東京スカイツリーの真横 墨田区向島の『薬師湯』
東武伊勢崎線とうきょうスカイツリー駅下車、
もしくは押上駅や本所吾妻町駅からも徒歩圏内、
感覚的には東京スカイツリーの真横にあるイメージなのが
墨田区向島の薬師湯 (やくしゆ)だ。
なお薬師湯的には
東京スカイツリーから徒歩1分26秒(良い風呂)を謳っている。実際に近い。
営業時間も15:30~深夜2:00(最終受付1:30)と遅くまで営業しているのも嬉しい。
なお、無料駐車場や提携駐車場(ナビパーク向島第二)などもあるので、
車移動が多い人にも嬉しい銭湯である。
毎日イベント開催! 薬師湯の魅力とは
天然地下水を用いた昔ながらの銭湯で昭和28年創業、
昭和63年に現在の形にリニューアルした薬師湯は、
リンスインシャンプー/ボディシャンプーが洗い場内に常備、
下駄箱鍵を預ければタオルも無料で買い出しされる。
つまりは手ぶらで入浴が楽しめる。
サウナ(別料金で200円)や水風呂も完備。
そして、薬師湯最大のポイントはとにかくイベント好きなところ!
その筆頭となるのがほぼ毎日展開される日替わり湯だ。
天然地下水を薪で沸かしたゆえ、
水に触れるとミネラルが溶出する麦飯石で濾過したがゆえの
柔らかく肌に優しいお湯が魅力。
日替わり湯はお湯だけではなくて水風呂で実施されることもあるが、
僕が行った日で行なわれていたのはイエローのお湯…はて!?と思ったところ、
なんとパインアメの湯なのであった…。
とにかく毎日何かしらのこうしたイベントなりサービスがあったりするので通っても飽きない。
銭湯は入りやすい適温のところと熱湯が売りのところにほぼ二分されるが、薬師湯は入りやすい方。子連れ客が多いのも納得である。
全国の銭湯で開催中のイベント 『夏休み!!ガラスびん×地サイダー&地ラムネ in 銭湯 2023』
さて、イベント好きの薬師湯を筆頭に、全国の銭湯で現在開催されているイベントが
『夏休み!!ガラスびん×地サイダー&地ラムネ in 銭湯 2023』。
今年で10回目を迎えるこのイベントは、日本ガラスびん協会が主催。
一般社団法人 全国清涼飲料連合会の協賛により、
リサイクル特性、冷やしてもバッチリの保存性に秀でた、
天然素材100%の安全・安心な容器としての
ガラスびん飲料の啓蒙することが目的。
なおかつ世界情勢の不安定な状況により
燃料費が高騰、異常気象により水不足も叫ばれる中、
省エネルギーのためにいろいろな工夫をしている、実はエコな施設である銭湯で
ガラスびん飲料を飲むことで、社会貢献しようというテーマも擁している。
また、『夏休み!!ガラスびん×地サイダー&地ラムネ in 銭湯 2023』で面白いのは、
出品されているガラスびん飲料が地域メーカーが多い点。
いわゆる全国の地サイダー、地ラムネが湯上がりに楽しめるのだ。
さらに9月3日(日)までの期間中、
ガラスびん入り地サイダー&地ラムネを1本購入するとともにスタンプシートに1個捺印、
これが3個揃うと限定王冠風コラボバッジ1セット(2個)がプレゼントされる。
限定王冠風コラボバッジのデザインは各銭湯によるスペシャルバッジのほか、
日本の銭湯文化を応援し、銭湯ファンを増やすために誕生した
浴場組合公式キャラクターゆっポくんのデザイン、
はたまたイラストレーターのすばるさん、中村杏子さん、ダニエルさん、島田つか沙さんデザインのバッジなど、16種類の缶バッジが用意されている。
また、取り扱われている地サイダー&地ラムネは各銭湯によって違いもあるので、
全国106の参加銭湯をチェックしてみても面白いだろう。
ちなみに僕は薬師湯バッジと島田つか沙さんデザインの王缶バッジをゲット!
まつもと泉さんや高橋留美子さんにも通じる80’sテイストのある絵柄が僕の好みであります。
北村和孝セレクトの地サイダー3種
パインアメ湯を堪能した後、僕がこのたびセレクトしたのは富士山サイダー、みかんサイダー、ダイヤモンドレモン。
富士山サイダーは静岡県富士市で採水、富士山萬年水をベースに作られたサイダーで、
この中ではもっともスタンダードな味だが
やや甘みを抑えたスカッとする飲み応えで、
サイダーにありがちな後味のクセがないのがいい。
富士山デザインのオリジナルびん、
美しいライトブルーの液色といい見ていても飽きない。
一方でオレンジのみかんサイダーは
和歌山県産のストレートみかん果汁50%使用したこだわりの1本。
果汁50%ゆえ少々みかん成分が溜まりやすいので、
微炭酸とはいえふってしまうと大変なことになるが、
飲む前に多少びんを優しく上下して果汁を分散させることをおすすめ。
みかん濃厚な味わいとほんのり微炭酸の融合具合がリッチな味わい。
炭酸飲料が苦手という人もこれなら楽しめるのではないか。
そして最後のダイヤモンドレモンは
銀紙を剥がし、王冠を栓抜きで開けるという行為からして楽しい。
僕のような昭和40年代生まれにとっての炭酸飲料とは
王冠を栓抜きで開けるものだったし、その王冠を収集するのも楽しみだった。
なおかつ空いたガラスびんを酒屋に持っていくとびん代で10円もらえるのも嬉しかったし、
本当の意味でのエコとかリサイクルってこういうシステムという気がする。
兵庫で生産されているダイヤレモンは実は大正3年生まれの由緒正しい炭酸飲料水。
発売当初より製造方法はとんど変えていないという。
ポイントはその名の通り、天然レモン香料を使用している点で人工甘味料は未使用。
一層切れ味のあるように感じたのは、ガラスびんで飲むということも大きな要因だろう。
なんのかんの言って、炭酸飲料を一番美味しく味わえるのは僕はガラスびんだと思う。
もちろん大きな湯船で入浴を楽しむのが銭湯の醍醐味なのではあるが、
実は各店で独自の企画で盛り上げている銭湯も多く、
そうした銭湯を日々訪ねていくのもまた楽しい。
特にこの季節、湯上がりの炭酸飲料で堪能できる爽快感はたまらないものがあり、
『夏休み!!ガラスびん×地サイダー&地ラムネ in 銭湯 2023』は
全国106の銭湯によって展開されているので
是非体験していただきたい。
【日本ガラスびん協会について】
名称:日本ガラスびん協会
会長:野口 信吾
住所:東京都新宿区百人町3-21-16 日本ガラス工業センター3F
目的:ガラスびん製品の利用啓発並びに利用情報の収集及び提供等を実施
ホームページ:http://www.glassbottle.org/
Facebook:https://www.facebook.com/binmusume.binkyo
Twitter:https://twitter.com/glassbottleorg
Instagram:https://www.instagram.com/glassbottleorg/
note:https://note.com/binkyo_glass
<本件に関するお問合せ先>
日本ガラスびん協会 TEL:03-6279-2390 FAX:03-5389-5868