Bialystocks|映画監督×ジャズピアニストが生む、フォーク×ジャズの先鋭ポップデュオ

※画像はこちらからお借りしました。

「普遍的であると同時に先鋭的」——Bialystocks(ビアリストックス)を一言で表すなら、まさにこの言葉が最も近いかもしれません。
甫木元空のフォーキーで温かみあるボーカルと、菊池剛のジャズをルーツに持ちながらも自由にジャンルを横断するキーボードが組み合わさったサウンドは、一度耳にするとなぜかずっと聴いていたくなる不思議な引力を持っています。

ドラマ「先生のおとりよせ」「きのう何食べた? Season2」のエンディングテーマや、TVアニメ「違国日記」のエンディングテーマ、綾瀬はるか主演映画「ルート29」の主題歌・劇伴と、タイアップの幅も広く、音楽ファン以外の耳にも届き始めています。
この記事では、そんなBialystocksのメンバー・来歴・まず聴いてほしいおすすめ曲5選をまとめました。

Bialystocks

メンバー紹介

甫木元空(ほきもとそら)Vo・Gt
埼玉県越生町出身で高知県在住の映画監督・映像作家・音楽家。
多摩美術大学映像演劇学科卒業。
フォーキーで温かみのあるボーカルを担当し、Bialystocksの作詞を主に手がける。
映画監督としての感性が楽曲の世界観にも色濃く滲み出ており、音楽と映像が切り離せない表現者。
コルネットも演奏する。

菊池剛(きくちごう)Key
幼少期から音楽教室でピアノと作曲を学び、ニューヨーク留学をきっかけにジャズの洗礼を受けたジャズピアニスト。
フランク・シナトラコール・ポータージョージ・ガーシュウィンらの影響を受けており、浅草ジャズコンテストのボーカル部門でグランプリを受賞した経験を持つ。
大橋トリオ小林私TOMOOのサポートや音源制作にも携わるなど、バンド外でも活発に活動している。

簡潔な来歴

Bialystocksは、甫木元空が監督した映画「はるねこ」(青山真治プロデュース)の生演奏上映会をきっかけに結成されました。
「その日は劇伴を再演するだけの企画だったんですけど、せっかくだったらこのバンドのオリジナル曲を作ってみようということになった」と甫木元が語るように、偶発的な出会いから始まったバンドです。

インディーズアルバム「ビアリストックス」発表後に現在の2人編成に移行。
バンド名は菊池が「全台詞記憶するほど観た」と語る映画「プロデューサーズ」の主人公の名前に由来しています。

Spotifyの次世代アーティスト10組を紹介するプログラム「RADAR: Early Noise 2022」に選出されたことで注目が一気に加速し、同年ポニーキャニオン内のレーベルIRORI Recordsよりアルバム「Quicksand」でメジャーデビューを果たします。

メジャーデビュー後の初ワンマンライブ「第一回単独公演 於:大手町三井ホール」は即日ソールドアウトを達成。
その後、ドラマ・映画・CMとタイアップを積み重ねながら「幸せのまわり道」「差し色」などで新しいリスナー層を次々と開拓し、全国ツアー会場も拡大の一途をたどっています。

アルバム「Songs for the Cryptids」リリース後は全国7箇所のリリースツアー、続く「Bialystocks 二人編成ツアー2025」では全国19箇所を回り、うち13会場でソールドアウト。
2026年7月には日本武道館単独公演の開催が発表されました。

HP、SNS等

Bialystocks 公式サイト
Bialystocks 公式X
Bialystocks 公式Instagram
Bialystocks 公式YouTube
Bialystocks Wikipedia

Bialystocks おすすめ曲

差し色

テレビ東京系ドラマ「先生のおとりよせ」のエンディングテーマとして起用され、Bialystocksの名を広く知らしめた代表曲のひとつです。
キリンビバレッジ「生茶」のCMソングとしても長く起用されており、鈴木亮平が出演するCMで耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
甫木元が亡き映画監督の師・青山真治への想いを込めながら綴った歌詞と、甫木元自身が監督したMVが合わさった、Bialystocksの本質がぎゅっと詰まった楽曲です。

灯台

音楽プロデューサー蔦谷好位置がテレビ朝日系「EIGHT-JAM」の2022年版年間ベスト10で2位にも選出し、Bialystocksの高い評価を音楽業界に知らしめた一曲です。
旅立つ人と残される人、出会いと別れが繰り返される時間の波止場を灯台に例えた詩的な歌詞は、甫木元ならではの映像的な感性が凝縮されています。
ラスサビから潔くふっと終わる静かな余韻まで、3分に満たない短い楽曲の中に宇宙のような奥行きがあります。
まだBialystocksを知らない人にまず届けたい、バンドの代名詞的な名曲です。

幸せのまわり道

テレビ東京系ドラマ「きのう何食べた? Season2」のエンディングテーマとして起用された楽曲で、ドラマの温もりとぴったり寄り添う穏やかな名曲です。
「あなたとただ いれたらいい このままで」という願いのような歌詞が、ドラマの主人公たちの日常と重なり、多くの視聴者の心を静かに揺さぶりました。
フォークのような素朴さとジャズのような洗練が共存する、Bialystocksのサウンドの魅力を最もわかりやすく体感できる楽曲のひとつです。

Upon You

甫木元がMV監督を務めた楽曲で、メジャーアルバム「Quicksand」のリード曲として全国40局以上のラジオでパワープレイに選ばれた作品です。
英語タイトルが示すとおり、どこかインターナショナルな空気感を持ちながらも、日本語の歌詞が持つ独特の余白感と美しさが共存しています。
Bialystocksの音楽が「普遍的でありながら先鋭的」と評される理由を最も感じやすい楽曲です。

言伝

TVアニメ「違国日記」のエンディングテーマとして書き下ろされた楽曲で、Bialystocksが近年ますます存在感を増していることを示す最新作のひとつです。
これまでの楽曲とも一貫したBialystocksのフォーキーで温かい世界観を持ちながら、さらに研ぎ澄まされた表現が感じられる意欲作。
ここから聴き始めて過去の楽曲を遡るという楽しみ方も、新しいリスナーには大いにおすすめです。

Bialystocks まとめ

映画監督とジャズピアニストという異質なふたりが偶然出会い、映画の生演奏上映会をきっかけに作り始めた音楽——Bialystocksの出発点はとても小さくてプライベートなものでした。
しかしその音楽は、日常の何気ないひとコマをすくいとる詩と、ジャンルを軽々と横断するサウンドアレンジによって、聴く人の心にするりと入り込む力を持っています。

「普遍的であると同時に先鋭的」というのは単なる修辞ではなく、フォーク・ジャズ・ソウル・ポップを自在に行き来しながらも、どの楽曲もBialystocksにしかできない音楽として着地している事実を的確に表しています。
ドラマタイアップやCMソングによって新たなリスナーに届くたびに、その音楽の奥深さで人々を驚かせてきたバンドです。

まずは「差し色」や「灯台」から聴いてみてください。
「幸せのまわり道」「Upon You」「言伝」と聴き進めるうちに、気づけばBialystocksの世界の虜になっているはずです。
2026年7月には日本武道館公演も控えており、これからますます注目が集まることは間違いありません。

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