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島津亜矢(しまづあや)は、熊本県出身の女性演歌歌手です。
幼少期から数々のコンテストでグランプリを独占し、6歳ですでに出場回数が100本を超えたとされる「えん歌の申し子」として、15歳でプロデビューを果たします。
演歌の正統派として紅白歌合戦に6回出場する一方、YOASOBI、米津玄師、Ado、中島みゆき、アレサ・フランクリンまでをも島津節で歌い上げるカバーアルバム「SINGER」シリーズは、「演歌を歌わないコンサート」とともに、世代を超えた新たなファン層を開拓しています。
この記事では、デビュー40周年を迎えた島津亜矢のプロフィール・来歴・おすすめ楽曲をご紹介します。
島津亜矢
島津亜矢 紹介
島津亜矢は、熊本県鹿本郡植木町(現・熊本市北区)出身の演歌歌手です。
作曲家・高木東六に「末恐ろしい!」と言わしめ、NHKのオーディションを最高得点で合格した天性の歌声の持ち主は、浪曲師・二葉百合子に師事し、同じく二葉門下生の原田悠里・坂本冬美・藤あや子・石原詢子らと「二葉組」と呼ばれる仲間でもあります。
「息絶えるまで、歌い続ける」というポリシーのもと、演歌の枠にとどまらずジャンルを超越した「SINGER」として年々その表現の幅を広げています。
演歌歌手でありながら、「夜に駆ける」「Lemon」「GLAMOROUS SKY」「I WILL ALWAYS LOVE YOU」まで完全に自分の歌にしてしまう圧倒的な歌唱力と表現力が最大の武器です。
簡潔な来歴
島津亜矢は幼少期から「家族そろって歌合戦」など多数の歌謡コンテストに出場し、小学生時代にはテレビ熊本でレギュラーコーナーを担当するという異例の経歴を持ちます。
14歳で故郷を離れて作詞家・星野哲郎に弟子入りし、翌年に「袴をはいた渡り鳥」でプロデビュー。
当時藤山一郎が「日本の演歌の財産だ」と語ったと伝わるほどの高評価でスタートしたキャリアは、しかしすぐには順風満帆ではなく、事務所移籍のため一時的に歌手活動を停止するという試練も経験します。
再始動後に発表した「愛染かつらをもう一度」が30万枚を超えるヒットとなり、演歌歌手としての地位を確立。
TBSラジオ「歌うヘッドライト」のパーソナリティを4年以上務め、「感謝状〜母へのメッセージ〜」でNHK紅白歌合戦に初出場を果たします。
デビュー20周年記念作として発表した「大器晩成」は第38回日本作詩大賞を受賞し、代表曲のひとつとなりました。
転換点となったのは2015年末の第66回NHK紅白歌合戦での「帰らんちゃよか」の歌唱で、この圧巻のパフォーマンスを見たマキタスポーツが「歌怪獣」と命名してSNSで発信したことにより、演歌以外のリスナー層へと急速に名前が広まります。
演歌を歌わないカバーアルバム「SINGER」シリーズは現在第9弾まで発売、「AYA Shimazu」名義でアトランティック・ジャパンより全世界デビューが決定するなど、デビュー40周年を迎えた今も進化し続けています。
HP、SNS等
島津亜矢 公式サイト
島津亜矢 公式YouTube(歌怪獣チャンネル)
島津亜矢 公式Instagram
島津亜矢 公式ブログ
島津亜矢 Wikipedia
島津亜矢 おすすめ曲
帰らんちゃよか
「帰らんちゃよか(帰らなくていいよ)」という熊本・肥後の方言が持つ温かさを軸に、故郷の土地と人への深い愛着を歌った楽曲です。
方言ならではの独特のイントネーションと、島津亜矢の歌声の持つ温もりが完璧に融合しており、「ただいま」「帰りたい」という感情を呼び起こす普遍的な力があります。
2015年末の第66回NHK紅白歌合戦での歌唱が「歌怪獣」命名のきっかけとなった、島津の代名詞ともいえる一曲です。
感謝状〜母へのメッセージ〜
「感謝状」という言葉のとおり、人生をかけて育ててくれた母親へ、娘からの感謝をまっすぐに伝えた楽曲です。
日本人なら誰もが抱く「母への感謝と後悔」をテーマに、硬派な演歌の表現で仕上げたこの楽曲は、島津亜矢の歌声に乗るとメロドラマ的な過剰さは一切なく、日常の小さな積み重ねの中にある「親への感謝」がリアルな輪郭を持って聴こえてきます。
母の日・敬老の日はもちろん、一年中聴かれ続ける演歌の定番曲のひとつです。
大器晩成
作詞・星野哲郎(師匠でもある)、作曲・原譲二(北島三郎)という演歌界最高峰の制作陣による、島津亜矢のデビュー20周年を飾る楽曲です。
第38回日本作詩大賞を受賞したこの楽曲は、「焦らずとも、いつか大きな花が咲く」というメッセージを持ち、「自分が主人公になって歌いたくなる人生援歌」と本人が語っています。
人生の道半ばで壁に当たったすべての人の背中を押す力強い歌詞は、演歌の文法を超えて幅広い世代に届き、ファン投票でも上位に選ばれ続ける人気曲です。
心
演歌ファンのみならず、幅広い層から支持を集める島津亜矢のオリジナル楽曲のひとつです。
「心」というシンプルなタイトルが示すとおり、人と人とがつながることの意味、感謝、そして生きていることの喜びが、島津亜矢の声ならではの温もりで表現されています。
コンサートの場でも多くのファンが待ち望む楽曲です。
愛染かつらをもう一度
活動休止から復帰した後にリリースされ、30万枚を超えるヒットとなった、島津亜矢の復活を告げた楽曲です。
戦前の名作映画「愛染かつら」の世界観を受け継ぎながら、純愛と別れの切なさを演歌ならではの情念で描いています。
一時の活動停止という苦境を乗り越え、この楽曲で再び演歌シーンに戻ってきた島津亜矢にとって、単なるヒット曲を超えた「再出発の証」でもある特別な一曲です。
島津亜矢 まとめ
島津亜矢は、「息絶えるまで、歌い続ける」という言葉を40年以上にわたってただ実践し続けてきた歌手です。
6歳でコンテスト100本超え、14歳で星野哲郎への弟子入り、15歳でプロデビュー、一時活動停止という挫折、復活と紅白初出場、「歌怪獣」命名によるSNSバズ、SINGERシリーズのカバーアルバム、「AYA Shimazu」名義での全世界デビュー。
その歩みは、一本の筋として「歌の力を信じる」ということに貫かれています。
演歌・浪曲・J-POP・洋楽・ロック——ジャンルを問わずに「自分の歌」にしてしまう力は、星野哲郎・二葉百合子という日本最高峰の師匠から受け継いだ芸の深さと、40年間積み重ねてきた場数の産物です。
「帰らんちゃよか」で故郷を思い、「感謝状〜母へのメッセージ〜」で親への感謝を感じ、「大器晩成」で背中を押してもらい、「心」でつながりを実感し、「夜に駆ける」で歌怪獣の真の実力に震える。
どこから入っても、島津亜矢の音楽はあなたに何かを残します。
まずは「帰らんちゃよか」か「夜に駆ける」のカバーから、その歌声に触れてみてください。


