかったし、
それこそドラゴンボールでいうところの
(強い相手に会えて)「ワクワクすっぞ!」みたいな感じで
楽しく出来てたのも良かったと思います。
進学校だったので、
音楽の道に進もうとしたらめちゃくちゃ反対されて、
とりあえず浪人していたんですけど、
高校の演劇部のときの友達が
オンラインでゲームの声入れとかの活動をしていて、
その活動に誘われて一緒に始めたんです。
そこで声優の卵の友達がいっぱい出来たんですよ。
私は尊敬できる人と友達になりたいって意識が強いみたいで、
悪く言えば、身の丈に合わない友人関係を
作りがちなのかもしれないですけど(笑)、
結果的にその時の知り合いが何人もプロになったんですよ。
そういう子たちが自由に人生を選んでいるのを見て、
当時は音楽も機械も好きだったので音響に進もうと思ったんです。
そうしたら、当時の友達に
せっかくやるんだったら歌のオーディションもあるはずだし
そういう専門学校に行ったらどうかと勧められたんです。
そして専門学生になって、在学中にテーマパークのシンガーのオーディションに受かって、
専門の卒業と同時にテーマパークで歌い始めました。
そこで数年歌って、ご縁があり並行してスタジオシンガーの仕事も始めました。
最初はカラオケのガイドボーカルだったと思います。
私の新し物好きの部分とCMの相性が良いことに気づき始めたんです。
CM関係は常に最新のものをやっていますから。
実は、CMを嫌がるシンガーさんも多いんですよ。
そうなんですか?
素材として扱われる感じが嫌とか、
歌いたいものと違う歌い方を要求されたりとか、
クレジットされないのが嫌とか、
いろいろあるみたいです。
私はとにかく営業活動みたいなのが本当に適性がなくて(笑)、
クレジットがあれば嬉しいけど、なくてもあまり気にならないですね。
ライブは、歌以外の告知とか暗記とかの作業がすごく多くて大変で、
CM関係は歌だけに集中できるっていうのも良かったです。
あと、常に一番新しいものを流行りに準じて作っていくっていうのが
性に合っていて、楽しいです。
現場ごとに可愛い感じにしましょう、
かっこいい感じにしましょう、
やっぱりジャズにします、とか、いろんなものが歌えるので本当に楽しいです。
テーマパークも常に新しい技術を取り入れてやっていますよね。
最新アトラクションっていつも盛り上がるじゃないですか。
新しい演出を見られるし、その最新技術に触れられるのが楽しいし、
何かのショーに出るたびに新しい演目なのも楽しいので、
実は性に合っていることに気づいたんです。
それと同時に、
毎日ステージをやるとなったら、毎回違う曲をやるよりも
時間をかけて作り込んでいきたいとも思うんです。
最初は新しいショー企画に出会えてワクワクするところから始まって、
もちろん、デビューの段階での一定ラインはあるのですが、
その後も「もうちょっと上手くやりたいな」っていうのを
続けられるのが楽しいですね。
演者として集中できるところもテーマパークは性に合っていましたね。
営業はテーマパークが頑張ってくれるから(笑)。
マーケティングは全部テーマパーク側がやりますからね(笑)。
そうなんですよ。
メジャーに行ったらマーケティングから逃れられないことにも気づき出して、
あんまり楽しめないかもなって思い始めたりもしました。
ちっちゃい事務所から始めてちょっとずつ乗り換えて行かないと…
という風に聞いてはいたんですけど、
それも肌に合わなかったと言いますか。
お一人お一人を大切にしたいんですね。
上手く理解できなかっただけで、
全部自己満足でもあると思っています。
インターネットの活動ももっとしたかったのですが、
当時はメジャーレーベルでもネット活動は
あまり歓迎されていなかったように思います。
それこそ2020年代の今だったらVTuberのような動き方も
検討できる状況ですね。
やっぱり過渡期の難しさはあったと思います。
時代が変わりましたよね。でも結果的に、
広くいろんなところにプロの知り合いができたことで、
表立った方でも裏方でも
めちゃくちゃ音楽を楽しんでいらっしゃる方が
いっぱいいる事を知れたのは良かったです。
誰かを追いかけてるぐらいが一番楽しい
音楽を始められたのは学生時代からなのですか?
そうですね、ストレス発散に歌ってたと思います。
合唱部で歌っていたことはありますが、
ずっと独学で、専門学校に行って初めてちゃんとやったくらいです。
それで、周りはみんな上手かったので、
負けるもんか! と。
そう! いろんな人がいてとても面白かったです。
「こんな風に歌うんだ! 自分もそんな風にやってみたい!」
ってやってた気がします。
「あいつに勝ちたい」というよりは、
「面白い! 私もやってみたい!」という気持ちが強いですか?
そう思います。
勝利の暴力性みたいなものを受け取るのが、苦手なのかもしれません。
勝ち負けが絡むと、たとえ勝っても「わざわざ誰かを蹴落とす意味があったのか?」
みたいな雑念が生まれて、表現に集中しづらいんですよね。
ポップスはジャンルも様々で
「誰もが誰かの1位」という側面が強いから好きだったんだと思います。
親がスポーツ観戦で「ダメだなー!」みたいな野次を強めに飛ばす人で
自分が勝って楽しい時にも、誰かが怒られているかもしれないんだ
って悲しくなったのが原体験な気がします。
考えすぎだとは思うんですけどね。
上手い人がいる方が、逆に楽しくなっちゃいます?
誰かを追いかけてるぐらいが一番楽しいんだなと思います。
常にリスペクトしていたいのですね。
本当に素敵な人ばかりで、恵まれていたと思います。
周囲にも穏やかな人が多かったかもしれないですね。
どちらかというと、参謀タイプというか。
表立って1番を狙うんじゃなくて、
時間がかかっても平和的に解決したい、と思うような方が多いかもしれません。
覚えるのが楽しいっていう聴き方だったと思います
それでは、山田さんに大きな影響をもたらしたアーティスト、
もしくはリスペクトされているアーティストについて
お聞かせ頂けますでしょうか?
兄がクイーン(Queen)を好きだったので、
その流れで私も小さな頃からクイーンが好きでしたね。
どの曲がお好きですか?
クイーンは「キラークイーン」が好きで
小学生の時に繰り返し聞いていたのを覚えています。
マイケルジャクソンも好きですね。
「Man In The Mirror」とか「Smooth Criminal」とか「Earth Song」とか。
難しいものを聞く方が好きだった気がします。
癒しのために音楽を聴くという習慣があまりなくて、
アトラクション感覚といいますか、
覚えるのが楽しいっていう聴き方だったと思います。
世の中には癒されるために聴く、という習慣があるというのを
近年知って驚いているくらいで。
大人になってからは、現場で仲良くしていたアメリカ人の同僚が
お勧めしてくれた Tori Amos。
アンニュイな雰囲気がかっこいいシンガーソングライターです。
「Mr.Zebra」とか「Winter」とか。
あと、小さい頃は家の都合で、一人で長い時間留守番してることが多かったので、
同じ映画を繰り返し観て待っているっていう習慣があったのも、
今への影響が大きいかもしれません。
ディズニー映画もたくさん観ました。
大人になってから、人よりディズニー映画をたくさん観ていることを知りました(笑)。
みんなたくさん観て育っているものだと思っていたのでびっくりしました。
細かい歌いまわしまで、鮮明に思いだせるくらい観ていたのが
いい経験になったと思います。
ちなみに、ディズニー映画で特にお気に入りのものは
何でしょうか?
迷いますけど「美女と野獣」が好きですね。
友達にも(ヒロインの)ベルのように、
本が好きで大人しいけど、内に熱い想いを抱えている……という子が多い気がします。
「美女と野獣」の実写版も名作だったので、
次世代に受け継がれていっていることがとても嬉しいです。
あとは、常に新しいものが好きで、
J-POP のトップチャートの上位曲を
ずっと聴き続けているのは大きいと思います。
逆に、ずっと一つのもののファンでいるのが難しくて、
長く推し活できる人ってすごいなって思います。
学生時代に「今だけかな」って思ってたけど、
大人になっても最新のものが好きです。
兄もそうなんですよ。
年末の音楽特番を何時間も見ていたら
数組は知らないアーティストがいるものですけど、
「このアーティストはね」って互いの知識で紹介し合うと
その年の流行りの総決算ができて楽しいんですよね。
新しいもの好きの二人で話すのが面白くて、
来年はこの人たちも脚光あびたら嬉しいね、とか話しています。
ウォッチする楽しみも、新しいものにはあるかもしれません。
新しいものを追いかけてたら、難しいものをやりたいっていう
欲も満たされていいのかもしれないです。
難しい曲に出会って、よーしやってやる!っていうのを
一生繰り返してる感じですね。
今 80 歳とかだったら確実に YouTuber だったと思います(笑)。
その時の最前線を、ずっと追いかけ続けるんだと思います。
きっとこれからも。
山田エンリさん参加実績
数多くのレコーディングに参加されている山田エンリさんの
実績のうち一部をご紹介します!
ディズニーチャンネル「アバローのプリンセス エレナ」主題歌
映画マナームービー バンダイナムコエンターテインメント「パックマン」
<レコーディング CM>
・P&G『ボールド』
・明治安田
・セントラル 中央自動車工業
・アディーレ法律事務所 ・進研ゼミ高校講座『実はただいま●●中!』
・KDDI(au)『音楽と行こう by au 5G LIVE SPOT』
・JRA 日本中央競馬会『INSPIRATION~はじめてのとびら~』
・Nintendo Switch『モンスターハンター マツケンサンブレイク篇』
・中央日本土地建物グループ『BAUS』
・花王『サクセス薬用育毛トニックボリュームケア』
・キリン『零 ICHI』
・コンビニ ATM E-net『ファミリーマート』
・大正製薬『アルコベール 恋のライバル篇』
・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン『熱狂スパイラル』
・フォルクスワーゲン『ザ・ビートル PINK』
・総務省統計局『国税調査』
<レコーディング テーマ曲ほか>
・映画『唄う六人の女』劇伴
・TV 子供番組『シナぷしゅ』ジユウたいそう
・大阪・関西万博 PR 動画
・アニメ『少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん』劇伴
・アニメ『コタローは一人暮らし』挿入歌
・アニメ『ポップルズ』主題歌吹き替え
・アニメ『ワールド・オブ・ウィンクス』主題歌吹き替え
・NHK 広島『CONNECT』テーマ曲
・NHK 名古屋『まるっと!』テーマ曲
・みんなのうた『おいら歌舞伎のぬらりんひょん』コーラス
・アイドルマスター ミリオンライブ! キャラクターソング『透明なプロローグ』コーラス
・アニメ『魔法つかいプリキュア!』 ボーカルアルバム『リンクル☆メロディーズ』コーラス
・アニメ『New Game!』特殊オープニング『祈りの羽』
・最大手機種カラオケガイドボーカル 『絢香・宇多田ヒカル・Superfly・あいみょん、椎名林檎』ほか
・スーパーマーケット『生鮮食品 TOP』テーマソング
<レコーディング ディズニー・チャンネル 吹き替え>
・『アバローのプリンセス エレナ』 主題歌
・『マペット・ベビー』 主題歌
・『フィニアスとファーブ』劇中歌
・『ライオン・ガード』劇中歌
・『ちいさなプリンセスソフィア』劇中歌
山田エンリさんの実績については
ホームページもご参照ください!
さて、山田エンリさんインタビューは
いかがでしたか?
アーティストがイチオシアーティストを
紹介して繋がっていく
『 アーティストのわ 』
次回は、どんな方がご登場されるのでしょうか?
お楽しみに✨✨✨