【✨アーティストのわ✨】キャタ(キャタ・ザ・シャドラックと不敵な楽団)「練馬民族、高円寺民族みたいな音が鳴っていれば」

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イチオシのアーティストを紹介し輪を繋いでいくコーナー
✨✨アーティストのわ✨✨

今回は、カナダマサカズさんからの繋がりのこの方。
キャタさん
をご紹介します!
(カナダマサカズさんのインタビューはこちら

キャタ (キャタ・ザ・シャドラックと不敵な楽団)インタビュー

キャタ・ザ・シャドラックと不敵な楽団 プロフィール

敵を敵とも思わない不敵な楽団。
不敵な笑みを浮かべながら
素敵なミュージックを鳴らします。

2017年12月結成。
練馬、高円寺、新宿などに生息する、
楽器を演奏するのが三度の飯の次に好きな人間たちの集団。
どこでも演奏できるように極力電気を使わない
アコースティック楽器を主として編成されているが、
元々爆音ロックバンドしかやったことが無い人が集まっているため、
ライブになると異常に音がでかい。
そしてワールドミュージックとは何か未だにわからないまま突き進んでいる。

キャタ(ギターヴォーカル)

作詞作曲は全てギターボーカルのキャタが担当。
良い曲しか作れないのが悩み。もっと謙虚に生きようと思っている。
サングラスに度が入っている。

X(旧 Twitter )

Cata the Shadrack & FUTEKI na Gakudan
キャタ・ザ・シャドラックと不敵な楽団の公式サイト。敵を敵とも思わない不敵な楽団。不敵な笑みを浮かべつつ素敵なミュージックを鳴らします。
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相手は敵だと思って来てもこっちは敵と思っていないみたいな感じで(笑)

バンド名が
「キャタ・ザ・シャドラックと不敵な楽団」ですが
お名前の由来はどのようなものですか?

私が前にやってたバンドの名前が“ザ・シャドラック”で、
“キャタ君”って呼ばれてたのがもっと前からなんです。
私“北村”なので。
弾き語りの時は​​“キャタ・ザ・シャドラック”と名乗っていたんです。
なので、
弾き語りプラス大人数のバンドをやりました、みたいな感じで
“なんとかの楽団”っていうのをやりたかっただけなんですよ(笑)。
当時、自分の中で流行っていた単語が“不敵”だったんです。

なんだか尖ってそうなネーミングですが
バンドのプロフィールを拝見すると
「敵を敵とも思わない不敵な楽団。
不敵な笑みを浮かべながら
素敵なミュージックを鳴らします。」
とのことで、
文字のインパクトよりは平和主義なんだなぁって思いました。

合気道みたいなもんです。
相手は敵だと思って来ても
こっちは敵と思っていないみたいな感じで(笑)。

先日(2024年6月19日)サブスク配信が解禁されましたね。

結構古い音源を、やっとサブスクに上げました。
結成して1年くらいの時に録ったものですね。
ずっと会場限定CDで売ってたんですけど。
なんかサブスクが気に食わなくて(笑)、
ずっとやってなかったんですが
昔の音源は、まあいいだろって。

「カモメ」(2024年5月4日リリース)は新しい曲ですか?

2年前くらいの曲ですね。
「カモメ」が入っているCDは、会場限定で売っています。

ということは、配信はシングルカット?

そうです。

なるほど、皆さんぜひ会場でお求めください(笑)。

3曲入りなので、あと2曲あります(笑)。

ワールドミュージックの編成、と思いきや
すごくロックを感じるんですよね。

(笑) ワールドミュージックをやろうと思って始めた訳でもなくて、
基本的にロックバンドをやってた人が集まっています。
フィドルのゆーりだけはワールドミュージックをやっていますが、
他はロックですね。

カナダさんもめっちゃロックな事をされていましたね。

私も最初Asimovアシモフっていうバンドをやってまして、
その時に金ちゃん(カナダマサカズさん)がやっていた
FREEZER NOIZEフリーザーノイズ とよく対バンするようになり、
そこからの仲なんです。
下北沢のガレージってとこでよく会ってました。

当時のガレージって言う箱は、
対バン同士がめちゃくちゃ仲良くなる箱だったんです。
2階が楽屋なんですけど、
今日ライブに出ない人とかもみんな居たりして。
自然と仲良くなるラウンジみたいな状況でした。

当時はどんなスタイルのバンドだったのですか?

Asimov は3ピースで…ま、爆音ですね(笑)。
グランジとか、あっち系が好きなんだろうなと思われたい感じの、
サビとかでガッと来る感じの(笑)。
バンド名は、アイザック・アシモフさんっていう
SF作家から取っています。

割と真面目にやっていた頃…って言うと
今は真面目にやってないみたいですけど(笑)、
25歳くらいですから、真正面からやってましたね。
今が十分熱いというか、今が一番いい時期ではあるんですけど、
右も左もわからずやってた頃です。

キャタさんご自身のルーツについてお伺いしたいと思うのですが
音楽を始められたきっかけは?

私は3人兄弟の末っ子でして、兄が2人いるんです。
4つ上と6つ上なので、
小学生くらいまでは兄の部屋にあるCDとかを聞いてたんですね。
CHAGE and ASKA とか B’z とかあったかな。
でも、いまいちピンと来てなかった状態だったんです。

当時売れていた、
日本のヒットチャートを賑わせていたような
華やかな楽曲は、ちょっと違うと。

次男の部屋にあった
奥田民生だったかユニコーンだったか、
それは何かピンと来て。
『29』ってアルバムだったかな。
これは凄そうだと思って(笑)。
バンドの音が好きだったのは、それからですかね。
中1くらいのときです。

その1年後くらいに、
祖父がお茶の水の病院に入院しまして。
お茶の水は楽器屋だらけでして、
お見舞いに行ったついでに楽器を買ってしまったんです。
それも、お金がないからギターじゃなくてウクレレを(笑)。
で、ウクレレが弾けたからギターも弾けるんじゃね? って感じで、
押入れの中にあったギターを…うちらの親世代って、
なぜかアコギ持ってるじゃないですか(笑)。

あ〜、なぜか持ってますね(笑)。

で、うちにあったギターはガットギターなんですけど、
無理やりエレキ弦を張って…

え、張力大丈夫ですか?

ヤバいですね(笑)。弦高がめちゃめちゃ高くて。
「弾きにくいな、ギターって」って思いながらやってましたね(笑)。

中学の時はバンドをやらなかったんですけど
高校に軽音部があってので、やっとバンドを始めて
3年間ユニコーンのコピーバンドをやってました。
ただ、その時ギターを弾ける人があまりいなくて、
8個くらいバンドをやっていたんです。
毎日どの曜日も何かしらのバンドがある。
あれは今思うと、めちゃくちゃ練習していたんだなぁ。
全部コピーバンドなんですけど、
当時流行っていたジュディマリとかイエローモンキーとか
やりたいから弾いてくれって。

当時人気でしたねぇ。

90年代が、私は10代だったので
もろに90年代ロックに影響されまくっています。

90年代のロックといえば、
ビジュアル系のバンドもあったかと思いますが
そのあたりは通られていないですか?

ものすごく嫌いでした(笑)。
当時は馬鹿にしてたなぁ。
今は、曲がいいとかわかるんですけど、
当時は見た目や歌い方とかでダメだったんです。
BLANKEY JET CITYTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT
好きでしたね。
洋楽ではレディオヘッドオアシスが好きです。
ベックとか。
完全にUKです。
当時は今みたいなバンドをやることになるとは、全然思いませんでしたね(笑)。

Asimov のこともお伺いできますか?

Asimov は大学の時からやっていたので、18歳くらいかな。
高校から大学に行って、
大学の軽音部にはさぞ凄い奴がいるんだろうと思っていたんですが、
意外とそうでもなくて、
高校にいた人の方がいいぞって思って、
高校の1個上の先輩のドラムと、1個下のベース、
3世代の3人で始めたのが Asimov だったんです。
後輩は哲学者っぽい変わった奴で
インドに急に旅に行っちゃったりとかするんです。
今はギリシャですね。

その方も面白そうですね。

Asimov のドラムのデンデン(松本悠也)っていう先輩は
呼んでもいないのにその場にいて、
「なんでお前もいるんだよ(笑)」みたいな
軽いノリで組んでましたね。
Asimov の次は、ザ・シャドラック というバンドです。

ザ・シャドラック はどんなバンドだったのですか?

ザ・シャドラックは、
3ピースバンドに鍵盤がいるみたいな
4人組だったんです。
メンバーも全然違いますね。

シャドラックは、もうちょっと
サイケ寄りなことを目指してましたね。
ただ、音はやっぱりデカい(笑)。

基本的に爆音の道を通っていらっしゃる(笑)。

もうずっとそう。そうしたら、
鍵盤の奴が3年目くらいで
「こんな音のデカいのは嫌だ」と言って
去っていきました(笑)。
その後も3〜4年くらいやってましたが
ベースが富山に行くとかで辞めて、終わったんです。

なんか、18歳から今まで、
バンドやってない時期は1年か2年くらいしかない感じですね。
止まってた時期も、
弾き語りではライブに出たりしてたんですが、
あまり積極的ではなく。
一人でライブに出るのが、あまり面白くないみたいな感じ。

やっぱり、バンドサウンドをやりたかったですか?
ソロプレイするよりも、アンサンブルがしたい感じで?

そうですね、合奏ってものが好きですね。
責任、分けられるじゃないですか(笑)。

(笑) 。

どこかのタイミングで、
弾き語りだった金ちゃんと
一緒に対バンやる機会があって。
その当時、大所帯のバンドをいろいろ聞いていて
「最近こういうのやりたいんだよね」って言ったら
「俺もやりたかった」みたいに言ってくれて。

金ちゃんは、Pascals っていう
たまの方たちがやってる大所帯バンド、
ああいうのがやりたいって見せてくれて、

で、こちらは当時ハマっていた
Edward Sharpe & The Magnetic Zeros っていうバンドを見せて。
ヒッピー感がすごいです。
最近こればっかり聞いてるんだよね、って。

で、ライブやった時に
金ちゃんもいるなら、1曲一緒にやろうぜってなって。

じゃあ、“不敵な楽団”はお二人から始まったのですね。

2人じゃなくて、そこにデンデンがいたんだよ。
カホンか何か叩いてくれて、3人で一緒にやった。
それで、その場にいたデンデンも入った。

そこから少しずつ人数が増えていったんですね。

そうですね。私がベースのワサダさんを連れてきて、
金ちゃんがコンサティーナの亮子ちゃんを連れてきたんです。
亮子ちゃんと金ちゃんは、それまでに1回しか会ってなくて、
それも対バンで会ったらしいんですけど、
よくそんな知らない人連れて来れたねって(笑)。
しかもうちに(笑)。

ご自宅に?

最初、うちが練習場所だったので。
急に知らない人が来た! しかも弾いてる楽器が謎だし、って(笑)。

アコーディオンみたいだけど、なんだこれは? って?

“アコーディオン”って言うと怒られるんです。
「これはコンサティーナです」って(笑)。

バンドネオンって言っても怒られそうですね。

それも怒られる(笑)。全く違います、って。
弾いてみたら全然違うんですよ。
あれはハーモニカが入っている六角形の箱ですね。
押した時と引いた時で音程が違うんですよ。
めちゃくちゃ難しい。
ドレミファソラシドを弾くのも、交互じゃないんですよ。

交互に出来ないんですか。それは大変…。

アイリッシュをやるには
ちょうどいい塩梅の配置になってるらしいですけど、
私の曲をやるのは大変そうですね。
すぐ転調とかしちゃうから。
他人事みたいになっちゃいますが、
いやぁ、大変そうですね(笑)。

ガンダムよりガンキャノン、みたいな

先日(7月21日)拝見したXのポストが、すごく良いなと思ったんです。
先程も申し上げたんですけど、
編成はワールドだけど、中身はめっちゃロックなところにも通ずると言いますか。

そもそも、民族音楽のガチな人たちに敵うわけないし(笑)、
そのノリが出るまでやるとも考えていないですし。
それだと本物のノリじゃないだろう、とかは別によくて、
エッセンスだけいれたい感じでやってます。

プロフィールで拝見したんですけど、
アコースティックなのは、
電気がなくても出来るように、という理由で?

そうですね、どこでも出来る方がいいなと思って。
外でも出来るし、うちでも練習出来るから(笑)。
今となっては、完全にドラムサウンドになってきたので
うちでは無理なんですけど、
最初は小さい太鼓だけとか、シェイカーだけとかで。
だんだん、元のバンドサウンドに戻ってきちゃった。

やっぱりロックバンドサウンドがルーツなんですね。
だんだん音が大きい方向に戻って来て。

大きいって言っても、自分の歴史上では1番ちっちゃい(笑)。

そうそう、この間
カナダさんのインタビューする直前に
どこかの高架下でストリート演奏してる映像を拝見したんですよ。
すごく楽しそうでした。

さっきも言いましたが責任が分散されておりますので(笑)、
「私が弾かなくてもなんとかなってんだろう」みたいな感じで、
各々が好きに弾いております(笑)。

楽譜とかないんですよ。
口頭で伝わっていて、弾くか弾かないか、くらいしかないんです。
ここは弾かないでくれ、
ここは弾いて、
ここはちょろちょろ弾いてくれんか?
ここはバーっと塗ってくれ、くらいしか言ってないです。
基本的に全部アドリブなんです。

それであの生き生きとしたアンサンブルが生まれてるって、
なんだか不思議な感じがしますね。

ドラムとベースのおかげですね。

外でやってる映像を上げてるので、
そのイメージを持って頂いてるんですけど
真冬も真夏も、絶対外でやらないんです。
4月と10月とか、年に2回くらいしかやってない。
メンバーに嫌だって言われるんで(笑)。

暑いのや寒いのは嫌だと(笑)?

それもあるけど、
コンサティーナの中の蜜蝋が溶けるとか。

あ、そうなんですね…!

はい、
フィドルもチューニングが悪くなったりします。
暑いのは絶対ダメで、
寒いのは単純に嫌で(笑)、
そうすると春か秋しかないんですよ。

じゃあ、あれは貴重な映像なんですね。

あと、外で全員揃ってやったことないです。
その場に揃った人でやるのが流儀というか。

ライブハウスで演奏するときも、
その時に参加できるメンバーでされてるのですか?

最初はそんな感じだったんですけど、
最近はアレンジの都合で、揃っていないと絶対に進行出来ないのがありますので、
ライブは基本的に全員揃っていますね。

「練馬民族、高円寺民族みたいな音が鳴っていれば」とありましたが
“不敵な楽団”の目指す方向といいますか、ビジョンのようなものなど
お聞かせいただけますでしょうか。

30年くらいはやる、っていうのが目標ですけど(笑)、
このスタイルはずっと続けられるな、というのがありまして。
ずっと同じことをやっていたら絶対飽きるので、
常に違うことをやろうと思ってます。
長く幸せに生きるっていうか。

バンドとして長ければ長いほど、やっぱりいいですね。
強いグルーヴがでます。

この間の古沢優子さん(以前のインタビューはこちら)のサルパラダイス
今度一緒にライブやるんですけど、
サルパラダイスはもう半端ないじゃないですか。
20年ぐらい同じメンバーでやってて、一体感が凄い。
そういうとこは、絶対目指したいです。

練馬民族、高円寺民族っていうのは初めて書きましたが、
やりたい事を言葉にするとこんな感じかもしれないですね。
元々その辺りで育っているので…。

ご出身もこの辺りですか?

出身は西荻窪です。荻窪、中野で高校まで過ごして、
実家ごと東村山に引っ越したんですけど、
今また練馬に住んでいて、大体同じ辺りにいます。

中野、高円寺あたり…この辺はサブカルなんですよ。
みんな大槻ケンヂが好き、みたいな
なんかそういう民族感があるんですよ。

高校までチャリで通ってましたけど、
間に高円寺があるんで
学校行かずにその辺でフラフラしてしまったりとか。
中野、高円寺で10代を過ごすと、
こういう人間になっちゃうよって感じです(笑)。

なんか掴みかけたような気がするんですけど
なかなか言語化が難しい感覚ですね…。

基本、王道は好き。
オアシス大好きではあるんですけど、
やっぱり邪道寄りの方に行きたくなる、みたいな感じはありますね。
ガンダムよりガンキャノン、みたいな。

あー、なるほど!

いつも言ってますね、
ガンキャノンみたいなバンドにしたいって。

主役じゃない、だけど実は強い。
けれどもちょっと脇役チックな…みたいな。

副船長くらい、シルバーズ・レイリーぐらいな。
意図的にやってる所もありますね。

Edward Sharpe & The Magnetic Zeros っていうさっき出したバンドとか、
ヒッピー文化を今の若者がやってるみたいな感じなので、
そう意味で言うと、
高円寺とか中野のサブカル文化の
“あの世界の人か!”みたいな感じを
出そうとしているっていうのがある。

あの辺、人種も色々で
なんか日本のインドとか言われていて、
昔から高円寺は、タイとかインドとかネパールとか
その辺の文化が渾然一体としていて。
あと、パンク。夏でも革ジャンの人がいたり、
20000v とかのライブハウスがあったり、
そういうのを10代の時に見て来たので、
…やっぱり文化ですね。

そういういわば“民族”としての一員として
何かやりたい感覚はずっとあります。

なるほど…
この色々なものが渾然一体となったそのものが、
血肉になっている感覚ですね。
それそのものがルーツ音楽である、と。

そうですね、
何か伝えたいメッセージとかは特になくて、

こういう街があるよ、
こういう街にこういう人が住んでて、
何か特殊な文化を生み出してましたよ、
みたいな感じですね。

嬉しかったのが、
不敵な楽団が“高円寺フェス”っていう
野外でバンド演奏するイベントに2回くらい出ているんですけど、
それの感想ツイートに
「やたら高円寺らしい奴らがいた」
みたいな事が書いてあって(笑)。

へぇ〜(笑)。

「そういえば、高円寺ってこんなだよね」みたいな感想を言ってくれていて。

最高の褒め言葉ですね。
それが伝わるのって嬉しいですね。

宅録では全部やるんですよ

さて、バディットマガジン定番の質問なのですが
使用している楽器や機材についてお伺い出来ますでしょうか。

メイン楽器はギブソンの、J-45 というアコギですね。
奥田民生が使っていますので、その影響かな(笑)。

 

今のバンドを組んで5年くらいだから、
3年くらい使っていますね。
それより前はエレキなので(笑)。
自分の弾き方が、コードをガシガシ弾く感じなので、
プレイスタイルに非常に合っています。

マイクは SM58 があれば全然問題ないですね。
自宅用の録音マイクは Blue です。

メインはアコギなんですけど、
基本、宅録では全部やるんですよ。

全パートですか?

ほぼ全パートです。
コンサティーナだけは絶対弾けないと思って、
ケンハモ(鍵盤ハーモニカ)で吹いてます(笑)。
バイオリンは1万円のバイオリンを頑張って弾いて、
ドラムは V-Drums がうちにあるので、それを叩いて、
ベースは自分で弾いて、
マンドリンも自分の楽器を弾いて、
とにかく全部自分で弾きます。
宅録が好きなんです。

デモを作って、メンバー皆さん集まって、
それから曲を仕上げていく感じですか?

最初の頃は、
今から弾き語るから着いて来て、っていう感じだったんですけど、
最近は7人集まれる日がそうそうないので、
最近は自分で全部作っちゃってから渡すことが多いですね。
弾き語りのバージョンを渡して、
思ってるのとは違う方向になってきたぞ、みたいなのが
面白くて醍醐味だったんですけどね。

キャタさんとしては、どちらのスタイルがお好きですか?

好きなのは、みんなで集まって作っていくのが好き。
一人で宅録するのも好きですけど、
どっちの方が、と聞かれたらみんなでやる方が好きです。
当たり前ですけど、みんなの方がその楽器は上手いですから
レベルがグッと上がるのはもちろん、
そんなことも出来ちゃう? それ採用! みたいになるので(笑)。

ドラムのマーティンと金ちゃんは
自分でも曲を作るので
色々と意見も言ってくれるんですよ。
アレンジとか、一人でやってると前と一緒になったりするので。

違う刺激が入るのって大事ですよね。

メンバーほとんどフロントマンなんですよ。
みんなスケジュールすごいことになってて、
自分が一番暇なんですよ(笑)。
なので、芝居の音楽を作ったり、
フライヤーとかのデザインをしたりしています。

クリエイターとしてもマルチですね。

友達のバンドのミックスとかマスタリングとかもしています。
photoshopでレイヤー重ねてくのが、
バンドのアレンジとかアンサンブル録音してくのと
同じ感覚で出来たりします

あ、凄くわかります、それ。

歪ませたりとか、ちょっとボカしたりとか
ディレイ的な繰り返しとか
そういうバランス取る感覚は同じじゃないかって。
レイヤー=トラックみたいな。
録音する感覚とは同じですけど、
ライブとはまた全然違いますね。

ライブだったら、紙に筆で描いていく感じが近いですね。

今日は興味深いお話をありがとうございました。
「高円寺らしい奴らがいた」は、本当にいいなって思いました。

ありがとうございました。

2024年12月14日(土)ワンマンライブの情報!

2024/12/14(土)練馬FAMILY
「不敵な楽団ワンマンライブ2024」
18:30open 19:00start
3000yen+1drink

次回のアーティストは・・・

キャタさんインタビュー、
いかがでしたか?

「練馬民族、高円寺民族みたいな音」

とても興味深い言葉でありつつ、
音楽、トークともに
しっかりと地元愛を感じる時間でした!

アーティストがイチオシアーティストを
紹介して繋がっていく
『 アーティストのわ 』

次回は、キャタさんにご紹介いただきました
青江好祐さんを
予定しています。

お楽しみに✨✨✨

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