八方不美人|ドラァグクイーン3人が歌う!毒と愛と笑いのDIVAユニット

※画像はこちらからお借りしました。

八方不美人(はっぽうふびじん)は、新宿二丁目を拠点に活動するドラァグクイーン3人からなる、本格派ディーヴァ・ユニットです。
エヴァンゲリオン」主題歌「残酷な天使のテーゼ」などで知られる作詞家・及川眠子と、作曲家・中崎英也のプロデュースによって誕生し、愛・怒り・悲しみ・笑いを贅沢に詰め込んだ楽曲で多くのリスナーを圧倒しています。

TBS「有吉ジャポン」や「ニューヨーク・タイムズ」など国内外のメディアに取り上げられ、松任谷由実MISIA清水ミチコとの共演も果たすなど、その存在感はジャンルを軽々と超えます。

この記事では、そんな八方不美人のプロフィール・来歴・おすすめ楽曲をまとめてご紹介します。

八方不美人

メンバー紹介

エスムラルダ 東京都出身のドラァグクイーンで、「情念系お笑いショー」を得意とするユニットの知性派。
ライター・脚本家としても活動しており、テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞優秀賞の受賞歴を持ちます。
東宝ミュージカル「プリシラ」(宮本亜門演出)の翻訳を手がけたことが、作詞家・及川眠子との出会いの起点となりました。
東京都の「ヘブン・アーティスト」ライセンスを取得しており、知的でアルトの深い歌声が持ち味です。

ドリアン・ロロブリジーダ 東京都出身。
ドラァグクイーンコンテストで初登場にして優勝し華々しくデビューした、身長181cmのスレンダーな長身に20cmのハイヒールと巨大なヘッドドレスで圧倒的な存在感を放つパフォーマー。
男性シンガー「マサキ」としてのライブ活動も定期的に行っており、そのしなやかで艶のある歌声は、八方不美人のサウンドの核のひとつです。

ちあきホイみ 神奈川県出身。
ホイットニー・ヒューストンとちあきなおみを敬愛する「歌女装」で、その名はふたりの名前を組み合わせたものです。
R&Bからポップス、演歌・歌謡曲まで幅広いジャンルをこなし、美しいファルセットは定評があります。
普段は会社員としてベンチャー企業に勤務するという二足のわらじのキャリアも話題です。

ユニット名は「3人全員が敵を作らない八方美人キャラ」であることから「八方美人」が候補に挙がりましたが、及川の「それじゃつまらない」という一声で「八方”不”美人」になったというエピソードが残っています。

簡潔な来歴

八方不美人は、東宝ミュージカル「プリシラ」(宮本亜門演出)を機に親しくなった及川眠子エスムラルダの縁から生まれました。
及川が新宿二丁目のバー「A Day In The Life」を訪れたとき、たまたま店内で歌っていたドリアン・ロロブリジーダを気に入り、「あなたに1曲あげるわよ」と声をかけたことが発端です。

当初はドリアンのソロプロジェクトとして動き始めたところにエスムラルダとちあきホイみも同席し、自然な流れで3人組ユニットとしてのデビューが決まりました。

デビュー後すぐにTBS「有吉ジャポン」に出演して注目を集め、その後も各種プライドイベント、音楽フェス、劇場公演と多方面での活動を展開していきます。
ニューヨーク・タイムズBBCにも取り上げられ、国際的な注目度も高まりました。

松任谷由実MISIA清水ミチコとのコラボステージ「LIVE PRIDE」への出演、よみうりホール紀伊國屋サザンシアターでの公演、Zepp Sapporoでのサマーナイトカーニバルなど、活動規模は着実に広がり続けています。
初のフルアルバム「さんすくみ」のリリースにより、さらなるステージへと踏み出した八方不美人の歩みは止まりません。

また近年では人気YouTubeチャンネルへの出演も増加しており、音楽というジャンルや夜の雰囲気の枠を超えた意外なYouTuberとの共演でも話題を呼んでいます。
活動を通じて新宿二丁目文化の普及にも貢献している、音楽家兼日本を代表するドラァグクイーンです。

HP、SNS等

八方不美人 公式サイト
八方不美人 公式YouTube
八方不美人 公式X
八方不美人 公式Instagram
八方不美人 Wikipedia

八方不美人 おすすめ曲

愛なんてジャンク!

デビューミニアルバムの表題曲であり、八方不美人の出発点となった楽曲です。
及川眠子らしい毒と笑いと哀愁が同居する歌詞に、中崎英也の昭和歌謡的なメロディが乗り、「ドラァグクイーンが歌う演歌ポップ」という独自のジャンルが確立された一曲です。
八方不美人を初めて聴くなら、まずこの一曲から始めてください。

地べたの天使たち

八方不美人の楽曲の中で最もドラマチックな一曲です。
歌詞には社会のはみ出し者・弱者への深い共感と肯定が込められており、3人の歌声が重なるにつれて感情が高ぶっていきます。
聴き終わった後に、不思議と元気が湧いてくる楽曲です。

「抜け出せない恋愛」をテーマにした中毒性抜群のナンバーです。
「沼にはまる」という現代のスラングをそのままタイトルに採用しながら、昭和歌謡の情念と現代的な感覚をシームレスにつなぎ合わせた中崎英也のアレンジが光ります。
一度聴くと頭から離れない、まさに「沼」な楽曲です。

愛の加害者

愛する行為が時として相手を傷つけてしまうという、複雑な人間関係の機微を正面から描いた楽曲です。
及川の容赦ない視点と、それを包み込む中崎英也の歌謡サウンドが組み合わさることで、聴く者の胸をざわつかせながらもエンターテインメントとして成立しています。
「愛の”加害者”」という言葉の選択そのものに、八方不美人というユニットが持つ「何も言わずにいられない」という精神が表れています。
バラードとポップスの狭間を行き来するサウンドも聴きどころです。

そこどいて!

初のフルアルバム「さんすくみ」のリリースを前に公開された、新章の幕開けを告げる楽曲です。
タイトルの「そこどいて!」という直截的な言葉が象徴するように、邪魔なものや理不尽なものへの元気な反撃精神が、明るいポップサウンドに乗せて届きます。
フルアルバムをきっかけに八方不美人を知った方にも、ベテランファンにも同じように楽しめる一曲です。

八方不美人 まとめ

八方不美人は、「欠点や毒すらも魅力に変える」というユニット名の意味を、楽曲とパフォーマンスで完全に体現しているグループです。
作詞家・及川眠子と作曲家・中崎英也のプロデュースによって誕生した楽曲群は、恋愛・怒り・哀愁・笑いを歌謡曲のフォーマットで凝縮したもので、昭和歌謡の薫りとクィアなユーモアが同居する独自の世界観を築いています。

ドラァグクイーンという強烈なビジュアルを持ちながら、その歌唱力と表現力は本物であり、エスムラルダの深みあるアルト、ドリアンの艶やかな歌声、ちあきホイみの美しいファルセットという三者三様の個性が重なることで生まれるハーモニーは、一度聴いたら忘れられません。
松任谷由実・MISIA・清水ミチコとのステージ共演、ニューヨーク・タイムズへの掲載、Zepp Sapporoでのサマーナイトカーニバルと、その活躍の場はジャンルも国境も超えています。

初のフルアルバム「さんすくみ」のリリースにより、デビューから積み上げてきたすべてが一枚の作品にまとまり、八方不美人の音楽はまた新しいステージへと踏み出しました。
「愛なんてジャンク!」「沼」「地べたの天使たち」どの楽曲からでも、あなたの心を揺さぶる何かが必ずあります。
まずは一曲、その毒と愛に触れてみてください。

タイトルとURLをコピーしました