ゴダイゴ|「ガンダーラ」「銀河鉄道999」50年間、色褪せない!世界を駆けるプログレ×ポップバンド

※画像はこちらからお借りしました。

ゴダイゴ(英語表記:GODIEGO)は、1970年代後半から1980年代前半に日本の音楽シーンを席巻したロックバンドです。

日本テレビドラマ「西遊記」の「ガンダーラ」「モンキー・マジック」、劇場版アニメ「銀河鉄道999」の主題歌、ユニセフ国際児童年のキャンペーン曲「ビューティフル・ネーム」と、音楽が生まれるたびに時代と社会を動かしてきたバンドです。

日本マクドナルド50周年CMに楽曲が起用されるなど、その音楽は世代を超えて今も届き続けています。
この記事では、そんなゴダイゴのプロフィール・来歴・おすすめ楽曲をまとめてご紹介します。

ゴダイゴ

メンバー紹介

現在のゴダイゴは、以下のメンバーで活動しています。

ミッキー吉野(Key / Vo) ゴダイゴの音楽的支柱であるキーボーディスト兼ボーカル。
ザ・ゴールデン・カップス」で活躍後、ボストンのバークリー音楽大学に留学し卒業。
その高度な音楽理論の知識と実験精神が、ゴダイゴのサウンドの洗練された土台を作っています。
変拍子や転調を巧みに使いながらもポップスとして成立させる楽曲設計は、プロの音楽家からも高く評価されています。

タケカワユキヒデ(Vo) 埼玉県出身で東京外国語大学英米語学科を卒業したメインボーカルで、バンドのほぼ全楽曲の作曲を担当しています。
ガンダーラ」「銀河鉄道999」「ビューティフル・ネーム」など数多くの名曲のメロディを生み出し、現在も作曲家・コメンテーター・ラジオパーソナリティとして幅広く活躍しています。

スティーヴ・フォックス(Ba / Vo) 宮城県仙台市出身のベーシスト兼ボーカル。
「モンキー・マジック」冒頭の「アチャー!」という叫びは彼のアドリブです。
ベースの機能性と音楽性を高いレベルで融合させたプレイスタイルが、ゴダイゴのリズムセクションに独自のグルーヴを与えています。

トミー・スナイダー(Dr) 米国出身のドラマー。
ビブラフォン奏者としての経歴も持ち、パーカッション全般に高い技術を持つ。
多彩なリズムパターンでゴダイゴのサウンドの幅広さを支えています。

吉澤洋治(Gt / Ba) 2014年に正式メンバーとして復帰したギタリスト兼ベーシスト。
先に正式メンバーとして活躍していた浅野孝已が2020年5月に68歳で急逝したため、現在ゴダイゴのギターを担う重要な存在です。

簡潔な来歴

ゴダイゴは、バークリー音楽大学卒業後帰国したミッキー吉野と、スティーヴ・フォックスが組んでいたグループに、ソロ活動中のタケカワユキヒデが参加する形で誕生しました。
デビュー当初はなかなかヒットに恵まれない時期が続きましたが、日本テレビの連続ドラマ「西遊記」(堺正章夏目雅子西田敏行出演)のエンディングテーマ「ガンダーラ」とオープニングテーマ「モンキー・マジック」が大ヒットを記録し、2曲同時にオリコンのトップ10に7週以上ランクインするという快挙を成し遂げます。
翌年にはユニセフ国際児童年のキャンペーンソング「ビューティフル・ネーム」、さらに劇場版アニメ「銀河鉄道999」の主題歌も大ヒットとなりました。

その音楽活動の場は海外にも広がり、ネパール・カトマンズの王立競技場で6万人を動員するコンサートを開催し、中国・天津市で行われた「第一回中日友好音楽祭」に出演して中国初のロックコンサートの主役となるなど、国際的なバンドとして活躍しました。

積極的なタイアップ活動とその先見性は、現在では当然のように行われている音楽業界の慣行の先駆けとも評されています。
吉野のバークリー仕込みの音楽理論と、タケカワのメロディセンスが融合したゴダイゴのサウンドは「プログレッシブ・ポップ」とも評されます。

2006年に恒久的な再始動を宣言し、日本マクドナルドの50周年CMへの楽曲提供など、世代を超えた活動を続けています。

HP、SNS等

ゴダイゴ 公式サイト
YouTube GODIEGO – トピック
ゴダイゴ 公式X
ゴダイゴ Wikipedia

ゴダイゴ おすすめ曲

ガンダーラ

「ガンダーラ」とは現在のパキスタン・アフガニスタン一帯にかつて栄えた古代の地名で、仏教の聖地でもあります。
同地に密接な関係を持つ伝説が原作となっている日本テレビドラマ「西遊記」のエンディングテーマとして制作された楽曲で、ゴダイゴの名前を日本全国に知らしめた代表作です。
奈良橋が英語詞を書き、日本語訳は後から付けられたという制作方式も、楽曲の独自性につながっています。

モンキー・マジック

西遊記」のオープニングテーマとして制作され、「ガンダーラ」と同時にトップ10に7週以上ランクインした楽曲です。
英語詞で書かれた歌詞は、サルの誕生から西への旅立ちまでを描いた神話的な内容で、英語がほとんど浸透していなかった当時の日本人リスナーにも強烈なインパクトを与えました。
tofubeats×UA石野卓球PUNPEEなど現代のアーティストたちが今もカバーし続ける楽曲です。

ビューティフル・ネーム

ユニセフが制定した国際児童年のキャンペーンソングとして制作された楽曲で、「すべての子供には美しい名前がある」というメッセージを世界に届けた一曲です。
作曲のタケカワは、吉野が「子どもの耳を新しい音楽に慣らしていきたい」という思いのもと変拍子やトリッキーな転調を多用したアレンジを施しており、最初から最後まで楽曲の「仕掛け」が続く構成になっています。

銀河鉄道999

松本零士の漫画を原作とした劇場版アニメの主題歌として書き下ろされた楽曲です。
作詞は奈良橋陽子山川啓介が共同で担当し、列車に乗って宇宙を旅するという壮大な設定が、タケカワのメロディによって私たちそれぞれの旅路と重なるような普遍的な楽曲へと昇華されています。
「さあ行くんだ その顔を上げて」という言葉には、世代を超えた力強い励ましが宿っており、EXILEなど多数のアーティストがカバーした楽曲でもあります。

ホーリー&ブライト

西遊記II」のエンディングテーマとして制作された楽曲です。
ガンダーラ」「モンキー・マジック」に続く「西遊記シリーズ」の楽曲として制作され、旅が終わりに向かう中での静謐な祈りや祝福のような温かさが楽曲全体に漂っています。
「ガンダーラ」や「銀河鉄道999」ほど知名度は高くないながらも、ゴダイゴファンが「最も好きな曲」に挙げることも多い隠れた名曲です。
ゴダイゴの楽曲の中でも特に「神聖さ」と「光への希望」が音楽的に表現されており、コーラスワークの美しさと透明感ある旋律は、バンドの音楽的な成熟を示しています。

ゴダイゴ まとめ

ゴダイゴは、日本の大衆音楽の歴史の中で「前例のないことを当たり前にしたバンド」として唯一無二の存在感を持っています。

CMタイアップ・ドラマ主題歌・アニメ主題歌という、現代の音楽業界では当たり前のスタイルを1970年代に先取りし、英語詞をそのまま大ヒットさせ、ネパールや中国など当時の日本バンドが足を踏み入れたことのないステージに立つなど、その先見性と実行力は傑出していました。

奈良橋陽子の英語詞・タケカワユキヒデの作曲・ミッキー吉野のアレンジという黄金の制作体制から生まれた楽曲群は、どの曲も「一度聴いたら忘れられない」強さを持っています。
「ガンダーラ」の問いかけ、「銀河鉄道999」の励まし、「ビューティフル・ネーム」の愛情——それぞれの楽曲が持つメッセージは、時代が変わっても色褪せません。

まだゴダイゴを知らない方も、懐かしいと感じる方も、ぜひ「ガンダーラ」か「銀河鉄道999」から聴き始めてみてください。

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