※画像はこちらからお借りしました。
BAAD(バード)は、1992年に結成された日本のロックバンドです。
当時大人気だったZARDらと同じ時期にビーイング系に所属し脚光を浴びましたが、同社の慣例である織田哲郎・栗林誠一郎らプロデューサー陣からの楽曲提供は受けずにメンバー自身が楽曲を書き続けたという点で異色の存在でもありました。
またデビューから約7年で解散しましたが、「君が好きだと叫びたい」はカラオケの定番として今も歌われ続けています。
さらに近年は映画「THE FIRST SLAM DUNK」公開に合わせ、楽曲への注目が再び集まっているのです。
この記事では、BAADのプロフィール・来歴・おすすめ楽曲をまとめてご紹介します。
BAAD
メンバー紹介
山田恭二(Vo) BAADのメインボーカルであり、作詞を担当した初代ボーカルです。
「君が好きだと叫びたい」の作詞も担当しており、あのシンプルで力強い歌詞を生み出した人物です。
BAADの全盛期を支えたフロントマンで、2023年の再始動でも山田と大田の2人として表舞台に立っています。
大田紳一郎(Gt / Vo) ギター・コーラス・作詞・作曲を担当したバンドの音楽的な核。
BAADの楽曲における作曲の多くを担い、バンドのサウンドの個性を形成しました。
解散後はdoaのメンバーとして活動しており、B’zのツアーサポートメンバーを務めた経験も持っています。
小林正道(Ba) ベースを担当した創設メンバー。
バンドの安定したリズムセクションを支えた存在で、2023年の再始動においてはコメント発表など裏方としての参加となっています。
また、ドラムおよび作詞を担当した創設メンバーの新井康徳(Dr)は、約30年ぶりのバンド再会となった2023年5月18日のイベントに参加することを強く希望し治療に専念していましたが、同月22日に55歳で逝去しました。
バンドの礎を支え続けたドラマーとして、永遠に記憶されています。
簡潔な来歴
BAADは1992年、プロデューサーの長戸大幸によって声がかかった山田恭二と大田紳一郎を中心に、小林正道・新井康徳の4人で結成されました。
翌1993年に「どんな時でも Hold Me Tight」でZAIN RECORDSよりデビュー。
同年12月にリリースした「君が好きだと叫びたい」が、テレビ朝日系アニメ「SLAM DUNK」のオープニングテーマとして採用されると大ヒット。
ビーイング系の同期バンドの中でも独自のポジションを占める存在となりました。
その後も「ドラゴンボールGT」フランチャイズとも関わりを持つなど、アニメとの縁が続きます。
レコード会社もZAIN RECORDSから日本コロムビア内のBeat reCレーベルへ移籍しましたが、1999年に惜しまれつつ解散しました。
活動期間の約6年でシングル10枚、アルバム3枚をリリース。 解散後は大田がdoaを結成するなど各メンバーが別々の道を歩む中、デビュー30周年を迎えた2023年に第1期メンバーで再始動を発表。
しかし山田・大田が表舞台での活動を再開した同年5月22日、ドラムの新井が55歳で逝去。
現在は山田と大田の2人が公式Xなどで活動情報を発信し続けており、サブスクリプションサービスでも楽曲が解禁されています。
HP、SNS等
BAAD 公式サイト
BAAD 公式YouTube(Topic)
BAAD 公式X
BAAD Wikipedia
BAAD おすすめ曲
君が好きだと叫びたい
テレビ朝日系アニメ「SLAM DUNK」のオープニングテーマとして採用され、BAADの名を全国に届けた最大の代表曲です。
疾走感あるロックサウンドが、バスケットボールアニメの世界観と完璧に呼応しています。
映画「THE FIRST SLAM DUNK」の公開をきっかけにサブスク再生数が急増し、30年以上の時を超えて新たなリスナーにも届き続けているという事実が、楽曲の普遍的な力を示しています。
どんな時でも Hold Me Tight
BAADのデビューシングルで、バンドの原点となった楽曲です。
「どんな状況でも、そばにいてほしい」という感情を、ストレートなロックサウンドで届けるシンプルな楽曲構造は、後の「君が好きだと叫びたい」に通じる山田恭二の作詞センスがすでに色濃く出ています。
ビーイング系の人気バンドがひしめく90年代初頭に、同じ事務所でありながら独自の楽曲制作スタイルを貫いて世に出た記念すべき1曲であり、BAADの出発点を知るうえで欠かせない作品です。
君はマニュアル通りには動かない
一筋縄ではいかない恋愛の不思議と焦れったさを、BAADらしい疾走感で描いた楽曲です。
「マニュアル通りには動かない」相手に翻弄されながらも、それゆえに深みにはまっていく感情の流れが丁寧に表現されています。
BAADの恋愛観の多様な側面を体感でき、世界観の幅がより鮮明に見えてくる一曲です。
愛したい愛せない
デビューシングルと同時期にリリースされた楽曲で、「愛したいのに愛せない」という複雑な感情を率直な言葉で綴ったロックナンバーです。
バンドの初期の勢いと、作品の幅広さを感じることができます。
BAADの初期楽曲群の中でも、バンドがレーベルが持つブランド力の枠に収まりきらないエネルギーを持っていたことを体感できる一曲です。
抱きしめたいもう一度
BAADのシングル作品の中でも、ボーカルの感情表現が際立つバラードです。
後悔と未練の感情が山田の声の力を借りてダイレクトに届いてくる楽曲で、90年代の邦楽バラードの中でも完成度の高さで知られています。
静かに感情を積み上げていくこの楽曲は、BAADというバンドの奥行きをよく表されている作品です。
BAAD まとめ
BAADは、「最上級のBAD」という名前を背負い、ビーイング系全盛の90年代に独自の楽曲制作スタイルで存在感を放ったバンドです。
「君が好きだと叫びたい」が世代を超えて愛され続けていることはもちろん、「どんな時でも Hold Me Tight」「素直な気持ち」「愛したい愛せない」「抱きしめたいもう一度」と、ラインナップを見ればBAADがバラエティ豊かな楽曲群を持つバンドだったことがわかります。
2022年の映画「THE FIRST SLAM DUNK」公開をきっかけに「君が好きだと叫びたい」が再び注目を集め、サブスク解禁によって新世代のリスナーにも楽曲が届くようになりました。
2023年に約30年ぶりの再始動を発表しましたが、その直後にドラムの新井康徳が逝去したという悲しい知らせ もありました。
現在は山田恭二と大田紳一郎の2人が公式Xや公式サイトを通じてBAADの歴史と楽曲を伝え続けています。
「スラムダンクの曲」という文脈でBAADを知った方も、まずサブスクや公式チャンネルで代表曲を聴いてみてください。
「君が好きだと叫びたい」の向こう側にある、BAADの豊かな楽曲世界が待っています。



